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東京ドームの「遊園地」の遊具から転落死亡事故! 徹底究明を!

2011-01-31 12:55:31 | 事件・事故
2011年1月31日(月) 

 つい先だって明けた2011年の1月も、今日が最終日。

早くも1年の1/12が終わってしまった。

 さて、ニュースでは、サッカーでの優勝の嬉しいニュースと伴に、

東京ドームの「遊園地」【シティアトラクションズ】 で、

「スピニングコースター舞姫」 と称する一種のジェットコースターから

大柄の大人が転落して、死亡したと言う痛ましいニュースがあった。


    東京都文京区の東京ドームシティアトラクションズで、
    走行中のコースターから男性客が転落し、死亡した事故で、
    警視庁捜査1課は31日、業務上過失致死容疑で現場検証する。
     写真は30日午後撮影【時事通信社】
        2011年1月31日(月)09:04


 原因は、今日も現場検証を続けて調査しているとのこと。

安全アームのロック状態がどうであったか? と疑われているが、

それは素人でも考えること。 予断を元にした調査は禁物である。

 本当の原因究明を関係者が協力して真摯に行って頂けるよう期待したい。

 この遊具は、カーブの頂点でカートが回転して遠心力が働く構造に

なっていたようだ。 それがスリルを呼ぶのだろう。


     (Asahi.com 掲載図をコピペ)

 通常のジェットコースターは、幾らスピードが上がろうと、軸回りに

回転しようと、長手方向に360度回転しようと、その回転で与えられる

遠心力は、必ずカートをレール側に押し付ける方向に働くので、下向きで

緊急停止でもしない限り、安全バーが無くても搭乗者が落下することは

あり得ない。 (安全バーは、下向き等で停止した場合の安全措置)

 しかし朝日新聞の図解によれば、この遊具のカートは走行方向とは

関わりなく、S字カーブのコーナーで縦軸を中心として回転するので、

遠心力は搭乗者を外に投げ出す方向に掛かるようである。

下記の 【You Tube】 映像でも、危なっかしい状態が後半見える。

東京ドームシティアトラクションズ スピニングコースター舞姫

  (映像の20秒付近で急回転し、大きな遠心力が掛かる様子が解る)


 「スピニングコースター舞姫」との命名もそこから来ているようだ。

 このような場合は、安全装置が緩んだりすると放り出される可能性が

出てくる。

 「根本的に不安全な遊具」 と言えるのではないだろうか?

 映像を『全画面表示』にして『一時停止』させながら見たところ、

安全アームは肩には掛かっておらず、大腿部を上から押えているだけ

のように見える。

 これでロックがされていなければ、大きな遠心力が掛かった時には、

相対的重量が大きい頭から引き抜かれる形で外部に放り出されるのでは

ないだろうか?



 数年前にも大阪の「エキスポランド」で悲惨な事故があったばかり。

遊具で死亡するなどと言う利用者を裏切る事故は絶対に起こしてはならない。

 詳細な事故原因の究明と安全対策の実施(是正処置)および、

他の遊具にも同様・同種の安全に掛かる問題が無いのかを調査し、問題が

見つかれば事故の未然防止対策を施す必要がある(予防処置)。


 そして、遊具の「構造」が根本的に「運動の法則」から理論的に想定される

安全に反する危険なものであれば(今回の遊具はそれに該当すると私は思う)

それらの遊具は、廃棄され撤去されるべきものと考えるものである。

 (通常の「ジェットコースター」は、上記には該当しないと思う。)


 くれぐれも「女性係員の不注意」 や

 「安全バーのロックの問題」だけに

 “矮小化した解決”で済まさないで欲しい。


     ***************

 上記のような安全に関する意見を「東京ドームシティ アトラクションズ」に
送ろうと思ったら、下記のような不誠実な対応である。

ただいまホームページは閉鎖いたしております。

「スピニングコースター舞姫」事故に伴う東京ドームシティ アトラクションズ営業休止について

-東京ドームシティ アトラクションズ- 


 上のリンクをクリックしたら、短いPDF文書が出てきただけ。

なお、東京ドームシティ 公式サイト へのリンクは、ここをクリック

㈱東京ドーム等関連会社のe-mailは非掲載 代表電話等は下記

株式会社東京ドーム
本社 〒112-8575 東京都文京区後楽1丁目3番61号
電話 03-3811-2111(大代表)
URL http://www.tokyo-dome.jp
設立 1936年12月25日
代表者 代表取締役社長 執行役員 久代 信次
資本金 20億3千8百万円
従業員数 827名 



    コースター転落死で現場検証=警視庁
     (時事通信) 2011年1月31日(月)10:50
    

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安全バー下り切らず? コースター転落死、警視庁が捜査 

 (朝日新聞)       2011年1月31日(月)03:03

 30日午後0時40分ごろ、東京都文京区後楽1丁目の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、コースターに乗っていた来園者の東京都羽村市、会社員倉野内史明さん(34)が地上に転落し、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。体を固定する安全バーが下り切っていなかった可能性があり、警視庁は園側による安全確認が十分だったか、業務上過失致死容疑で捜査している。

