じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

大阪桐蔭 東海大大阪仰星

2024-02-18 12:05:46 | 高校ラグビー
※FW
大阪桐蔭:体格はひとり残らずどっしりと分厚い。先月の仰星戦からフロントローを入れ替えた布陣だったがこの日も序盤からスクラム押し込む場面が目立つ。だが前半相手がフランカーを下げてまで1列目の選手を入れて重たさを増やしてきたことにより前半終わり頃のスクラムで高く組んでしまい相手ボールなのに押し込まれてしまう。後半1列目を2人入れ替えセンターの選手をフランカーに廻した事が功を奏したのかスクラムなどFW戦全てにおいて圧倒。後半は常に低く鋭く刺さる。この日も先月同様層の厚さが物をいう。相手のアタックを常に前で止めて自陣深くからなかなか前に出られないようにしたことも光りました。
東海大大阪仰星:この日も大阪桐蔭相手にスクラム劣勢。一列目の選手をひとり増やして一時は優位に立つも相手の層の厚さに後半は圧倒される。やはり今季もここが同校の課題のひとつに見える。だが体格は問題なく今季も全国クラスなため、今後この優劣が是正される可能性は十二分にあるかと思われます。



※BK
大阪桐蔭:この日も展開スピードが前半は物足りなかったが、この日も後半はアタックの鋭さが明らかに増した。原因はFWが前半より低く鋭く束になって突進できたことによりそこでの戦いで前半以上に優位に立てたことによりスクラムハーフの球出しが早くなって見え、それがパススピードアップと全体的な展開の躍動感につながって見えたことなどかと思われます。トップスピードで攻め上がった際にチームとしてサポートが後半はしっかり出来て見えました。BK陣も小柄かそうでないかに関わらずどっしり感はある体格して見えました。両ウイング含めてそうだったのでそのポジションの選手ふたりともライン際で勝負出来、倒れてもタッチに出されず中に入れて継続が出来てました。
東海大大阪仰星:この日も全国レベルの圧にさらされ展開スピードが鈍る。立ったままの展開が目立ったのも気になった。ただ、FW戦で一時的に優位に立った時間帯だけは、例年の同校と同様、出色の鋭い展開ラグビーで、トライまでつなげてました。体格的には大阪桐蔭BK陣と同様なため、こちらもまだまだ進化できるかと思われます。


※大阪桐蔭
先月は昨年同時期に感じた全国制覇の期待感を抱かせるには至っていないように見えたがこの日は後半のBK陣、いやFWも含めて見違えるような動きにその期待感を少しは抱かせる快勝劇を見せる。だが前半は10-0 後半開始早々にな7点返されひとつ違えばどうなってたか分からなかっただけに手放しでは喜べない快勝だったかと思われます。前半一方的に攻め込みながら先月同様スコアメイクできなかった要因は展開の鈍さと上野選手が抜けたこと。後者は一個人の決定力に頼ったラグビーでは全国制覇出来ないため追い求める必要なし。この日の後半のようなラグビーをいかに60分間やり通すかが今後のテーマになってくるかと思われます。ここまで見る限り少なくとも昨年の桐蔭学園のような全国単独本命までの力はなし。ですが優勝候補の一角位の力はあるかと思われます。今季全国単独本命の力を有するとすれば東福岡。そこが、一角、位の力なら、同校6年ぶりの冬の全国制覇に11年ぶりの選抜制覇の期待も出てくるかと思われます。


※東海大大阪仰星
先月は大阪桐蔭相手に0-7の惜敗でしたが今月は後半突き放されて完敗。この日のようなタフな相手にアタックで前にいける力がまだありません。大阪桐蔭相手にFW戦で終始がっぷり戦えるようになれば、アタックでも前にいけるようになり、全国制覇の期待も膨らんでくるかと思われます。