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JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

JUN SOUNDSYSTEMの音楽活動ブログ。自作曲、YOU TUBE、好きな音楽、お酒、旅、ダイエットなどなど。

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】岡村靖幸/ビジネス

2020-11-30 16:38:34 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
岡村靖幸/ビジネス


2005年当時、岡村ちゃん以外何を聴いても虚しくなって停止ボタンを押してしまう奇病を発症しました。
とにかく手に入る音源を全て手に入れて、それらを貪るように聴き尽くした後、あと五年は新曲が聴けないと
気付いた時のあの脱力感。当の本人が塀の中にいた当時は、どうしようもなかったのですが、薬物による逮捕が、
自分にとって「岡村靖幸の音楽を聴いてみよう」と思わせる最初の動機だったのもあるので、そこは諦めるしかないですね。

岡村靖幸 adventure Self Remix Ver


個人的には、バラードはあまり好きじゃなくて、オルタナティヴ・へヴィ・ ファンク!とでも言えそうなチューンが大好物です。
ちょうど通勤と同じくらいの収録時間なのも手伝って、毎朝仕事へ向かうテンションを無理やりあげる為に重宝しました。
DVDを見て感じましたが、ライヴをそのまま切り取ったかのようなアッパー感。詞曲編曲全て手がけた彼の一人の世界は
やはりセルフリミックスによって一番生きます!

※現在、Spotify等にもビジネスは配信されていない様子。音源もYou tubeにもほとんどないですね。ネットオークションでも
高騰してますね。内容は、個人的にはオリジナルアルバムにならぶ内容のミニアルバムだと思っていますので、見つけたらぜひ。


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】あふりらんぽ/Urusa in japan

2020-11-30 15:38:04 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
あふりらんぽ/Urusa in japan  Afrirampo/Urusa in japan


このキッカケ多いなぁ・・・と思いつつ、もはや定例と化してますが、音楽チャンネルで初めて彼女達の
プロモを見たとき、子供の頃見た「ハウス」っていう映画(大林宣彦監督作)と同じようなショックを受けました。

自分にとって「ハウス」は長期間トラウマだったのですが、言いようのない不快感とホラーというよりもグロ趣味。
サイケデリックとかアシッド感なんていうと言い得てるかなとは思うのですが、とにかく何も知らずに、子供時代に
見ると脳裏にこびり付くような映画です・・・。

House (Hausu) Trailer - Subtitled (Nobuhiko Obayashi, 1977)



一方こちらは二人の女の子がドラムとギター で、演奏しながら、はしゃぐ姿は可愛くもあるし見入ってしまうのだけど、
そこには触れるとヤバそうな毒気がプンプン漂ってる。何か真性で病的な「危険さ」を感じたから「ハウス」がフラッシュバック
したのかなと思います。
                          
Afrirampo - Afrirampo


         
まぁ、とりあえず見終わって疑問符に苛まれながらも、バンド名は覚えたので色々ウェブで調べるとソニックユース
お気に入りのバンドだということ、関西人二人組で成人になるかならないかの若い女の子だということ、ライヴでも
その演奏の凄さと強烈なパフォーマンスが噂になっているということ、等々、興味深い情報が色々分かって、
かつ日本のバンドで面白さを感じてしまうと、「身近で好きな音楽が鳴ってる!」と嬉しくなってしまう癖も手伝って、
早速買いに行きました。

Sonic Youth - Kool Thing (Official Music Video)


初めて見た当時も十分センセーショナルでしたが、なんかその後フジロックフェスティバルにも出演するわ、海外を
回るわでびっくりしました。日本のアーティストをピックアップして自分のレーベル「Tradik」から世界へCDをリリース
しているジョン・ゾーンという日本オタクな人がいるのですが(灰野敬二、フリクション、Ni Hao!もリリースされてます。
総じてノイズ・アヴァンギャルド色が強いレーベル。) 

Keiji Haino (灰野敬二) - Tenshi no Gijinka (1995)


Ni Hao! - Marvelous (Full Album) (2011)



彼が「あふりらんぽ」の才能を見初め、今作とは別の新録作品「KORE GA MAYAKU DA」で、海外デビューさせたのも
大きいのでしょう。




まさに目を見張る活躍。詳しいセールス枚数とかは把握してないですが、フェイバリットに挙げるミュージシャンの
多さからすると(ヴィンセント・ギャロ、アンダーワールド等)、むしろ日本より評価されてるんじゃないかな。
国際的な人気と言っても過言じゃないと思います。
                          
