エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

先輩の言葉

2020-09-05 12:39:00 | 日記

経験した人の話を聞くことはとても良いことだと思う。でも、あくまでも「聞いたこと」でしかなく、まだ経験はしていない。実際にそれを経験してみないと本当のことは分からないのは当然だが、聞いただけでそれを避ける(経験したかのように対応する)のも本当に良いのか、疑問だ。本当の意味での経験をしなくなる。

先輩は「聞かれた時」にだけ、後輩にアドバイスをするべきだ。忠告は、特に相手が気付いていない時に言いたくなるものだが、その「気付くこと」こそが、経験である。後輩がたまに先輩がうるさく感じる時があるのは、正解だ。経験するまで分からないのだから。

先輩は言いたくなっても言わず、後輩に経験をさせる。聞いてきた時だけに、アドバイスをする。聞いてくるということは、少なくとも気付いたわけだから。この距離感は、親子にも言えることだが、とても大事だと思う。



コメントを投稿