また試写会が当たったので行ってきました。
開場の時、お子さん二人に「行ってらっしゃい~」と言ってるお母さんがいらして、
ああ、お母さんは映画が終わるまで待ってるんだな、と。
で、声をかけてみました。
「チケットがあるんですけど、一緒に見ませんか?」
けげんそうな顔をされたらどうしようかと思ったんですが(笑)
「いいんですか!?」と、とっても喜んで下さいました。
よかった~
実は動物の映画はさけていたんです。
いやね、もうほんとに。だって号泣するから。
でも堺さんが見たかった(笑)
大奥は見逃したんですが、塚原ト全でも堂々と10代の役やってましたよ。
「こわっぱ」って言われてましたよ。40なのに。本当に不思議な役者さんです。
宮崎弁は、耳慣れないイントネーションでしたが、だんだん心地よくなってきました。
宮崎出身の堺さんが共演者にスパルタ指導されたそうで(笑)
今作では、お父さんです。やさしい、でも奥さんを亡くされてすこしさみしいお父さん。
そして、辛い仕事・・・・
淡々と業務につく堺さんの表情は、無表情だけど、いろんな思いがせまってきます。
保護施設の古さ、冷たそうな床。
暖かいベッドと、おいしいご飯があったお家に帰れない子たち。
ひまわりの子犬が凍死してしまったとき、
ああ、死んでいく犬たちのためには暖房なんてつけてあげられないのか・・・という現実に寒気がしました。
もちろん冒頭シーンからすでに涙腺壊れてしまいましたが(笑)
なによりひまわり役のイチの演技がすばらしかった。
神崎を噛んでしまったときの戸惑いの表情なんて、すごすぎる。
神埼の涙にふれて優しい表情に変わる瞬間も必見ですよ。
もうひとつのお気に入りシーンは、お姉ちゃんがスネてしまったので
たった一人でやんちゃなワンコ2頭を散歩につれていって振りまわされてる冬樹くん。
あれはさすがに危ないからやめさせたいけど、めっちゃ可愛いかった(笑)
大げさに「可哀想な動物」を強調して涙をあおるわけではない。
ただ子犬可愛いでしょう?でもなく、心優しいヒトに救われてヨカッタネでもない。
奇跡を起こしたひまわりと神埼。
だけど、その翌日にも、日本中で期限の切れた犬たちは処分されていくわけですよね。
そしてその業務を果たさなければならない人は、もちろん好きで処分しているわけではないですよね。
私は何ができるわけではないから、偉そうなことは何も言えないけれど。
ただひとつ、どうしても気になるのが、
ひまわりに噛まれた神埼が、簡単な手当てで済ませたこと。
そして獣医ですが医者である幼馴染でさえ、包帯巻いて終わりにしてこと。
もちろん、病院に行って訳を話してしまえばひまわりがすぐに処分されてしまうから黙って手当てをしたのはわかる。
わかるけど、「犬に噛まれても普通のケガと同じ」って映画を見た子供たちが解釈しないだろうか。
娘が仕事中に犬に噛まれたときも、感染症が心配でした。
きちんと予防接種をしている飼い犬でも、すぐに病院へ行くべきなのです。
そこのフォローはしてほしかった。
もうひとつ関係ないけど
某動物番組は大嫌いです。
どんなナナの写真を見せても
「うちの(俺の)ナナちゃんはもっと可愛いのに」
と不満げなアホとーちゃん(こら)
でも今回の真ん中の写真は
「(まあまあ)よし」
だって( ̄∇ ̄;)
そりゃあよかったねー(棒)
この真っ白なお腹の毛でもふもふすると最高でっせ