:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 今夜午前1時に起きてみんな世界平和のために祈りましょう!

2022-03-25 17:59:31 | ★ ウクライナ戦争

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今夜午前1時に起きてみんな世界平和のために祈りましょう!

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いま、3月25日(金曜日)の夕方7時前です。今日、ローマ時間夕方5時(日本時間、今晩午前1時)に教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、ウクライナの戦争のために聖母マリアに祈りをささげます。教皇は世界中のひとびとに、ともに祈るように招いておられます。

これは、核兵器の投げ合いによって戦われる第3次世界戦争の回避のための決定的な祈りになります。私たちが、平和ボケして、今夜もいつものように惰眠をむさぼって過ごすなら、終末戦争を阻止する最期のチャンスを逃してしまうかもしれません。クリスチャンも、ノンクリスチャンも、カトリックもプロテスタントもロシア正教徒も、仏教徒も無神論者も、不可知論者も区別なく、プーチンが絶望的な蛮行として核のボタンを押す手を止めるための決定的な、もしかして最後のチャンスかもしれません。

危機感を持って、緊張して、いままで祈ったことのない人も夜中に目覚めて祈ってください。

フランシスコ教皇は私たちのために祈りのことばを準備してくれました。一つの例としてこれを使って祈ってみて下さい。

天地万物の創造主、人類をこよなく愛してくださっている天の御父なる神は、きっとこの祈りを聴きいれて下さるでしょう。そう信じて祈りましょう!

 

この戦争を予告したと考えられる秋田のマリア像

 

ロシアとウクライナをマリアの汚れなきみ心に奉献する祈り

 神の母、わたしたちの母マリアよ、この苦難の時、あなたにより頼みます。母であるあなたは、わたしたちを愛し、わたしたちのことをご存じです。わたしたちが心に抱くことは、何一つあなたに隠されていません。いつくしみ深い母よ、わたしたちはあなたの優しい計らいと、平和をもたらすあなたの存在をたびたび経験してきました。あなたはいつも、わたしたちを平和の君であるイエスのもとに導いてくださるからです。

 しかし、わたしたちは平和の道を見失いました。わたしたちは前の世紀の悲劇の教訓を忘れ、世界大戦の犠牲となった数えきれないほどの死者のことを忘れてしまいました。国際的な共同体として交わした約束を無視し、人々の平和への夢と若者たちの希望を裏切りました。わたしたちは欲望に取りつかれ、国益の中に閉じこもり、心は無関心によって渇き、利己主義によって麻痺してしまいました。神を無視し、偽りとともに生き、攻撃する心をかき立て、いのちを消し去り、武器を蓄えることを選び、隣人と共通の家を守るべき者であることを忘れてしまいました。戦争によって地球の庭を荒廃させ、わたしたちが兄弟姉妹として生きることを望まれる御父のみ心を、罪によって傷つけてしまいました。わたしたちは、自分以外のすべての人や物事に無関心になってしまいました。そして、恥ずかしながらこう叫びます。「主よ、おゆるしください!」

 聖なる母よ、悲惨な罪の中で、疲れと弱さの中で、悪と戦争という理解しがたい不条理の中で、神はわたしたちを見捨てることなく、愛のまなざしを注ぎ続け、わたしたちをゆるし、再び立ち上がらせようと望んでおられることを、あなたは思い出させてくださいます。神はあなたをわたしたちにお与えになり、あなたの汚れなきみ心を教会と人類のよりどころとしてくださいました。神の恵みによって、あなたはわたしたちとともにいて、歴史の最も厳しい曲がり角においてもわたしたちを優しく導いてくださいます。

 わたしたちはあなたにより頼み、あなたのみ心の扉をたたきます。あなたは、愛する子であるわたしたちをいつも見守り、回心へと招いてくださいます。この暗闇の時、わたしたちを救い、慰めに来てください。わたしたち一人ひとりに繰り返し語ってください。「あなたの母であるわたしが、ここにいないことがありましょうか」と。あなたは、わたしたちの心と時代のもつれを解くことがおできになります。わたしたちはあなたに信頼を寄せています。とくに試練の時、あなたはわたしたちの願いを軽んじることなく、助けに来てくださると確信しています。

