飛んでけ、水曜日!

文学とか言語とか。ゆるく雑記。

ポッドキャストを聴く。

2021-05-27 17:54:12 | 日記

以前知り合いが情報を耳で聴けば、時間をもっと作り出せると言っていた。その時はピンとこなかったが、最近ラジオやポッドキャストを聴くようになって、他のことをしながらでも情報を集められる便利さを感じている。

声優・櫻井孝宏さんのラジオ番組『P.S.元気です。孝宏』は毎週聴いている。櫻井さんの優しい声で、たわいもない語らいを聴くことができる。

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P.S. 元気です。孝宏 | 文化放送

 

文化放送

 

ビジネス系だとPRESIDENT Online音声版が面白い。様々な社会的テーマを15分以下にまとめてあり、手軽に聴くことができる。

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PRESIDENT Online 音声版

Listen to PRESIDENT Online 音声版 on Spotify. 「PRESIDENT Online音声版」は、星野貴彦...

Spotify

 

ドイツに留学していた時、本屋で様々なオーディオブックが売っていたし、暇なとき何をするかという問いにもオーディオブックを聴くと答える人がそこそこいたが、日本では音声コンテンツを日常的に利用する人はどのくらいいるのだろうか?友人、家族を見ている限りはあまりいないように思うが、スマホで簡単に聴けるものなので使っている人は多い気もする。


筋トレの効果。

2021-05-25 17:07:23 | 趣味

毎日やっていた筋トレをしばらくやめていたのだが、再開したので私が感じた筋トレの効果を書く。私は毎日軽く筋トレをして、気が向けばランニングをしている。ダイエットと言うよりも、体型・体調の維持のためだ。

ハードにやっているわけではないので体型に関しては、やっているときもやめていたときも正直そんなに変わらない。けれど、体調はよくなる気がする(体調が悪い場合、筋トレをする気にならないのかもしれないが…)。

《メリット》

・平熱が若干上がった

・冷え性が改善した

・気分が明るくなった

・汗をかきやすくなった(代謝が良くなった?)

《デメリット》

・筋トレできなかった日はモヤモヤする

・遅い時間に筋トレすると暑くて寝苦しいときがある

無理して運動すべきでないと思うが、デメリットはあまりないのでちょっとでもやれそうならやってみることをおすすめする。


理不尽ゲーム

2021-05-24 13:00:42 | 読書

サーシャ・フィリペンコの『理不尽ゲーム』(集英社・奈倉有里訳)を読了してから少し時間が経ってしまったが、感想を書く。西欧以外の翻訳文学を読むのは初めてかもしれない。ベラルーシを舞台にした小説だが、私のベラルーシについての知識はソ連から独立したロシアの妹国というぼんやりしたものだけだ。

帯の“目を覚ますと、そこは独裁国家だった”という衝撃フレーズに目がいき、手に取った。『理不尽ゲーム』というタイトルとこの帯のフレーズを見て、この本はフィクションかと思った。しかし、よくよく見ればこの本はベラルーシの“現状”を書いた小説だという。

パラパラめくって、思い出したのは映画『グッバイ・レーニン』だった。この作品で描かれた東ドイツと『理不尽ゲーム』のベラルーシが全く同じ状況なわけではないが、こんなことは生まれる前の昔の話だと思っていた。海外ニュースを見ないわけではないので、そういう状況があることを一応知っていたが、それは記号のようなもので、当事者の、そこに暮らす人の思いが籠った文を読むのは初めてだった。

群衆事故に巻き込まれた青年フランツィスクが10年間の昏睡状態から目覚めると、そこは理不尽な独裁国家だった。というのが話の筋だが、日本に住んで何不自由なく暮らしている私からすると、昏睡前のフランツィスクもそんなに自由ではない気がする。だからか、目覚めてからの彼の衝撃はあまり理解できないと感じた。

昏睡状態から目覚めたのはフランツィスクだけでなく、ベラルーシの国民でもあり、今実際に目覚めた彼らは戦っている。ということをこの本は1度目に読んだときに教えてくれる。隠喩的なところも多かったので、この現実を念頭に置いてもう一度読んだとき、著者の思いがより伝わってくるだろうと思う。

 

理不尽ゲーム/サーシャ・フィリペンコ/奈倉 有里 | 集英社の本 公式

欧州最後の独裁国家ベラルーシ。その内実を、小説の力で暴く。 群集事故によって昏睡状態に陥った高校生ツィスク。老いた祖母だけがその回復を信じ、...

集英社の本 | コミックス~書籍~雑誌の公式情報と試し読み

 

 

 


やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。

2021-05-19 14:31:06 | 読書

米澤穂信の『本と鍵の季節』で松倉詩門が言う「やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。」というセリフは、この本を読んでから大分たった今でもはっきり思い出せる。

自分どちらかと言えば、堀川次郎で、そんな経験はないけれど、なんとなく理解できる。

この場面で、このセリフは文字通りの意味が強いけれど、社会人になれば“いいシャツを着”なければならないことが度々あるのだろうなと思う。


本を表紙買いする話。

2021-05-13 13:25:13 | 日記

私はよく本を買うとき、表紙で選ぶ。家族にしてみると“ありえない”ことらしいが、これがなかなか悪くないと思う。特にイラストが描いてある場合、表紙から感じられる雰囲気と本の内容がかけ離れていることはない。気にいった本と似た雰囲気の本を読みたいと思ったとき、似た雰囲気の表紙や同じイラストレーターさんの表紙を選べば、高確率で当たりだ。それに、好きな表紙の本は頻繁に手に取るので読書が捗る。手触りの良い本も同様だ。

ebookを読むのも紙本を読むのも、目にかける負担はそんなに変わらないという記事を見かけたりもしたが、やっぱり画面を長時間見るのはより疲れる気がするし、紙本でもあまり意識はしていないけれど真っ白な紙よりも黄みがかった紙を好んで選ぶ。

参考書なんかはフルカラーの分かりやすいものも出ているし実際に持っているが、私は2色刷りか1色刷りの開きっぱなしになってくれるトロっとした紙のものが使いやすいと感じる。