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JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

JUN SOUNDSYSTEMの音楽活動ブログ。自作曲、YOU TUBE、好きな音楽、お酒、旅、ダイエットなどなど。

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Coldplay/X&Y

2020-11-26 18:46:02 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Coldplay/X&Y コールドプレイ/エックス&ワイ



コールドプレイの3rdアルバム。今までの彼らの作品が聴き込むほどに良さが滲み出る作風だったのに対し、
本作は思わぬほど即効性の高いメロディばかりの曲が集まりました。
                        
初めて聴いた時、「こりゃ凄い分かりやすさだ・・・」と妙に関心したのを覚えています。それだけ彼らの「癖」に自分が
慣れたのか、それともさらなるバンドの地位向上の為の作戦か。今までの中で最も名曲オンパレードなアルバムではありますが、
「中毒性」としては、今一歩かな・・・。

不遜なのは承知ですが前2作の突発的な 「うー!聴きたい!」という強迫観念地味た衝動は沸かなかった・・・。
自分が過去より刺激と対抗馬の多い音楽ライフをしているのかなぁと思い上がった気持ちもあるにはあるのですが、
大々的なエレクトロニクスの導入は、軒並み多くのバンドが既にやっていることでもあるし、かつての、あの背筋が
ゾワゾワするような不安な感情より、安心感や暖かみが残る。発売延期を繰り返したのも、バンドが周囲の期待に添えるようと
納得行くまで頑張ったがゆえであろうし、彼らの真面目な性格を表すようですが、僕のようなへそ曲りは、純粋に良いアルバムが
発売されればされたで、もっと暗いか、ぶっ壊れた曲が聴きたいと思ってしまいます・・・。そういうタイプよりも、着実な
良曲生産型のバンドっていうのも分かってるし、 だから好きでもあるのですが、なにしろ好き過ぎて多少感想が混乱気味です。
とにかく大好きな一枚だし、よく聴きました。おしまい。

Coldplay - Speed Of Sound (Official Video)


Coldplay - Talk (Official Video)


Coldplay - Fix You (Official Video)



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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Jeff hanson/Jeff hanson

2020-11-25 19:59:37 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Kill Rock Starが放つエリオットスミスの後釜。Jeff hanson/Jeff hanson ジェフ・ハンソン/ジェフ・ハンソン



エリオット・スミス逝去のショックが癒えぬ中、同じく「Kill Rock Star」によって見出されたアーティストでもある
「ジェフ・ハンソン」の本作を偶然耳にする機会がありました。例えば失恋にしても、飼っていたペットの死だとしても
その「代用」を求める事自体が、悲しみをより深めてしまう結果になるのは良くある事なんですが、店頭の大きいポップに
「エリオット・スミスの再来!!」なんて字が躍ってるのを見ると、商品を売るのに必死なのは分かるけど、今だ引き
ずってる方の身にもなれよ、無神経だなと思いつつ、次の瞬間には「どれどれ」と、手にとってしまったのが本当のところです。
                        
もちろんジェフ・ハンソン自身にはこの逆撫でされた感情に対しての責任は全くないし、店側も「この層に受ける!」と
睨んでのイメージ戦略なんでしょうから、罪はないのは同じ事なんですが、これだけ煽っておいて、いざ聴いてみて
エリオット・スミスに通じる「何か」を感じなかったら、それこそ鼻で笑ってやろうなんて根暗な心持でいました。
                        
響くアコギに、丁寧にコードを奏でるピアノ、確かに伴奏や音色のセレクトはエリオット・スミスを思わせましたが
それは言わば「フォークのスタンダード」とも言える手法でもある。そして、周りの騒音に掻き消されてしまいそうな繊細な
ボーカルに耳をそばだてて見ると、まるでエリオット・スミスの声を早回し再生したような高音ヴォイス。

Jeff Hanson - Now We Know


不意にも最初は、「にんまり」してしまった。でも、耳がその中に溶け込めた時、両性具有とも言えそうなMEWのVoを思わせる声、
そして緩いエフェクトをかけてるようにも思えるほど、丁寧なビブラート。それに地声自体がまさにファルセットとも言える
魅力的な声だと気が付きました。あくまでもメロディをなぞるのは霞んで消えそうな声なのにアコースティックの楽器群の上を
泳いで、まるで切り子ガラスの模様のような際立った存在感がありま す。歌の表現力だけで言うとむしろエリオット・スミスより
長けてるんじゃないかな。ただエリオットの引っ込み思案な声が好きだった自分にとっては、当然「巧さ」だけに惹かれたわけ
ではないし、これは両者を比較する必要もなく「別物」と捕らえた方がいいかと思います。

