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無し

おまけ「あなたも『陰謀論の罠』の嘘暴きに挑戦してみてください」

2024-08-20 09:46:41 | 陰謀論

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【陰謀論の罠】
 「最強の陰謀オタク」を自称する奥菜秀次の傑作(?)〈陰謀論の罠〉。
 
 私はこの中で取り上げられている9.11陰謀論に対するデバンキングを30個ほど取り上げ、掟破りの逆デバンキングをおこなってきました。
 
 しかし、〈陰謀論の罠〉には、私が取り上げていない9.11ネタが、実はまだまだたくさんあるんです(笑)。
 
 しかし、どれもくだらないものばかりなので、時間の無駄と判断し、逆デバンキングはしないことにしました。
 
 そこで懐疑論者の嘘を暴く逆デバンキングに興味がある方は、私が取り上げていない9.11ネタの逆デバンキングに挑戦してみてください。
 
 懐疑論者の巧妙な手口、世の中の裏側などが理解できるようになれると思います。
 

終わりに「元CIA長官の告白『9.11は計画されていた』」

2024-08-20 09:40:21 | 陰謀論

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✳️【9.11陰謀論のつくられ方】
 小さな穴、大きな飛行機ならぬ
 
 大きなテーマ、小さなトリック
 
 「9.11陰謀論」を一言で言えば、こうなるだろう。
 
 これまで、世界の陰謀論をコレクションし、その1つ1つを検証してきた私の目から見ると、「9.11陰謀論」はあまりにも稚拙で、アメリカ政府の陰謀という大きなテーマを扱いながら、トリック自体はじつに小さい。
 
 もともと、陰謀論というのは、それをつくる業者がいる。要するに、陰謀論メーカーである。(中略)
 
 
【陰謀論メーカーの手口を整理してみれば……】
 
 では、ここで、陰謀論メーカーの手口、そのフェイクの手法を整理してみよう。今回の9.11陰謀論では、ざっと数えただけでも、次のような手法が使われていた。
 
 ①証言をトリミングし改竄する。特定少数の証言のみを紹介する。
 
 ②写真・映像の説明を事実と変える。自説に都合のいい物証のみを紹介する。
 
 ③状況が大きく異なる同じ事象について「違う結果が出るのは当たり前だ」と言わず、「同じ結果が出ないのは陰謀だ」と言い張る。
 
 ④事象の背景を説明せず、おどろおどろしく伝える。
 
 ⑤扱うテーマは大きいほど良く、自らの手法は小さな嘘の積み重ね。そうすればインチキがテーマの陰に隠れ見えにくくなる。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈それは奥菜秀次自身のことである〉】
 ③と④は意味がわかりにくいので省くとして、①、②、⑤は奥菜秀次自身に当てはまることは、ここまで読んできた人には言うまでもないと思います。
 
 
✳️(前略)【陰謀論プロモーターたちのよくわからない動機】
 さて、われわれ一般人にとって、9.11陰謀論者の最大の謎は、その動機だ。
 
 前記したように、ホロコースト否定論者からの転向組は新たな反ユダヤ、アメリカの親イスラエル政策へのカウンターを見つけ大喜びしているのだろう。また、陰謀論メーカーと言える人々、たとえばヴォンクライスト氏やエイブリー氏は、自らを強大な権力と戦う勇者のふりをして、じつは完全な確信犯であり愉快犯そのものに思える。
 
 つまり、彼らは企んでいるというよりは、楽しんでいるのではないだろうか?それは、『911ボーイングを捜せ』が突っ込みどころ満載のトンデモDVD、アメリカ版川口浩探検隊であることに象徴されている。ヴォンクライスト氏にいたっては、「おまえの本名はボンクライスト」かと言いたくなるほどの、愉快犯&確信犯のペテン師である。彼らは「炭鉱のカナリア」のふりをした鷺(さぎ)であり、鷽(うそ)にすぎないのだ。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈ひでーじじー〉】
 そういう奥菜秀次(おきなひでじ)こそ、都合の悪い事実を片っ端からオミットする「ひでーじじー」です(笑)。
 