 捜査1課やドームシティによると、事故が起きたのは「スピニングコースター舞姫」という乗り物。2人ずつ背中合わせに座った4人乗りのコースターがS字状のレールを下りながら蛇行し、カーブではコースター自体も水平に回転して、遠心力が加わる。最大勾配は30度、最高時速39.6キロという。

 同課によると、倉野内さんはスタートから四つ目のU字カーブで左に曲がっている時に投げ出され、約8メートル下のコンクリート地面に転落した。知人ら3人と乗っていた。

 コースターは、前部の安全バーを1人ずつ自分で下ろして腰付近に密着させ、体を固定する。発車前に従業員がバーを下ろすよう呼びかけ、客1人ずつについてしっかり固定されているかを手で確認する手順になっている。十分に固定できない人は乗せない決まりになっているという。

 発車前の安全確認を担当していた20代のアルバイト女性従業員は警視庁の事情聴取に「バーが下りているように見えたので大丈夫と思った」と話し、手による確認はしなかったと説明しているという。

 捜査1課が事故が起きたコースターを調べたところ、安全バー自体に問題はなかった。倉野内さんは体が大きかったといい、同課は、バーのロックや体の固定が不十分だった疑いがあるとみている。

 ドームシティは事故直後にこのコースターの営業を中止し、午後2時には閉園。31日以降も当面営業を見合わせる。

 この遊園地では、昨年12月5日、走行中のジェットコースター「サンダードルフィン」のボルトが折れて落下し、地上で跳ね返って小学3年の女児(9)の右脇腹に当たり、けがをした。昨年11月29日には、垂直に落下する遊具「タワーハッカー」のモーターの点検をしていた女性作業員が右手を挟まれ、指3本を切断する事故もあった。

     ◇

 〈東京ドームシティアトラクションズ〉 東京ドームや後楽園ホール、温泉施設、ホテルが集まる東京ドームシティ内にある遊園地。2003年4月に「後楽園ゆうえんち」から改名し、開業した。株式会社「東京ドーム」が運営し、ジェットコースターやメリーゴーラウンドなど21のアトラクションのほか、ヒーローショーを開く屋内劇場、ゲームセンターなどの施設がある。乗り物などの延べ利用者数は09年度で約540万人。  



同乗者のロックも確認せず=コースター転落死で現場検証
―東京ドームシティ・警視庁
 

      (時事通信) 2011年1月31日(月)11:03

 東京都文京区の東京ドームシティアトラクションズで、走行中のコースターから男性客が転落し、死亡した事故で、座席の安全確認を担当する女性アルバイト従業員が、同乗者の安全バーについても、ロックされているか手で確かめる作業をしていなかった疑いがあることが31日、捜査関係者への取材で分かった。

 マニュアルには具体的な確認方法が書かれておらず、警視庁捜査1課は同日、業務上過失致死容疑で現場検証し、バーの構造を分析するとともに、従業員らから事情聴取して、ロック状態や確認作業の実態を解明する。

 捜査関係者によると、安全確認を担当していた20代の女性アルバイトは「バーが下りているように見えたので大丈夫と思った。手で押し込んで確認はしなかった」と説明。男性の座席のロックは不十分だったとみられる。

 同乗していた知人は事情聴取に「従業員の口頭だけで、手による確認はなかった」と話しており、同課は女性アルバイトの確認不足だった疑いがあるとみている。

 同遊園地のマニュアルでは、バーが下りているか確認するよう定めているが、具体的な方法は記述されていなかった。
 



コースターから転落死亡=34歳男性、東京ドーム
--- 安全バー不十分か・警視庁
 

      (時事通信) 2011年1月31日(月)01:03
 30日午後0時45分ごろ、東京都文京区後楽の東京ドームシティアトラクションズで、男性従業員から「ジェットコースターから男性客が転落した」と110番があった。警視庁捜査1課によると、会社員倉野内史明さん(34)=羽村市=が病院に搬送されたが、約2時間後に死亡した。

 同課は業務上過失致死の疑いもあるとみて、安全バーのロックが十分だったかを調べている。

 同課によると、事故があったのは「スピニングコースター舞姫」。倉野内さんはコース中盤の急カーブで、高さ7~8メートルから投げ出された。死因は内臓損傷とみられる。

 コースターは急カーブが続く全長約300メートルのレール上を座席が回転しながら走行し、最高速度は時速約40キロに達する。

 定員は4人で、2人ずつ背中合わせに座り、各人の腰1カ所を安全バーでロックする仕組み。ロックは8段階あり、利用者自ら体格に合わせてバーを下ろし、従業員が確認するという。

 規則ではバーを使用できない場合は利用できないとしているが、体重制限はなかった。

 当時、男女2人ずつが乗り、倉野内さんは左前方の席に座ったという。

 調べに、安全確認していた20代の女性アルバイトは「バーが下りているように見えたが、手で押し込んで確認しなかった」と説明。同乗の知人は「すっと飛び出した」と証言したという。

 倉野内さんは大柄な体格で、遊具に破損や故障がないことなどから、同課はバーの固定が不十分だったとみている。 



「お客さまにおわび」=死亡事故で東京ドーム専務(時事通信)
      2011年1月30日(日)19:03

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