Jeff Hanson - Welcome here (with lyrics)

                        
実際エリオットは「中期ビートルズ好き!」っていうのを公言してるのもあってその音にも現れていましたが、 こちらは音の
実験性タイプよりも、メロディ探求派のSSWかと思います。彼は元々エモバンドのフロントマンをしてて、 この作品はソロ
転向後二枚目。そう言われればサニーデイ・リアル・エステイトが醸し出してる雰囲気に通じるものを感じるっていうのは
調子良過ぎですかね。あとはJJ72、ニック・ドレイクあたりが浮びます。そして、もちろんエリオットも。
                        
でも、これは「代用」なんかじゃなく列記とした新しい才能です。日本人が好きなメロディ満載の良質なアルバムだと思います。
霜の張った花のようなか弱さも感じますが、そこに秘めたる生命力はすごい。

Jeff Hanson "This Time it WIll"



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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Rufus Wainwright/Want two

2020-11-25 19:37:02 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
ポップとオペラの融合。Rufus wainwright/Want two ルーファス・ウェインライト/ウォント・トゥー



いくら音響技術やアレンジが緻密でも、いざ歌い出したら「あらら・・・」といった感じのアー ティストが多い中
その壮大なオケにも負けずに、見事で魅力的な歌唱力を振るわせたらここまで様になる人もいないんじゃないかって思います。
それは最高音質のヘッドフォンに買い換えたくなるほど。映画出演も果たしたルーファス・ウェインライトの
4枚目のフル・アルバムです。前作あたりから、全体像がより幻想的な彼の好むクラシック寄りな作風にシフトしていった
わけですが、今作では「ポーゼス」でも見せたワールド・ミュージックを思わせるアプローチ等、以前までの彼の
ポップ・センスと融合して最高に好みな作品に仕上がりました。緩やかで伸びやかに女性コーラスと溶け込む、ナルシストとも
取れる耽美な世界。前作から一年間と短いインターバルながら、トータルで見て彼の最高傑作だと思ってます。

Rufus Wainwright - The One You Love


クラシックは 苦手なんて恥かしくて言いたくもないのですが、あの敷居の高さがなく、かつ好みに合うのも、彼の育った
オルタナ以降の時代性と、彼の目指すものはあくまでポップ・ソングであること、そして部屋を真っ暗にしてヘッドフォンで
「レクイエム」を聴いてたというエピ ソードに象徴される青年期の影が感じられるからかと思います。

Peach Trees


優雅で、かつ煌びやか、決して声は高くないのに中性的で、アートワーク通りの中世趣味も手伝って、聴いてるだけで宮殿に
音楽隊を招いた王様にでもなれたかのような至福感の溢れる曲群。そして時に悲しげに愛を歌うナンバー。曲配分のバランスや
抑制の利かせ方も見事だし、無理やりコンセプトを演出するような安易さがない。通常、4作目というと、たいていの
アーティストにとって行き詰まりや過渡期になると思いますが、未だにその才能には底が見えませ ん・・・。
賛辞は多種多様に浮ぶものの「天才」だなんて割り切れるほど、まだ彼の未曾有のセンスを自分が理解出来ているとも
到底思えないです。それにしても、彼の 作品は通してピアノ基調の曲が多いのですが、リリースされた全アルバムを
聞いた印象としては急激というよ り、自然の摂理のようにゆっくりとした変化なので、ライヴで過去の曲と織り交ぜた
セット・リストにしても、過去・現在、双方が引き立つ理想的な形になるんじゃないかなぁ・・・。

あえて言葉数多く複雑に重ねるメロ ディの癖は相変わらずなのですが、突如プツっと曲を終わらせたり、ベースラインの
効いたダンサブルな ビートにストリングス隊を乗せた曲で最後を締めたりと、この人はまだまだ面白いアイディアも
隠し持ってそうなので、その音楽性からは目が離せそうにないです。

Rufus Wainwright - This love affair


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Iron & wine/Our endless numbered days

2020-11-25 19:11:01 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
通好みのサブポップの音楽集団。
Iron & wine/Our endless numbered days アイアン&ワイン/アワー・エンドレス・ナンバード・デイズ



アマゾンで試聴して気に入り購入しました。古くはニルヴァーナ、ポスタル・サーヴィスやザ・シンズ、アルバム・リーフ、
ホット・ホット・ヒートなど良質なアーティストが数多く在籍している(いた)サブポップ。アメリカのインディーズの中では
リスナーからの絶大な信頼と看板の大きさを持ったレーベルであると言えます。
                             
