人は昔から常に安住の地を求めてさまよっていた。今でも。安定した収入、安定した家庭、安定した健康。でも残念ながら、安定は永遠には続かない。だから、さまよい続けるわけで(笑)その安定は、他との関連性で成り立っているため、逆に言うと不安定である。
問題は安定が崩れた時に、さまよう準備が出来ているか?だ。安定に慣れすぎる(長すぎる)と、突然くる不安定に対応できなくなる。例えば、仕事をクビになる、家族が急死する、病気になる、等だ。残念ながら、誰にでも起こりえることだ。
安定、さらに上昇を謳歌している時は、不安定や下降のことは考えないものだ。せっかく幸せなのに、わざわざ(いつ来るか分からない)不幸なことは考えない、考えたくない。
でも、幸せな=余裕がある時に、さまよう準備を多少でもした方がいい。具体的には、貯金をする、家族をねぎらう、食事や運動、睡眠に気を遣う。残念ながら、不安定は誰にでも、いずれ「必ず」訪れる。誰か頼れる人がいればいいが、その頼れる人を失う時は、自分一人だ。それでも生き(さまよい)続けないといけない。
少しポジティブなことを言うと(笑)人は飽きる動物でもある。慣れてくると、つまらなくなり、何か新しいことをしたくなる。これは言い方を変えると、不安定へのチャレンジだ。さまようことへのチャレンジだ。しかも、不幸なことを考えてではなく、自ら進んでさまようことになる。
このチャレンジに失敗はない。さまよう準備が出来るという成功しかない。
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