 
✳️【元CIA工作員の書き込み】
 「はじめに」で書いた「9.11真相究明国際会議inTOKYO」でおこなわれた立食形式の懇親会には、パロディで有名なマッド・アマノ氏も来ていた。アマノ氏は、最近公開された映画『ユナイテッド93』『ワールド・トレード・センター』を批判し、この会議に来た人々は真実を知っていると言い、映画を称賛した鳥越俊太郎氏に抗議するつもりだと述べ、拍手を浴びていた。
 
 私はそのとき、新興宗教の集会とか霊感商法の物品即売会もこんな感じなのだろうと思った。『911ボーイングを捜せ』や『ルース・チェンジ』を見たところで真実がわかるわけもない。
 
 「9.11真相究明国際会議」の帰り道、会場にいた人が私を追いかけてきて、なおも必死に陰謀論を私に説いた。そして、「あなたの言い分はミクシィで読めますか?」と聞いた。「私には、彼らの言い分は衝撃的に思えたのですが」と彼らは言った。
 
 そこで、私は答えた。
 
 「ミクシィなんかに頼っているようじゃ、ダメですよ」
 
 この集会後、主催者のきくちゆみ氏のブログを見る機会があったが、それを読んで私は目が点になった。こう書いてあったからだ。 
 
 「ついに元CIAと海兵隊の諜報エージェントが『911事件は米政府の内部犯行である』と認めました。
 
 これ、マスコミが取り上げないかしらね?(無理かな)」http://www.infowars.net/articles/October2006/231006Steele.htm
 
 そこで、リンク先を見ると、それは「米アマゾンの911陰謀本の読者書評欄に、元CIA工作員が『ブッシュ政権の指揮の下、私はテロ工作をした』と書き込んでいた、とアメリカのサイトが報じた」というオハナシだった。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈元CIA長官の告白〉】
 元CIAの工作員(を名乗る人物)がアマゾンの読者書評欄に書き込んだというオハナシではなく、元CIAの長官が回想録の中で9.11が計画されていたことを告白している話をご存知でしょうか?
 
 それは元CIAの長官、ジョージ・テネットの〈At the Center of the storm〉という回想録で、なんとその中に……
 
 「イラクに侵攻することは石油地帯の支配を目的とする長年の計画に基づいて9.11の前に決められていた」
 
 ……といったことが書かれているそうです。
 
 ちなみにワシントンポストがこの事実を報道したのは、皮肉なことに奥菜秀次の〈陰謀論の罠〉が出版された2007年4月30日の3日前のことでした……。
 
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/4/27/AR2007042700550.htlm?nav=most_emailed
 
 
【9.11アメリカ同時多発テロ論争(vs奥菜秀次編)】終わり
 

9.11陰謀否定派がぜったいに触れない「ブッシュ大統領の小学校訪問」

2024-08-18 10:23:05 | 陰謀論

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✳️陰謀【米国では『ポピュラーメカニクス』という雑誌が、陰謀論への大々的な反論記事を特集したが、難しい問題は避けていた】
 アメリカの『ポピュラーメカニクス』誌2005年3月号、『9/11の作り話を暴露する』(DEBUNKING9/11 MYTHS)という陰謀論を論駁する記事が掲載された。フルフォード氏によると、この記事は「9.11をでっちあげている」(彼ら自身がでっちあげているという意味らしい)という。氏はこうも言う。「彼らのやりたいことは、陰謀論の絶対に間違っている部分のみを攻撃すること。全部にいちいち反論する余裕はないと言いながら、難しい問題は避けていた」
 
 かくて「ブログの世界で、陰謀論者のほうが、証拠が揃って勝利を収めました。そうして数が増えて、潰しきれなくなっていくのをリアルタイムで見ていました」というのだ。
 
 アメリカの権威ある雑誌すら、ネット世論に対抗できず、かくて陰謀論者が勝利したのであった……。
 
 
真相【記事の内容がフルフォード氏が言う『陰謀論の絶対に間違っている部分のみを攻撃すること』なら、陰謀論の中核のほとんどが『絶対に間違っている』ことになる】(中略)
 この記事で論駁されている陰謀各論とは、以下のようなものである。
 