 ガリラヤのカナで、あなたはイエスの執り成しを促し、イエスの最初のしるしを世界にもたらしてくださいました。婚宴の祝いが悲しみに変わった時、あなたはイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」(ヨハネ2・3)と言われました。御母よ、神にそのことばをもう一度繰り返してください。今日、わたしたちに希望のぶどう酒はなくなり、喜びは消え去り、きょうだい愛は水を差されてしまったからです。わたしたちは人間性を見失い、平和を壊してしまいました。あらゆる暴力と破壊を可能にしてしまいました。わたしたちは、あなたの母なる助けを直ちに必要としています。

母マリアよ、わたしたちの願いを聞き入れてください。
海の星であるマリアよ、戦争の嵐の中でわたしたちを難破させないでください。
新しい契約の櫃であるマリアよ、和解への計画と歩みを奮い立たせてください。
「天の大地」1であるマリアよ、神の調和を世界にもたらしてください。
憎しみを消し、復讐をしずめ、ゆるしを教えてください。
わたしたちを戦争から解放し、核の脅威から世界を守ってください。
ロザリオの元后、祈り愛することが必要であることを呼び覚ましてください。
人類家族の元后、人々にきょうだい愛の道を示してください。
平和の元后、世界に平和をお与えください。

 わたしたちの母よ、あなたの嘆きが、わたしたちの頑な心を動かしますように。あなたがわたしたちのために流した涙が、憎しみで涸れる谷に再び花を咲かせますように。武器の音が鳴りやまない中で、あなたの祈りがわたしたちを平和に向かわせますように。あなたの母なる手が、度重なる爆撃によって苦しみ、逃げまどう人々に優しく触れますように。あなたの母なる抱擁が、家と祖国を追われた人々に慰めを与えますように。あなたの苦しむみ心が、わたしたちのあわれみの心を動かし、扉を開き、傷つき見捨てられた人々のために尽くす者となりますように。

 聖なる神の母よ、あなたが十字架の下におられたとき、イエスはあなたのそばにいる弟子を見て、「御覧なさい。あなたの子です」(ヨハネ19・26)と言われました。こうしてイエスは、わたしたち一人ひとりをあなたにゆだねられました。そして、イエスは弟子に、すなわちわたしたち一人ひとりに、「見なさい。あなたの母です」(同19・27)と言われました。御母よ、わたしたちは今、あなたをわたしたちの人生と歴史の中にお迎えしたいと願っています。今この時、疲れ果て、動揺した人類は、あなたとともに十字架の下に立っています。そして、あなたに信頼し、あなたを通してキリストに自らを奉献したいと望んでいます。愛をもってあなたを崇敬するウクライナとロシアの民は、あなたにより頼んでいます。あなたのみ心は、彼らのために、そして戦争、飢餓、不正義、貧困によって殺されたすべての人のために鼓動しています。

 神の母、わたしたちの母よ、あなたの汚れなきみ心に、わたしたち自身を、教会を、全人類を、とくにロシアとウクライナを厳かにゆだね、奉献いたします。わたしたちが信頼と愛を込めて唱えるこの祈りを聞き入れてください。戦争を終わらせ、世界に平和をもたらしてください。あなたのみ心からあふれ出た「はい」ということばは、歴史の扉を平和の君に開きました。あなたのみ心を通して、再び平和が訪れると信じています。あなたに全人類の未来と、人々の必要と期待、世界の苦悩と希望を奉献いたします。

 あなたを通して、神のいつくしみが地上に注がれ、平和の穏やかな鼓動がわたしたちの 日常に再び響きますように。「はい」と答えたおとめよ、聖霊はあなたの上にくだりました。わたしたちの間に神の調和を再びもたらしてください。「ほとばしる希望の泉」であるマリアよ、渇いたわたしたちの心を潤してください。人類をイエスに織り込んだマリアよ、わたしたちを、交わりを作り出す者としてください。わたしたちの道を歩まれたマリアよ、平和の道へと導いてください。アーメン。

わたしも今夜、午前1時に目覚めて祈るつもりです。皆さんもこの祈りに加わって下さい。お願いします。

日本に来たフランシスコ教皇(東京ドームにて)