と、前置きが長くなりましたが、肝心の中身です。曲目リストを見ていただくと分かるのですが 言葉の選び方というか、
題名の付け方のセンスが尋常じゃないですよね。曲もセッションの延長なんだか、既成概念に捕われてないっていうか、
何しろ面白い。一発録りしたようなエッヂと熱気があるにしては、二人の掛け合いも見事に息がバッチリだし、
このハチャメチャのやりたい放題ぶりも、ほんと末恐ろしいです。曲によっては祭囃子のようだったりするのですが、
GoGo!7188や椎名林檎(東京事変)のように意図的に和を演出しようとしてるものとは根本的に違うし、基本にあるのは
オルタナティヴ・ロックやハードコア。ロカビリーやサーフ・ ロックのようなリフが出てくるのもニヤっとしてしまいます。

Afrirampo - Artbreakou | Live | Moshcam


リズム感覚はロック的というより民族楽器の佇まいさえ感じさせるかな。そして全編に浮ぶのは無邪気に楽器と戯れてるよう
なのに狂気を感じさせる「おてんば」な女の子の姿。そのフォーマット、おおよそオーヴァー・ダヴィングやサポート演奏も
なしであろう、たった二人の世界。話によると彼女達はインディーズ時代、大阪城の近くで路上セッションをしてて、
女子高生とは思えない演奏で名を馳せていた模様。ベースなしのドラムとギターだけで、ここまでの高揚感を感じさせてくれる
「キレた演奏」は、個人的にホワイト・ストライプスを思い出しました。

【祝再結成】あふりらんぽ - あかんこのまま帰さない


Blue Orchid/Party Of Special Things To Do | The White Stripes | From The Basement


彼女達の「言語感覚」、「ドストレートなぶっとんだ感性」、「ノイズ・ジャンキー」なサウンドについていける人ならば、
新しい「ロック」を感じさせてくれる事うけあいです。
                          
特に少年ナイフ、ソニックユース、ビキニキル好きな人に、おすすめ。キワモノ扱いせず、狂気地味た可愛さをぜひ。



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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】ゆらゆら帝国/Sweet spot

2020-11-30 15:06:20 | 名盤紹介

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ゆらゆら帝国/Sweet spot



やっぱり2005年春の野音フリーライヴが忘れられません。まさに異空間。思い出は美化されるというけど、
あのドロドロなのに、やたらカラフルな光景は未だに目に焼き付いています。

ゆらゆら帝国(Yura Yura Teikoku) - ザ・コミュニケーション(The Communication) (Live at 日比谷野外音楽堂)


「この作品は大人しすぎる」なんて意見もありますけど、耳を劈くファズ・ギター全開のガレージサイケ・ロックンロールや、
時にジャズまでも飲み込んだ曲、バーストした篳篥(ひちりき)のような音が奏でる単一リフ多用のストーナー的な曲、
彼らの幅広さ、キャリア、表現への貪欲な姿勢や、音楽への飽くなき追及心をたっぷり楽しめました。

ゆらゆら帝国 『2005年世界旅行』(2005nen Sekai Ryokou)


急所


メジャーレーベル移籍後の第一弾のアルバムですが、なんだか少し垢抜けたというか、地下から顔を出してこっちを
チラ見してる ような、今まであったアングラ臭を、あまり感じなくなったのは気のせいでしょうか。

ライヴを見たことで親近感が沸いて るのかもしれません。相変わらずカルトなグループサウンズのようなアクの強さと
毒素を残しつつも、面白い音色、シュールかつ悪夢のようなのに心に響く歌詞。

決してポップに走るでもなく、アヴァンに傾倒するでもなく独特のスタンスを今作も取っていますが、今までの作品より
聴きやすく感じます。また彼らの作品には外れがないし、ときに理解に苦しむ瞬間もあれど、それは聴き手である自分が
作り手のセンスに追いついていないだけなのかもしれないとも思える。

ゆらゆら帝国(Yura Yura Teikoku) - ソフトに死んでいる(Soft Death) (Live at 日比谷野外音楽堂)

                        
ゆらゆら帝国の進化に少しでも、併走できるように様々な音楽を聴く。「進化」ってものの定義や説明も僕は全然出来ないし、
音楽だけ聴き まくっていれば「成長」出来るなら、それほど楽な事もないとは思うのですが、結果的に彼らの音楽を最大限に
楽しむ唯一の方法に他ならないとも思います。

はっきり断言してしまうと、ここまで信頼をおけた国内バンドは、当時の僕に彼ら以外いなかった。
自分の話で恐縮ですが、海外のアーティストに比べると、国内のアー ティストで好きなものを探すのは本当に難儀。
それは、歌詞や世界観がダイレクトに「共有言語」がゆえ伝わってきてしまうからでもあるし(だからこそ深く感動できる
というのもありますが)純粋に音だけの評価というのは下せなくなる。

そんな中で、自分にとって「ゆらゆら帝国」は本当に貴重な存在です。
興味のある方は、バンド名で食わず嫌いせずに、まずはレンタルやストリーミングから始めてみて下さい。


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The faint/Dance macabre

2020-11-30 14:46:42 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
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The faint/Dance macabre  ザ・フェイント/ダンス・マカブレ



