飛んでけ、水曜日!

文学とか言語とか。ゆるく雑記。

ファン・ゴッホ。

2021-06-24 11:10:15 | 趣味

ゴッホが好きだ、というとなんだか嘘っぽく聞こえる気もするが、結構ゴッホが好きだ。

昔、二見史郎訳の『ファン・ゴッホ書簡全集』(みすず書房)などを読んで兄弟愛をテーマに作品をつくったことがある。穂積さんの『さよならソルシエ』(小学館)の影響を受けてヴィンセントの弟のテオドルスに興味をもったからだった。『さよならソルシエ』ではゴッホの生涯がテオドルスの目線からかなり大胆に解釈されて描かれている。それまでは《炎の画家ゴッホ》という漠然としたイメージしかなかったが、私にとってこの作品のゴッホは史実に基づかないところがあるにせよ、かなりしっくりくるものだった。

正直な話、『ひまわり』や『自画像』は見たことがあるけれど、そんなに好きではない。『薔薇』はちょっと好きだった気がする。『麦刈る人のいるサン=ポール病院裏の麦畑』なんかはキラキラして見えた。

最近、美術館に行かないが写真や画像を見るのと、実際の作品を見るのでは感じることが全然違うので、また外に出かけに行こうと思う。


課題を等分する。

2021-06-16 21:27:09 | 日記

英語のテキストを訳してレジュメを作るというので、与えられた箇所を大体3等分にした。

負担は同じくらいだろうと話して決めたが、3/3番目の担当になると、その部分を理解するために前の部分も読まなければならない。結局全部読んだ。勉強になるので嫌ではないが、平等かという点ではそうではなかったと思う。

一応、話し合って決めたことだから不満はないが、課題を分担するときは大抵少しはモヤモヤするものである。


思考の整理学。

2021-06-15 17:37:38 | 読書

友人が 外山 滋比古の『思考の整理学』(ちくま文庫)をもっと早く読んでいればよかったと言うので、私も早速読んでいる。まだ読み途中なので、理解しきれていないところがあるかもしれないが、ちょっと書く。

外山さんの書くところによると、“学校”はグライダー人間を量産する場所らしい。自ら飛ぶ飛行機人間と違って、風にのって飛ぶのがグライダー人間ということだ。世の中を発展させていくうえで必要な飛行機人間を育てていかなければならないということには賛成できる。

これを読んでいくと自分はまさにグライダー人間だと思う。グライダー人間ならグライダー人間なりに「自分は上手く飛べている」と自信を持っていればそこそこ上手くやっていける気がする。「自分には動力源がない」と卑下して飛行機人間に憧れるばかりの状態が一番悪い。グライダーでもいいと思ってやっていくか、何とかして動力源を搭載するしかないのではなかろうか。

「思考の整理」という点ではピンとこないが、ちょっと考えてみるには良い本だと思う。

朝の頭について、1日2度寝ることで頭の回る朝の時間を1日2回にしようというのは、単純で強引な気もするが面白い。私も一時期12時間周期の生活をしていたが、学校に行くのに困ったのでもうやっていない。


積読は役に立つ。

2021-06-11 11:15:32 | 読書

2018年BBCが「積読」という言葉を取り上げた記事を書いた。読もうと思って買った本を読まずに放っておいてしまうというのは世界の普遍的な現象のようだ。

「積読」というともったいないという気もするが、私は積読がとても役に立っていると思う。特に紙本では、読まずとも見えるところに置いてあるというだけで意味がある。

長年置きっぱなしだった積読本が、ある日目について一気に読んでしまうこともある。読まずとも買ってしまった本には自分でも気づかない心境や興味が現れていることがあるし、なんとなく日々目に入っていた積読本から思いがけないアイデアが浮かぶこともある。リビングに置いておけば、私が読まずとも家族が読んでいたりする。

家にある本の数と子供の成績の相関関係を示す研究もあるようで(↓URLを参照)、紙本は“そこにある”というだけでかなり影響力があるのではないだろうか。

Scholarly culture: How books in adolescence enhance adult literacy, numeracy and technology skills in 31 societies
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0049089X18300607

ただ、家に底の抜けた段ボール箱がいくつも積み重なっていることは頭を悩ませる問題だ…


社会人になってからの友人。

2021-06-07 12:55:01 | 日記

大学時代の友人数人と久しぶりにオンラインで会話した。

そこで、配属先に同期がいない友人が新しい土地で知り合いが増えないという話をしていた。社会人になってから、新しい友人とどこで出会えるのか?とみんなで意見を出し合ったがどれもイマイチだった。習い事やイベントなどがいい方法だろうけど、コロナ禍であまり出かけるのも憚られる。引っ越したばかりであまりお金を使えないという問題もある。

新天地で社会人になったばかりという状況で、知り合いを増やしていく良いアイデアありませんか?