また9月17日が来た。この一年の間に何かあったのだろう

金賢姫の来日ぐらいでしょうか。
たしか世論喚起が目的だなどと言ってましたが、瞬間風速が多少出ただけで、今微風でもいいから吹いているでしょうか？
唯一の成果と言えるのは「金賢姫が北の人間であると認めてしまったポカ」ですが、
これとて喋った「リ・ドンイル」なる人物が北朝鮮を代表しての公式見解だなどとなるわけもなく、当人が行方知れずになれば終わりです。

つ【将軍様の知らないところで、部下が勝手な事を喋った。その者は処分したので終了】

丁度一年前の記憶
奇しくも、９月１７日に：千葉景子・宦官直人

ため息しか出てきません。
「何も起こらなかった」というのが結果なら、「何も起こさなかった。何も起こそうとしなかった。」というのが入り口であり経緯。

過去とのしがらみから脱却するはずの政権交代は、政権停滞と政権混濁を生んだだけでした。

さて、他人に期待するだけの方々は次にどなたを担ぎ上げるのでしょうか。
皆無大臣（←【外務】素で間違えたんです、本当です）が交代となるので、また3ヶ月は何も方針すら決まりません。
そして、自民党内での党首交代があっただけで数ヶ月様子見になる北は、政権与党の交代で半年以上、相手が何かの妥協をしてくるのを待ち構えているだけでした。
そして、その期待が天安の件で裏切られた後の党首交代。いくら何でも期待はしていません。
まして自国の世襲儀式がエラい事になっている現状ではなおさら。

現場に近い人に策がないなどとは言いません。失敗した場合の責任追及が怖くて、奇策は言い出せないのです。
それを言えるようにするのは、指揮官の器の大きさにかかっているのです。

　為せば成る
　為さねば成らぬ何事も
　成らぬは人の為さぬなりけり

　伝 上杉鷹山