先日ゼンリンが、五稜郭の紅葉の写真を色調補正してツイッターに投稿したことについて謝罪したというニュースをみた。問題の写真をみると、確かに燃えるように赤く染まった木々が幻想的に映っている。
私自身もスマホで写真を撮影した際に、補正機能を使ってより見栄えがよくなるようにすることは珍しくない。
だから加工することが、悪いとはそんなに思わない。加工せずとも、観光案内や写真集に載っている写真がベストショットで、実際に行ってみるとそこまででもなかったと思うことは珍しくない。
子供の頃『ハリーポッター』が大好きで期待いっぱいにしてロンドンを訪れて、ちょっとがっかりしてしまったことがある。
今も、いくつか憧れの土地があるが、美しい写真集でしか見たことのない場所ばかりで、胸の内の幻想に留めておいた方が憧れのままでいられるんじゃないか、と旅行を躊躇してしまうことがある。
皆さんは“キレイな”写真について、どう思いますか?