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (本井幸子)
2022-03-26 01:16:18
1時に起きていて、クリスチャンではないのですが、法皇様の祈りの言葉をなぞり声に出して祈っていると涙で時々字が読めなくなりました。一刻も早く戦争が終わることを願うばかりです。
返信する
本井幸子さまへ (谷口 幸紀)
2022-03-26 08:19:47
頂いたコメントを読んで、涙がこぼれました。私は10年以上ブログを書いてきて、今回ほど、ああ、ブログを書き続けてきてよかったな、と胸が熱くなったことはありませんでした。
念ずれば通じる、という言葉がありますが、その通りになりました。幸子さんのお祈り、私たちの祈りは、きっと愛と憐れみの神様の御心に届いたと確信します。
今朝自分のブログを開いて、コメントを返してくださったのは、幸子さまお一人だけでしたが、他にも黙った夜中に起きて共に祈って下さった方がいらしたかもしれません。これからも、力尽きるまで、命を懸けて、心を込めてブログを書き続けます。
わたしは、カトリックの信者たちにも日ごろから説教でいろいろ呼びかけ、働きかけをしています。しかし、皆から、いつも、幸子さんのような、打てば響く反響を受けているわけではありません。
教会当局、教会の権威を担っている人たちから目の敵にされるのは、まあ当然のこと、起るべくして起こることと腹は座っていますが、時には、いや度々、手塩にかけている身内の信者たちからさえ、足を救われ倒されることもあります。そんな時、聖書の聖句が耳元で響きます。
「耳のある者は聞くがよい。
今の時代を何に比べようか。それは子供たちが広場にすわって、ほかの子供たちに呼びかけ、
『わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった。弔いの歌を歌ったのに、胸を打ってくれなかった』と言うのに似ている。
なぜなら、ヨハネがきて、食べることも、飲むこともしないと、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、
また人の子がきて、食べたり飲んだりしていると、見よ、あれは食をむさぼる者、大酒を飲む者、また取税人、罪人の仲間だ、と言う。しかし、知恵の正しいことは、その働きが証明する」。(マタイ11.16-19)
わたしは、本井幸子さんが神様に愛されて美しい魂と感性の持ち主だと思います。天の国はあなたに近いと思います。お近づきになりたいと思います。もしよろしかったら、次のコメントでメールアドレスを教えてください。私だけが拝見して、公開はしませんので、プライバシーは守られます。祈りのうちに、谷口幸紀拝
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いやいや (kei)
2022-03-26 10:12:49
谷口神父さま