かくいう私も、サブポップにはお気に入りのアーティストが多く、大変お世話になっています。
で、レーベルの話はいいとして、音はと言うと、宅録感溢れるアコースティック・サウンドとアクセントに、バンジョーや
アフリカ系の打楽器が少々。哀愁と倦怠感とが交錯するしみじみした作りになっています。友人や家族が参加しているという
楽器群と、コーラスとが、ほろ苦さを感じさせる歌声のサム・ビーム 氏の紡ぐメロディの骨格を実に上手く際立てていて、
ほんわかしてるようなのに、その実、静かな中にもビリッとしたシリアスさと芯があると思います。ザ・スリルズが
アメリカ西海岸への憧れとイメージで、曲作りをしたとするなら、こちらはフロリダの地元っ子がその現実を鳴らしている
ような、そんな印象を持ちました。個人的にアメリカのアコースティック・ サウンドというと、カントリーや、いかにも大陸系な
メロディを想像してしまいますが、イギリスのトラッドや フォーク・サウンドに通じるウェット感があると思うし、
ニック・ドレイクなんかが好きな人にもいいんじゃないでしょうか。同じような編成のキングス・オブ・コンビニエンスほど
スタイリッシュじゃなく少し無骨さがあると思いますし無理にドラマティックな展開がなく、淡々としたテンションが続くので、
ゆったりと美味しくお酒が飲めそうなお気に入りの一枚です。

Iron & Wine - Cinder and Smoke (Our Endless Numbered Days)


Iron & WIne - On Your Wings (Live at Lowlands)


IRON & WINE "Free Until They Cut Me Down" Track 11 Live at Ace's Basement 2003


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Pennebaker/A new skyline

2020-11-25 17:16:50 | 名盤紹介

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スウェーデンのポップグループ三人組。Pennebaker/A new skyline ペネベイカー/ア・ニュー・スカイライン



例えが強引過ぎるかもしれませんが、音楽を聴いていて結局行き着く到着点は「ポップ」というところなのだろうかと、
ふと思う時があります。アヴァンギャルドや、実験的サウンドが語り継がれる場合、たいていは「芸術的」な面だったり、
かたや「革新的」な面だったりで、一 部のマニアと呼ばれる人からの喝采は受けても一般大衆的には「変な音楽」と
一蹴されてしまう部分があるのも事実なんですよね。
                             
「分かる人が分かればいい」こういう考えもアリだとは思うし、そういう音楽を日々身を削り制作している人たちに
敬意ももちろん感じるのですが、「これ良いね」と、多種多様な人同士が共感し合える曲。これこそが「ポップ」の強みだと
思うんです。音楽の場数をこなし、日々ストライクゾーンを着々と広げている人の感じる「良い音楽」と、人生において
音楽に重きをおいていない人の感じる「良い音楽」 この差というのはもちろん感性の違いでもあるし、一概にあれこれ
言い切れないのですが、その彼らを結ぶ接点こそ「ポッ プ」なんじゃないかと。
                             
人の根底にある「グッドメロディ」を求める心。それには何ら差はないんじゃないだろうか。そ んな分かりきった事を、
今さらながら感じさせてくれるアルバムを紹介したいと思います。(前置きが長い)
                          
彼らはスウェーデンの三人組のバンド。 ベン・フォールズファイヴや、言わずと知れた大作曲家バート・バカラックなどと
比較されてい ますが、ベン・フォールズファイヴほどロック然としていないし、バート・バカラックほどスタンダード・ナンバー調
していません。



                             
ほどよいバランスで老若男女が楽しめるというか、まさにみんなで「良いね」と言える曲ばかりだと思います。
                             
彼らの出身地スウェーデンといえばポップスの最高峰「アバ」を輩出した国でもあり、お国柄というのは言い過ぎかもしれませんが、
そのポップ・センスと、適度にハジけすぎない独特の哀愁は、風土によるところもあるのかもしれませんね。1stアルバムといえど、
主に曲作りを手がけたメンバーはすでに本国では名のあるプロデューサーのようで、時にAOR?と思えるような熟練した緻密な
オトナなアレンジを聴かせてくれま す。意外性はないかも知れませんが、この緩急のついたメロディの素晴らしさ。
これこそまさに人と人との共通カテゴリである「ポップス」というジャンルの音楽のお手本のような作品だなと思います。
ポップスを「売れセン」なんて言葉で片付けて、偏見を持ってる人ほど是非騙されたと思って聞いてみてください。

Pennebaker/Bending the rules



※You tubeに本作の曲が、ほとんど上がっていませんでした。上記が一番のキラー・チューン。ぜひ聴いてみてください。


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