拉致 北朝鮮 

人生楽なら苦はないさ(MUYOxpPRF.)

フルシチョフのスターリン批判

2009年05月31日 | どうでもいい事
Back In The USSR - The Beatles


フルシチョフがいつものように、スターリンが存命中いかに悪政を行っていたかとの演説をぶっこいていました。
スターリンがいかに横暴で、自分に都合のよいだけで国民に害を及ばす政策を無理強いしてきたかを。

聴衆はこれまたいつものように、時の権力者におべっかを使うよう、賞賛の拍手と声援を送っていました。

ところが何かのタイミングで、その賞賛が一瞬遅れてしまい静寂の間がありました。

そこで一人の者の叫ぶ、それまで大勢の出す音に紛れて聞こえなかったヤジが会場に響き渡りました。

「そのとき、お前は何をしていたんだ!」

そこにあったすべてが凍りつきました。
フルシチョフは最初青くなり、そして真っ赤になり、少し間が開いて真っ赤が赤み程度に収まった後にこう叫びました。

「今のは誰が言ったんだ?!」

会場は凍りついたまま、誰一人口を開きません。叫んだ者の隣にいて犯人を知っている者も、それを知らせて得られる利益と後々の不利益を天秤にかけた結果と、そこにいた全員が同じ思いを胸に秘めているとの現実から黙っていました。

顔から赤みが消えたフルシチョフがもう一度、今度は言葉を区切りながらはっきりと大声で言いました。

「今のは、誰が、言ったんだ?」

一度目で答えられなかった聴衆が二度目の問いで答えられるわけがありません。会場は静まりかえったままです。

そこでフルシチョフは満足そうな笑みをうかべてこう言いました。

「そのとき私が何をしていたか?
今の君たちと同じように、下を向いて黙り込んでいたのだよ。」





何かで聞いた、ロシアのアネクドートでした。多少補完に創作部分あり。
見ようによっては、誰に向けた話なのかの解釈が複数になりそうですな。


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