先日、といってもだいぶ前なんだけど、伊東深水展に行ってきました。
彼は私がめっちゃ好きな画家の一人。美人画といえば伊東深水か竹久夢二かって言うくらい大好き。
小さいときに何かで見た『指』という作品がかなりインパクトが強く、大好きな絵になったんだけど、その絵の実物を見られるということでかなり興奮。
入り口正面に、照明暗めでほんのりとした明かりの中で見る実寸の『指』はかなり迫力があって、綺麗で、生々しくて、艶かしくて、哀しかった。
モデルは深水の妻の好子。
黒の紗の着物を素肌に身にまとい、薬指に嵌めた指輪を眺める姿。
幸せだったのかもしれないけど、どこか寂しそうな表情でなんとなく胸が締め付けられる。
後ろには白い夜顔が描かれ、足元の鼻緒は青色。
白い素肌が透けているところがすごく、艶かしい。
ぐっと抑えた色彩で、ぼかしを多用していて、白粉の香が漂ってきそうな雰囲気のある作品。
本当に大好きな絵。
でも、この絵を見つめ続けていたらなんか不安定な気持ちになるのも確か。
それだけの絵を描けるっていうのはすごいことだけど。
深水は着物姿だけじゃなくて洋服姿の女性や、ストリップショーの様子なんかも描いている。
でも、彼の描く女性にはどことなく共通点があるように思う。
弱いだけじゃなくてしっかり生活しているようなそんな感じ。
だから余計に惹かれるのかもしれない。
彼の中での美しさの基準って言うのは当時の美人画作家たちの中ではちょっと異色だったんじゃないかなぁ。
竹久夢二の描く美人とは決定的に違う。
ぜひごらんあれ。
彼は私がめっちゃ好きな画家の一人。美人画といえば伊東深水か竹久夢二かって言うくらい大好き。
小さいときに何かで見た『指』という作品がかなりインパクトが強く、大好きな絵になったんだけど、その絵の実物を見られるということでかなり興奮。
入り口正面に、照明暗めでほんのりとした明かりの中で見る実寸の『指』はかなり迫力があって、綺麗で、生々しくて、艶かしくて、哀しかった。
モデルは深水の妻の好子。
黒の紗の着物を素肌に身にまとい、薬指に嵌めた指輪を眺める姿。
幸せだったのかもしれないけど、どこか寂しそうな表情でなんとなく胸が締め付けられる。
後ろには白い夜顔が描かれ、足元の鼻緒は青色。
白い素肌が透けているところがすごく、艶かしい。
ぐっと抑えた色彩で、ぼかしを多用していて、白粉の香が漂ってきそうな雰囲気のある作品。
本当に大好きな絵。
でも、この絵を見つめ続けていたらなんか不安定な気持ちになるのも確か。
それだけの絵を描けるっていうのはすごいことだけど。
深水は着物姿だけじゃなくて洋服姿の女性や、ストリップショーの様子なんかも描いている。
でも、彼の描く女性にはどことなく共通点があるように思う。
弱いだけじゃなくてしっかり生活しているようなそんな感じ。
だから余計に惹かれるのかもしれない。
彼の中での美しさの基準って言うのは当時の美人画作家たちの中ではちょっと異色だったんじゃないかなぁ。
竹久夢二の描く美人とは決定的に違う。
ぜひごらんあれ。