エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

BTSとBlack Pink

2020-09-15 14:49:00 | 日記

音楽プロデューサーであったことを忘れてしまう前に(笑)少し音楽について思うことを書きます。

最近、韓国のBTSBlack Pinkがアメリカのヒットチャートを賑わしている。個人的にも大好きだ。素直にカッコいいと思う。アメリカ人ウケするのも分かる。私は子供の頃から10年以上アメリカに住んでいたので、音楽の好みはアメリカ人に近い。逆にJPOPの良さが分からない時がある(汗)

初めてBTSを聞いたのは、ハワイのローカルラジオだった。全米で今流行っているポップスをかけるその局で、彼らの「Fake Love」が流れた。聞こえてきた瞬間、カッコいい!と思った。しかも、韓国語だとは気付かずに。おんぼろなトラックで聞いていたから音質が悪かったのは確かだが(笑)イントネーションが英語そのものだった。あとになって、韓国のアイドルだと知り、ものすごく驚いたことを覚えている。

アメリカでは、ラテン系の曲も流行っている今、言語より歌っているイントネーション(抑揚)がポイントだと思う。最近のラップを聞いていても、歌声が楽器のようだ。ビートにも近い。そもそもが言葉遊びなので、英語で歌っていても、何を言っているのか分からない時がある(笑)

そもそもアメリカ人が好むグルーヴがあって、当然そのグルーヴに歌声も含まれる。グルーヴは感情で、歌声こそ感情そのものだ。BTSBlack Pink(の制作人)は、そのことをよく理解している。


先輩の言葉

2020-09-05 12:39:00 | 日記

経験した人の話を聞くことはとても良いことだと思う。でも、あくまでも「聞いたこと」でしかなく、まだ経験はしていない。実際にそれを経験してみないと本当のことは分からないのは当然だが、聞いただけでそれを避ける(経験したかのように対応する)のも本当に良いのか、疑問だ。本当の意味での経験をしなくなる。

先輩は「聞かれた時」にだけ、後輩にアドバイスをするべきだ。忠告は、特に相手が気付いていない時に言いたくなるものだが、その「気付くこと」こそが、経験である。後輩がたまに先輩がうるさく感じる時があるのは、正解だ。経験するまで分からないのだから。

先輩は言いたくなっても言わず、後輩に経験をさせる。聞いてきた時だけに、アドバイスをする。聞いてくるということは、少なくとも気付いたわけだから。この距離感は、親子にも言えることだが、とても大事だと思う。