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積読は役に立つ。

2021-06-11 11:15:32 | 読書

2018年BBCが「積読」という言葉を取り上げた記事を書いた。読もうと思って買った本を読まずに放っておいてしまうというのは世界の普遍的な現象のようだ。

「積読」というともったいないという気もするが、私は積読がとても役に立っていると思う。特に紙本では、読まずとも見えるところに置いてあるというだけで意味がある。

長年置きっぱなしだった積読本が、ある日目について一気に読んでしまうこともある。読まずとも買ってしまった本には自分でも気づかない心境や興味が現れていることがあるし、なんとなく日々目に入っていた積読本から思いがけないアイデアが浮かぶこともある。リビングに置いておけば、私が読まずとも家族が読んでいたりする。

家にある本の数と子供の成績の相関関係を示す研究もあるようで(↓URLを参照)、紙本は“そこにある”というだけでかなり影響力があるのではないだろうか。

Scholarly culture: How books in adolescence enhance adult literacy, numeracy and technology skills in 31 societies
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0049089X18300607

ただ、家に底の抜けた段ボール箱がいくつも積み重なっていることは頭を悩ませる問題だ…



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