アニメ『ゴールデンカムイ』の第3期の放送が始まった。
この作品をきっかけにアイヌへの関心が以前よりは高まっているように思う。
作中でアシ(リ)パさんが話していた『パナンぺペナンぺウエペケレ』が面白かったので、
今、知里真志保編訳の『アイヌ民譚集』を読んでいる。
後記には新しい時代のアイヌとしての想いが綴られているが、
85年が経った今でも状況はあまり変わっていないのではないかと感じた。
アイヌに限った話ではなく、これからグローバル化と文化の保存はどう両立していくべきか、
様々な場所で議論される課題だと思う。
ところで二瓶鉄造の名言「勃起!」は下ネタ抜きにしてもなかなか良い言葉選びだと思う。
"強い感情や決意がむくむくと湧き上がるさま"を'奮起、興起'などではなく
「勃起」と表現した作者のセンスが面白い。
濁音で始まる点も、語感的に力強い印象を与えているのではないだろうか。
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