飛んでけ、水曜日!

文学とか言語とか。ゆるく雑記。

映画『すずめの戸締まり』感想

2022-11-17 17:30:12 | 映画

新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』の感想。最初に見た宣伝の印象は「ハウルみたいなお兄さんいるな…」だった。

●私の思う良かった点

・音が良かった

→効果音、BGM、挿入歌の使い方が私の想像する“ザ・映画”という感じで、観ていて気持ちがよかった。新しさはあまりないのかもしれないけど、個人的には好きだった。

・人物が見やすかった

→登場人物の描き込みが少なめで、情報量が少なく2時間くらい見るにはちょうど良く感じた。

・すずめが可愛かった→すずめが可愛かった。

・おじいちゃんの声が松本白鷗さんだった→白鷗さん大好き。

●よく分からなかった点

・左大臣は結局何者だった?

・要石はなぜ抜けた?→単にもう耐えられない時期だった?それならやっぱり交換しないといけない(新しい生贄?が必要な)のではないのか?

・芹沢君は単に足だった?

●その他

・エヴァっぽいとことか、ジブリっぽいとことかが結構あった

→最初の廃墟ですずめが異世界、異次元と繋がるところが『千と千尋の神隠し』的演出だなと思った。

・イケメン大学生がJKに座られたり、踏まれたりしてる……

・草太さんが椅子になったのが怖かった

→これは自分でも予想外だった点で、ヒトがモノになっているのにかなり恐怖を感じた。草太さんが椅子になってから戻るまで、ずっと内臓がズクズクしてた。ホラー映画を怖がる質ではないので、ある意味ホラー映画より怖かった。もっとファンタジックな感じだと思っていたのだが…

面白そうだと軽い気持ちで観に行ったが、もう少し心の準備が必要な映画だった。


ふることふひと

2022-11-16 17:49:59 | 読書

今日紹介するのは『ふることふひと』という漫画だ。飛鳥時代を舞台に、稗田阿礼(ひえだのあれ)扮する藤原不比等と太安麻呂が『古事記(ふることふみ)』の編纂をしていく内容で、他ではなかなか見ないテーマだ。

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『古事記』の解釈に関する歴史ミステリーと綺麗な絵柄、少しのラブコメ要素で、歴史が苦手な人でも読みやすい漫画になっている。

『古事記』は主だった話を子供向けに書き直されたものしか読んだことがないので、原文訳付のものが読んでみたくなった。

昔の日本語は現代日本語と大分発音が違っていたようだが、当時は『古事記』が「ぷることぅぷみ」みたいに発音されていたかと思うと、阿礼の語りを聞いてみたい気持ちになる。


漫画を買う

2022-11-15 17:37:42 | 日記

最近はまっている漫画のほとんどは、年1回以下のペースで単行本が出る。その中には取り扱い店舗の少ない本もある。

全巻完結まで揃わなければ、すごく気持ち悪く感じる性格なので、昔は既に完結したものばかり読んでいた。

しかし、今は連載中の作家さんを応援してこそだろうと思えるようになり(応援するなら連載雑誌も買うべきなのかもしれないが…)、特に好きなものは電子も紙本も買う、ということもある。

とはいえ、紙本で集めてた作品が途中から電子版だけとなるとすこぶる気持ち悪い。紙本を出すことは厳しくなってきているのかもしれないが、なんとか出してもらえると嬉しい。


アラビア文字を書いてみる

2022-11-14 17:12:30 | 言語

久しぶりに鉛筆を使って文字を書きたい気分になった。たまにやるように般若心経でも書いてもよかったのだが、他に何かいっぱい文字を書くのにちょうどいいものはないかと思って、本屋で探した。漢検準1級のテキストなんかも魅力的だったが、結局アラビア文字の練習テキストを買った。

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また新しい言語に手を出して、と思わなくもなかったが新しい文字を勉強すると、記号にしか見えなかったものが文字として認識できるようになるのが面白い。

アラビア語習得とまではいかずとも、アラビア文字を読めることを目標に、暇を見つけてやっていきたい。


犬の江戸しぐさ

2022-11-11 19:47:38 | 日記

家の廊下で特別狭くなっているところがある。そこを通るときに、うちの犬とすれ違うと壁にへばりつくようにして、道を譲ってくれる。うちの犬はチワワなので、そんなことしてくれなくても十分すれ違えるのだが…

また、父がいつもと違う時間に帰宅して出迎え損ねたときは、大変困った様子だった。

犬の本音を聞くことはできないが、どうやら気づかいしてくれているようである。