・「WTCに突っ込んだ機の下部に奇妙なふくらみがあり、それは爆弾だと思われる」
 
・「ハイジャック機を迎撃するな、という命令がアメリカ空軍に下っていた」
 
・「WTCに突っ込んだ機の目撃者は、『機には窓もなく、民間機には見えなかった』と証言した」
 
・「過去数十年間、航路を外れ、通信に返答しない機が出た場合、即座に迎撃されたのに、9.11のときは違っていた」
 
・「WTCの機が衝突したより下の階の損傷はそんなに大きくないはずだ。にもかかわらずビルが崩壊したのは爆破解体の証拠だ」
 
・「WTCの鉄骨が融解していた。機のジェット燃料では鉄は溶けない。これも爆破解体の証拠だ」
 
・「WTC崩壊時にコンクリートが粉々に砕け空中に舞ったのも、爆破解体の証拠だ」
 
・「WTC崩壊時の地震計の針の揺れ、爆破解体の様相を示していた」
 
・「WTC崩壊時の映像は、崩壊が火災によるものではなく、爆破解体であることを示していた」
 
・「ペンタゴンに開いた機の出入り口の穴は、ボーイングの突入にしては小さすぎる」
 
・「機の突入部のペンタゴンの窓が破損していない。これはボーイングでなく小型機かミサイルが突入した証拠だ」
 
・「ペンタゴンの前には機の残骸がない。『なにが突入したのか?』と疑惑がわくのももっともだ」
 
・「ユナイテッド93便が墜落したとき、少なくとも6人がF16か白い機を近くで目撃している。93便はこの機のミサイルで撃墜されたのだ」
 
・「93便のエンジンは墜落跡より数マイル離れたところで発見された。これは墜落でなく、撃墜されたことを示す」
 
・「93便が着陸したという目撃談がある」
 
・「元陸軍の人間が、自分は93便を撃墜したパイロットを知っているとラジオ番組で発言した」
 
 もうおわかりいただけたと思うが、ここにある項目は、本書中でもすでに大半を検証してきた。もちろん、筆者も『ポピュラーメカニクス』誌記事は読んでおり、これらの指摘が的を射ていることを確認している。つまり、陰謀論の中核の大半が論駁されてしまったのであるから、フルフォード氏が言うように「難しい問題は避けていた」ではなく、もう「難しい問題」など残っていないのだ。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈ポピュラーメカニクスは難しい問題ばかりを取り上げている〉】
 これはベンジャミン・フルフォードの反論のしかたがまずいです。
 
 「ポピュラーメカニクスは難しい問題は避けていた」
 
 ではなく……
 
 「ポピュラーメカニクスは専門知識がなければ理解しづらい難しい問題ばかりを取り上げ、専門知識がなくても誰でも理解できる核心部分は避けていた」
 
 ……とすべきです。
 
 
【ブッシュ大統領の小学校訪問】
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 たとえば、9.11陰謀支持者なら知らぬ者はない「ブッシュ大統領の小学校訪問」。
 
 2001年9月11日、ブッシュはフロリダ州サラソタの小学校を訪問しており、2学年の生徒たちの朗読を聞き、記念写真撮影をおこなったのです。
 
 が、このときブッシュは、大変不自然な行動をとったのです。
 
 朗読中、ブッシュは側近にテロが起きていることを知らされたのですが、一瞬顔色を変えたもののなにも行動せず、そのまま朗読を続けさせたのです。
 
 このことについてジェームズ・バンフォードという諜報の専門家はこう言います。
 
 「我が国が攻撃されていると告げられたとき、最高司令官[大統領]はその詳細については無関心だったように見える。彼はさらなる脅威が迫っているのかとか、攻撃はどこから来たのかとか、我が国をさらなる攻撃から守る最良の手段はなにかとかいったことは、けっしてたずねなかった。……その代わりに、現代の真珠湾攻撃のさなかにおいて、彼は予定通りの行事に戻ったのである」
 
