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胴体着陸した全日空機が公開

2007-03-14 23:50:52 | 事件・事故
      (写真は共同通信Web版より)

胴体着陸のボンバルディア機、全日空が公開(朝日新聞) - goo ニュース

 3月14日の筑紫哲也News23によると、ボンバルディアDHC8-Q400機の前輪が出なかったのは、車輪格納庫の蓋を固定するボルトの1本が緩み、それが蓋に引っ掛かって開閉の邪魔をしていたらしい。
 ボルト1本で命取りになる一例だ。
(3月15日のNHK報道によると、ボルトが引っ掛かっていたのではなくボルトとリンク機構の摩擦を軽減する『スリーブ』がはみ出て、蓋の開閉機構の動きを妨げていたらしい。ボルトは無かったという。また、最初から無かったのか、緩んで脱落したのかは、今のところ不明という。これも調査が進めば、スリーブの摩擦痕などで判明するものと思われる。;3月15日朝、追記)

 多くの交通機関の事故がボルトの破損や緩み、はずれなどを要因としている。
ボルトの固定状態は重要なチェック・ポイントだ。
以前に新幹線車輌の、モーターのボルトが脱落したという事故もあった。
三菱自動車のトラックの車輪が外れて母子をひき殺した事件も、ボルトの折損が一次的原因である。二次的(というより、本質的)には三菱の品質管理体制と隠蔽体質がある。

 今回の事故もボルトの“緩み”だけで終わらせず、過去にも「車輪が出ない」事故が多発していることもあるので、ボンバルディア社の品質管理や設計にまで突っ込んだ真相究明に当たって欲しい。
 私たち技術者も、「ボルトの緩みは気の緩み!会社の体質の緩み!」と捉えて設計・製造・品質管理に一層注意を注がなければならない。

以下、asahi.com 引用
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胴体着陸のボンバルディア機、全日空が公開
2007年3月14日(水)23:38

 高知空港に胴体着陸した全日空のボンバルディア機が14日夕、報道関係者に公開された。機体は13日夜から空港内の駐機場に移動されており、調査委の事故調査官2人が調査を続けていた。

 機体は大型ジャッキで持ち上げられ、着陸時に開かなかった格納扉4枚が開かれ、前輪が出ていた。事故調は扉の一部を切り取り、すき間からスコープを差し込んで中を調べたという。

 機首から4メートルほどの位置にある長さ約30センチの交信用アンテナは胴体着陸で地面に接触したため、黒く変色して先端がぎざぎざに折れていた。

 前輪の根元のすぐ後ろには、事故原因を調べる過程で事故調査委員会が取り外した約50センチの長さの穴が開いている。本来グレーの機体下部は、事故の影響で一部茶色に変色していた。
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引用おわり

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