【スマホの予知絵】
本城達也、岡田斗司夫、占い師けんけんなど、たつき諒の予知夢漫画に懐疑的……いや、はっきり言って全否定する人は多くいるのですが、そんな懐疑論者たちが全員そろって無視をしているとある事実があるのです。
占い師けんけんは藤子不二雄Aが漫画の中でニートの出現を予言し、望月峯太郎が漫画の中でストーカーの出現を予言したエピソードを紹介しているのですが、実はたつき諒にも似たようなエピソードがあるのです。
たつき諒の〈私が見た未来 完全版〉は「第Ⅰ部 予知夢編」と「第Ⅱ部 ミステリー漫画編」と2部構成になっています。
そして第Ⅱ部のほうに〈ちいさなカラの中〉という作品が収録されているのですが、なんとその中にスマホらしきものが描かれているのです。
なぜ「なんと」なのかといいますと、〈ちいさなカラの中〉が発表されたのはスマホなど影も形もない1983年のことな上、作品の舞台設定が2016年なのです!
これは〈私が見た未来 完全版〉の135ページと136ページに載っています。初めて見る方はさぞや驚かれることでしょう。
(ちなみに〈ちいさなカラの中〉はストーリーがすばらしいので、いきなり135ページからではなく、最初から読むようにしてください)。
この「スマホの予知絵」は人気You Tube、コヤッキースタジオでも紹介された大変有名なエピソードなのですが、懐疑論者たちはことごとく無視を貫いています……。
【たつき諒はスマホの絵を無意識に描いた】
ところで、たつき諒はこの「スマホの予知絵」について、一切言及していません。
コヤッキースタジオなどでとりあげられておそらく知っているとは思われますが、3.11の予言同様、人に言われて初めて気づいたと思われます。
きっとたつき諒は2016年のスマホを無意識に予知し、無意識に漫画の中に描いたのだと思われます。
ウソのようなホントの話です。
【ニートもストーカーも大昔から存在した】
最後に余談を1つ。
占い師けんけんは「藤子不二雄Aはニートを、望月峯太郎はストーカーを漫画の中で予言していた!」などと言っていますが、ニートやストーカーという言葉自体がなかっただけで、ニートやストーカーのような人間は大昔から普通に存在したと思われます。
藤子不二雄Aと望月峯太郎は、そうした人たちを参考にして漫画にしただけなのではないでしょうか……?
【まとめ】
●たつき諒はスマホの登場を予知していた。
●これは有名な話なのだが、なぜか懐疑論者たちは触れようとしない。