「他にも黙った夜中に起きて共に祈って下さった方がいらしたかもしれません」。

祈りました。「かもしれません」なんていやいや、そんな弱気な。このブログの読者はきっと黙っていても祈っています。忘れないでくださいね。
返信する
Kei さんへ (谷口 幸紀)
2022-03-26 16:31:55
今しがた、外出から戻りました。そして、受信メール欄をチェックしていたら、他にも祈って下さったカップルがいらっしゃいました。
神様は必ず祈りを貴家下さいます。
そして聞き届けて下さいます。
無駄な祈りはありません。
谷口
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Unknown (谷口 幸紀)
2022-03-26 16:40:35
神父様
微力ですが、家内と共にお祈りしました。
YouTubeで教皇様のミサの中継があるかと思い、探しましたが、見つけられませんでした。
(A.I.)
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A.I. さまへ (谷口 幸紀)
2022-03-26 16:42:49
ご夫婦でお祈りくださった由、ありがとうございました。
お二人のお祈りは天の御父にまで届きました。
お祈りはきっと聞き届けられます。
信じて祈り続けましょう。
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先生からのご返信 (本井幸子)
2022-03-29 14:26:26
谷口先生から返信メールをいただくなんて思いもしませんでしたのでびっくりしています。私は難波美津子さんの友人でミッチー(皆、彼女をこう読んでいますから)からずいぶん前に先生のブログを紹介されました。先生が聖母病院に入院なさった際、わたくしは文京区在住で近いのでお見舞いに行ったら?なんていはれましたが唐突に感じて伺いませんでした。私のメールアドレスは既に登録済と思います。いつもブログを拝見していますので。
返信する
2か月も前ですが (mie)
2022-05-21 06:59:08
こちらのブログを知ったのは最近で、「バンカー、そして神父―放蕩息子の帰還」を購入し読ませて頂き、非常に面白かったです。後でアマゾンレビューも書く予定です。1980年代末に故志村神父様の本でファティマを知り、教会では決して教えてくれない神様やマリア様からの様々なメッセージがあることを知り、積極的に本を読むようになりました。神様からのメッセージ(もちろん慎重に)や聖人から積極的に学んでますが、そういう人は教会の信者内でも浮きます。話題にして良い相手なのか、いつも気にしてしまいます。今回の「ロシアの奉献の祈り」は、tligの方から教えてもらいました。ファティマの預言から100年以上も経ってやっと実現するのに、あまりに直前に発表されましたので、知るチャンスもない人が多いのでは?と思い、何人かに連絡したりしました。日本では大阪の司教様がyoutubeでお祈りを公開してくださいました(日本時間の25日)。さらに、リアルタイムでバチカンの祈り(午前2時半位)にも参加しましたが、世界中で数多くの教会が同時間にお祈りをライブ配信してましたのに、日本からは無かったのが、とても残念に思いました。事前に東京カテドラル他いくつかの教会に電話して聞いてみましたが、受付レベルでは、そもそも知らない様子でした。司教様がお祈りする気があっても教会ではできない雰囲気なのかな?という感じを受けてしまいました。ふと、カトリック教会がイエス様の時代のパリサイ人みたいになってるような気がしてしまいました。ちなみに、先ほど「司祭・谷口幸紀の「わが道」」も注文しました。神父様の包み隠しのない人間味ある内容、ビジネスの話や世俗の内容も非常に面白く、気持ちは何というか始終ソワソワした不思議な気持ちでしたが、結果的にとても神様に思いが向きました。識別してみると、本当に読んで良かったと思いました。ただ、本はブログより無難に書かれてるなと思いました。マンモンと一言でのみ書かれてますが、もっと具体的な組織とかもあるのでは?と思いましたので。オフ会があったら参加したいです。
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mie さまへ (谷口幸紀)
2022-05-21 10:15:17
コメント有難うございました。
オフ会ということば、懐かしく思い出しました。
思い返せばもう10年以上前のことになりますが、一度だけ啓いた記憶があります。
久しぶりに開いてみるのも面白いかな、という気分になってきました。
そんなこともあって、戴いた今回のコメントを、細心のブログのコメント欄にそのまま転載することをおゆるし下さい。2か月前のブログのコメント欄に一つコメントが加わっても、mie さんと私の間では押し疎通が有っても、せっかくのコメントがほかの方たちの目に触れても構わないないようでありながら知られることが無いままではもったいないでしょう?
返信する
ウクライナのこと (新米信徒)
2024-01-20 12:01:09
谷口神父様

「在ウクライナ日本国大使館 Embassy of Japan in Ukraine」の site のトップページの上の右端の icon を click して、「ウクライナ情報」の下の方にあるエピソード集 の「宗教編」を読むことができます。多くのことがわかりやすく書いてあります。ウクライナにあるローマ・カトリック教会のことも少し書いてあります。知らないことばかり
です。その中の「ウクライナのクリスマスは2回祝われます。」に、「・・・。ウクライナに住んで良いことはクリスマスは2度祝われることにあり,
ショッピングセンターやクリスマスマーケットは12月20日前後から1月20日前後までクリスマスを祝っています。また,2017年から12月25日と1月7日の双方がクリスマスと国民の祝日となっています。」、とあります(現在は戦争により、クリスマスの祝日は 12 月 25 日のみとなっているようです)。

昨日、YouTube で偶然見ましたが、ウクライナから日本に避難してこられて、日本で "多発性硬化症" を再発された方のことに少し触れました。彼女はその動画の最後で、「私は日本の人々に命と健康にどれだけ感謝すべきかを伝えたいと心から
思う 世界中の人々が自分の人生と一瞬一瞬を大切にしてほしい それが最も重要なことだから」、と仰っています。このことは、「【難病】日本で治療… ウクライナから避難 "多発性硬化症"抱え生き抜く女性の思い 大分 NNNセレクション(2023年8月1日放送「ゆ~わくワイド&News」より)」からの引用です。

難病を受け入れて、人生と向かい合って生きる人は同じながめをもっておられるようです。困難の中にあっても自分を大切にする(生かされていることに感謝する)ことができるからこそ、隣人のかけがえのなさを心からおもうことができるように感じます。
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