エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

暇と孤独と趣味

2020-08-20 21:58:00 | 日記

暇と孤独は、先進国特有の課題だと思う。途上国には、まだその余裕がない。一種の贅沢病。

やることがなく、誰からも必要とされないのは、かなり辛いものだ。やることがないと、余計なことを考えてしまう。大抵マイナスなことを。必要とされないと、自分の存在意義に疑問を持ち始める。

そもそも動物は、暇だ(笑)大抵、寝ているか、食べているか。それ以外のことで忙しいのは、人間くらいだ。しかも、動物は自分のためにしか生きていない。子育て期間(しかも人間より短い)は別として。食べたいから食べて、寝たいから寝る。それだけだ。それに何の疑問も持たない。

何故、人間は暇と孤独に悩むのだろう。私の勝手な考えだが、頭が必要以上によすぎるからでは?(笑)頭がいいから余計なことを考え、悩む。いいじゃないか暇でも孤独でも、寝れて食えていれば!とはならない。

考えないこと!頭に、余計に考える余裕を与えない(笑)そのためには、何かに集中すること。あっと言う間に時が経つ、あれだ。

それは、趣味を持つこと。しかも、ある程度忙しく、一人で出来ることじゃないといけない。暇と孤独を考えさせる隙を与えない程度に(笑)これで大分、生きるのが楽になるはずだ。


日本型雇用とサブスク

2020-08-06 16:49:00 | 日記

コロナで、ジョブ型が注目される中、ますます否定される「日本型雇用」ですが、同じく注目されている「サブスクリプション」にとても似ていると思う。日本型雇用は悪く言うと、頑張る/頑張らない関係なく、会社が退職まで面倒を見てくれる仕組みだ。サブスクも、利用する/しない関係なく、退会するまでサービスが、面倒を見てくれる。

どっちも「面倒を見てくれる」がポイントだ。人は常に、安定を求めるもの。それを保証する会社やサービスが登場する。でも、日本型雇用は否定されている。多分「頑張る」人が、この「頑張らない」人まで同じように「面倒を見てくれる」(あげる)会社が、許せないんだと思う。でも、世界的に注目されているベーシックインカムは、まさにこれだ。

サブスクが面白いのは、同じ「面倒を見てくれる」でも、逆にお金を払う側に立つことだ。言ってみれば、会社側に。利用しないかもしれないサービス(頑張らないかもしれない社員)のために、毎月サービス料金(人件費)を支払う。これが支持されるのであれば、日本型雇用も悪くない?その先に、ベーシックインカムも見えてくる!

頑張る=お金の時代は、終わると思う。何をもって頑張ったか?が判断しづらい。ジョブ型のように、成果で明確に判断(評価)が出来る職種はいいけど、目立った成果が出しにくいコツコツ型の仕事は、評価されない=お金がもらえないことになる。毎日、単純作業を繰り返している人が、頑張っていないわけではない。ハンコを押すだけで、お金をもらっている人もいる(笑)

私は、ベーシックインカムに賛成だ。生きるための収入に、差があってはいけない。それ以上に稼ぎたいなら、頑張ればいい。でも、生きていける/いけないを、判断の曖昧な頑張る/頑張らないで、決めてはいけない。本来、生きていく権利は、誰にでもあるはずだから。