
※ゴイサギ、バンは令和4年9月15日から狩猟鳥獣の対象外となりました。
【分布】
全国的に分布。
主に夏鳥。
ただし、九州以南などでは留鳥。
冬は大部分が南下してしまい、
数が少なくなる。
【特徴】
全長は約30cmで、
胴体はハトよりやや大きい。
雌雄同色.同大。
全体は黒褐色で、
脇腹と尾の付け根の下面に目立つ白色部がある。
くちばしは赤色で、
先端が黄色。
首を前後に振りながら泳ぐ。
幼鳥は全体にくすんだ暗褐色で、
くちばしの赤色も薄い。
尾は短く、
みずかきはない。
【習性】
主として平野部の湿地、池沼、河川、ハス、などに生息。
警戒心が強く、
水辺の草薮などに潜んでいることが多い。
潜水がうまく、
くちばしだけ水面上に出して呼吸し、
敵がいなくなるのを待つこともある。
水面を低く飛ぶ。
植物食で、
水辺で採食する。
一夫多妻。
水辺の草むらで営巣する。
【類似種とその識別】
やや似ているものとして、
非狩猟鳥の
オオバンやヒクイナが挙げられる。
オオバンは、大型であり、
くちばしから額板にかけてが白く、
それ以外の体色が全身黒色であることなどにより
バンと区別できる。
ヒクイナは、
より小型で赤みが強いこと、
遊泳することは稀なことなどにより
バンと区別できる。
【捕獲制限数】
1日3羽。

※ゴイサギ、バンは令和4年9月15日から狩猟鳥獣の対象外となりました。
【分布】
全国的に分布するが、
冬期は関東以南に多い。
留鳥。
【特徴】
全長は約60cmで、
胴体はカラスぐらいの大きさ。
雌雄同色・同大。
成鳥と幼鳥で体色が異なる。
成鳥は、
頭頂~背が黒色~灰色で、
腹面が白色である。
後頭部に数本の白くて細長い飾毛がある。
普段は、
首を縮めているので、
首が太く短く見える。
【習性】
動物食で、
夜間、
河川や池沼などの水辺に移動して、
小魚などを採食する。
夜行性。
養魚場に加害することもある。
本種のみか、
他のサギ類とともに
コロニーを形成して樹上で営巣する。
クアークアーと鳴く。
【類似種とその識別】
非狩猟鳥のササゴイが良く似ているが、
ササゴイの方がやや小さい。
また、ササゴイには、
成鳥では
黒く太い冠羽や
翼の上面に笹の葉に似た模様があること、
幼鳥では
黒色がかった地色をしていることなどで
ゴイサギと区別できる。