
【分布】
全国的に分布。
留鳥(福島以北では夏鳥)。
夏は福島以北で多く、
冬は関東以南で多い。
【特徴】
全長は約25cm・
雌雄同色・同大。
全体が暗褐色で、
オスは頭部が黒褐色。
ほおと腰が白色であること、
くちばしと脚が明るいオレンジ色であることが特徴。
ほおの白色部は個体によって大きさが異なり、
ほとんどない個体もいる。
【習性】
平地から山地にかけての
農耕地や市街地などに生息し、
人家の庭や公園などにも普通に見られる。
昼行性で、
夜は竹薮や樹林に大群でねぐらをとる。
冬季などには
1万羽以上の大群が見られることもある。
雑食性で昆虫類もよく食べ、
田畑の虫を大量に採るため、
江戸時代から
ツバメと並ぶ田畑の
2大益鳥として大切にされてきたが、
果樹等に加害する場合もある。
【類似種とその識別】
大きさは
ヒヨドリや
ツグミ類などに
類似するが、
暗褐色の地色と白色のほおと腰、
明るいオレンジ色のくちばしが
判れば特に識別に困る種はない。