 
【ブッシュのジョーク】
 子供たちの朗読が終わると、ブッシュは次のようなジョークを言ったそうです。
 
 「本当に上手に読んだね、ヒュー!6年生かと思ったよ!」
 
 この様子のビデオを入手したロリー・バン・オーケンという女性の言葉を紹介します。
 
 「私は大統領があそこに座って2年生の朗読を聞いているあいだに夫がビルの中で焼かれていたかと思うと、見るのをやめることができませんでした」
 
 
【2〜3秒で伝えられるはずがない】
 ダメ押しにもう1つ。
 
 ベンジャミン・フルフォードによるとこの模様はマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画〈華氏911〉でも描かれており、側近がブッシュに耳打ちした時間はほんの2〜3秒だったそうです。
 
 フルフォードは……
 
 大統領の芝居は下手だった。側近が耳打ちしたのは、わずか2〜3秒。そんな短い間で「大統領、2機目の航空機がタワーに激突しました。アメリカは攻撃を受けています。被害状況は……」などと伝えられるわけがない。
 
 ……とツッコミを入れています。
 
 いかがでしょうか?ブッシュの行動は縦から見ても横から見てもどう見ても不自然であり、テロが起きることを事前に知っていたとしか考えられません。
 
 また、ブッシュのこの不自然さを理解するのに、軍事や科学の専門知識など必要ありません。バカでもアホでも誰でも理解することができるものです。
 
 奥菜秀次やポピュラーメカニクスをはじめとする9.11陰謀否定派たちは、こうしたテーマの議論はすべて避け、一般人が理解しづらい軍事や科学の(どうでもいいような)テーマばかりを取り上げているのです。これは懐疑論者の代表的な戦術の1つです。
 
 
【まとめ】
 ●ブッシュは小学校訪問中にテロを知らされたが、なにも行動をとらなかった。
 
 ●奥菜秀次とポピュラーメカニクスは、なぜかブッシュの小学校訪問を取り上げていない。
 

9.11テロ!「ハイジャック伝達の流れは長くて複雑」の噓

2024-08-18 10:19:28 | 陰謀論

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✳️陰謀【ハイジャック機を撃墜しないよう、アメリカ空軍には待機命令が出ていた】
 誰もが不思議に思うのは、4機もハイジャックされながら世界最強のアメリカ空軍がテロ機を一機も撃墜できなかったことだろう。これを、どう解釈するか? 
 
 フルフォード氏は、こう書いている。
 
 「通常、民間機がハイジャックされたり、規定の航路を外れて管制塔の呼びかけに応じなかったりした場合には、米連邦航空局は北米防空司令部(NORAD)に通報し、15分程度で戦闘機が緊急出動するというシステムができている。それが9.11に限っては、世界貿易センター第1ビルへの激突(午前8時46分)からペンタゴンへの激突(午前9時45分)まで1時間あったのに、米軍はなんの対応もとらなかった」
 
 そして氏は、ペンタゴンから24キロ離れた空軍基地を飛び立ち、ペンタゴンから320キロの位置にあった戦闘機が警戒態勢に入っていなかったことを指摘し、テロは想定済みだったと結論した。明快な論理である。
 
 
真相【ハイジャック機93便が墜落したあとで、不審機撃墜命令がアメリカ空軍にやっと出た】(中略)
 ハイジャックを発見した場合の伝達の流れは、次のようになっていた。
 
 管制官→上司→その上司→マネージャー→ATC(航空輸送司令部)→FAA(米連邦航空局)
 
 このような役所のような構造になっている上、そこからがまた長い。つまり、ハイジャックであることが確認されたら、さらに次のよう流れが加わる。
 
 FAA→ペンタゴン→国家軍事指揮センター→国務長官→NORAD→アメリカ空軍基地
 
 つまり、9.11の場合、不幸だったのは、テロ当日管制官→上司→NORAD→空軍基地と命令は伝わったが、管制官には管轄下の機が多すぎて、アメリカン航空11便の正確な位置がわからず、どこに戦闘機を送ればよいのか判然としなかったことだ。その結果、オティス空軍基地から戦闘機が発進したのは、11便がWTCに突入した7分後だった。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈言い訳がましい〉】
 奥菜秀次のこの意見、「意味がわかりにくく、言い訳がましい」という印象を、普通の読解力がある人なら受けると思います。
 