アマゾンを知ったばかりの当時、おすすめに沿って試聴していくと、どうにも時代錯誤風な音のバンドに遭遇。
チープというのは言い過ぎだけど、生ドラム+打ち込み+高らかに響くシンセに、時おり入る「いかにも」な効果音。
やや古いバンドかと思いきや、思いっきり現存のUSバンド。ダークな曲調も興味に拍車をかけて、こりゃ面白いと、
記憶に留めていたわけです。(バンド名も覚えやすい) 

Agenda Suicide


と、その矢先に中古店でリーズナブルに発見!これはもう聴く運命と疑わないですよね。
買ってから相当聞き込みましたが、実際カッコいいです!エクスターミネーター以降のプライマルほどリズムや
音作りは凶暴じゃなくてあくまで「機械で音作り」という未知への期待から多くのバンドが手を出したであろう、
あの八十年代の「無機質な」ビートやシンセを活用し、現代のセンスを吹き込んだ新しい「モダン」の形。

The Faint - Glass Danse


当時が最先端を狙っての音作りだったの比べ、こちらは「懐古主義」ではなく、「確信犯的」なんだろうなと思います。
そのトラックにネットリとしたブラーのデーモンにやや似た声のボーカルが乗っかり、やたらマイナーキーの曲を演奏する。
なのに、この 高ぶる気持ちはなんなんだろう!ディスコで煙った打ち込み音にあわせて踊りまくっていた世代の気持ちが
ちょっとだけ分かった気がします。

The Faint - Let the Poison Spill From Your Throat


The Faint - Your Retro Career Melted


アルバム自体もバランス、ポップさ、多彩さ共に個人的に文句なしです!大好き!!


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Jack johnson/In between dreams

2020-11-26 19:00:11 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
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Jack johnson/In between dreams ジャック・ジョンソン/イン・ビトゥイーン・ドリームス

以前から「Flakes」等、有名な曲は知ってはいたのですが、アルバムにまで手を伸ばそうと真剣に
考えてなかったのが正直なところです。でも、彼が敬愛するGラヴ&スペシャル・ソースに提供した 「Rodeo Clown」を聴いて、
心底惚れ込んだところに、丁度このアルバムのリリース。

Jack Johnson and G. Love - Rodeo Clowns


加えて、「Sitting, Waiting,Wishing」のメロウなグルーヴにやられてしまいました。当時、初夏の辺りから
音楽チャンネルではプロモたくさんかかってました。
                           
再生と逆再生を繰り返す不可思議な作りが面白い秀作ビデオです。

Jack Johnson - Sitting Waiting Wishing Forward

※やや音ズレあります。

アルバムを聴いてみると、当初持っていた「ハワイアンやレゲエなどの色の濃い陽気なサーフ・アコースティックだろう」
なんて勝手な先入観は完全に覆りました。もちろん彼の出生がオアフ島であることや、プロのサーファーだった過去、
ビーチでアコギを爪弾いたようなシンプルな音は、総じて「サーフ・ミュージック」と称されるであろう作風ではあるのですが、
時にヒップホップやブルース的アプローチ、内省的なフォーク、そして、もちろんロックやポップスまでも彼の感性という
大きな波で飲み込んだような、そんな印象を受けます。

Jack Johnson - Good People Music Video (HD)


メロディーもキャッチーというよりも、むしろ「美しい」と形容したくなるほどで、彼の少し鼻にかかった声と、感情を直球で
投げないソフトな歌い方、アナログ感のある演奏と相まって、一層その美しさが際立ちます。

例え、どんな汚い部屋にいようと、混雑した電車にいようと、海のない場所に住もうと、このCDの再生ボタンを押せば目の前に
海が広がるようで、それは時に朝焼けの水平線、時に夕焼けの水面のようでもあり、もちろん逆光の眩しい賑やかなビーチの
ようでもあります。陽気だけじゃなく柔らかく重荷にならない程度の辛気が感じられる部分にも惹かれました。

だからこそ安易なムード・ミュージックにありがちな「退屈さ」なんて微塵も感じなかったのかも。

確かインタビューによるとニック・ドレイクも好んで聴いてるってコメントがあったかな。
「そう言われれば・・・」っていうのは少しありますね。元々、サーフィンで大怪我をした際に母親からギターを贈られたのが、
音楽製作のきっかけになったとの事ですが、映画学校を卒業している事もあり、自分でフィルムを制作したりサウンドトラックも
手がけています。

他の誰よりも海とじゃれ合って生きてきた経験と、培われてきた感性が、音楽をまるで「波の音」 のようにナチュラルに
聴かせてくれる、このマジックとも思えるCDを生み出したのでしょうね。外資系猛プッシュ&大ヒットも納得ですし、
海岸をドライヴする際なんかは是が非でも必携したい一枚。

Jack Johnson - Cryin Shame.wmv


Jack Johnson - Never Know (Live)



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