 ちなみに奥菜秀次のこの意見の情報ソース、ネタ元は、相変わらず〈911報告書〉です(笑)。
 
 
【ハイジャック伝達は1分で可能】
 ところで奥菜秀次の説明を読むと、ハイジャックが起きたことを1番上の偉い人に伝えるのには、非常に長く複雑なプロセスを経る必要があるように思われますが、実際はまったくそんなことはないようです。
 
 NORADの報道官によると、FAAが「なにかおかしい」と感じてからNORADに接触するまでにかかる時間は「1分」で、それからNORADはアメリカのどこへでも数分以内にスクランブル発進できるそうです。
 
 
【MSNBCの報道】
 また、MSNBCの報道に次のようなものがあります(文中の「フィックス」とは「飛行計画における地理的な確認ポイントの連続」のことです)。
 
 パイロットはそれぞれのフィックスにピンポイントの正確さで従うものと想定されている。もし飛行機が予定の航路から15度あるいは2マイル逸脱したならば、航空管制官はパニックボタンを押すであろう。彼らは飛行機に無線連絡して、「アメリカン航空機11便、貴殿は航路からそれている」と言うであろう。それは現実の緊急事態とみなされる。
 
 よってアメリカン航空11便は、遅くとも8時35分には迎撃されていたはずなのです。
 
 
【ロシア空軍最高司令官の言葉】
 最後にロシア空軍の最高司令官、アナトリー・コルヌコフの2001年9月12日の言葉を紹介します。
 
 「一般に、アメリカで昨日使われたようなシナリオでのテロ行為を実行することは不可能である。……ここでそれに似たことが起こったらすぐに、私はただちに報告を受け、1分以内に全員が配置についているだろう」
 
 
【まとめ】
 ●ハイジャック伝達から迎撃まで、長い時間などかからない。
 

9.11テロ!「NORADは国内機に即時対応できない」の噓

2024-08-18 10:15:50 | 陰謀論

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✳️陰謀【ハイジャック機を撃墜しないよう、アメリカ空軍には待機命令が出ていた】
 誰もが不思議に思うのは、4機もハイジャックされながら世界最強のアメリカ空軍がテロ機を一機も撃墜できなかったことだろう。これを、どう解釈するか? 
 
 フルフォード氏は、こう書いている。
 
 「通常、民間機がハイジャックされたり、規定の航路を外れて管制塔の呼びかけに応じなかったりした場合には、米連邦航空局は北米防空司令部(NORAD)に通報し、15分程度で戦闘機が緊急出動するというシステムができている。それが9.11に限っては、世界貿易センター第1ビルへの激突(午前8時46分)からペンタゴンへの激突(午前9時45分)まで1時間あったのに、米軍はなんの対応もとらなかった」
 
 そして氏は、ペンタゴンから24キロ離れた空軍基地を飛び立ち、ペンタゴンから320キロの位置にあった戦闘機が警戒態勢に入っていなかったことを指摘し、テロは想定済みだったと結論した。明快な論理である。
 
 
真相【ハイジャック機93便が墜落したあとで、不審機撃墜命令がアメリカ空軍にやっと出た】
 なぜハイジャック機は撃墜されなかったのだろうか?
 
 それは、ハイジャックを探知した各部署間での判断と連絡が遅延したからだった。
 
 もともと、アメリカの国土防衛組織であるNORAD(中略)は外敵機なら即時対応できるが、国内機が破壊兵器と化すことは完全には想定していなかった。また、従来のハイジャックの常識ではハイジャック犯はなんらかの要求をしてきたり、着陸するか亡命するかといった対応をしていたが、9.11の場合“沈黙のハイジャック犯”という初のケースであった。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈ハイジャックは20分で判断できる〉】
 だから素早く対応できなかった、というわけなのでしょうか?
 
 しかし、これは事実に反しています。
 
 1番最初にハイジャックされたとされるアメリカン航空第11便がボストン空港を出発したのが午前7時59分。
 
 8時14分にFAAからの「高度を上げるように」という命令に応答しなかった上、ラジオとトランスポンダーのスイッチが切られていたため、ハイジャックの可能性を示唆。
 
 8時20分、FAAは飛行機が大幅に予定航路を外れたため、「ハイジャックされた」と結論しました。
 
 ここまでわずか20分。ハイジャックされたかどうかを判断するのに、外敵機か国内機かなど関係ないことがわかります。