AM4:00,寒さで目が覚める。大きく息を吸い込み、白い吐息を吐き出す。気温－３度。仰向けになると、夜空にいくつかの星座が見える。昨夜の焚き火は燃え尽きていた。コッフェルにためてあった水は凍っていた。それにしても寒い。
昨夕、ラジオの天気予報で立秋寒波だと言っていた。寒いと聞くと、なぜか焚き火かしたくなる。いたたまれなくなって、ザックを担いで山に向かった。日が沈み、焚き火が起きた頃、粉雪が降ってきた。乾いた、ころころした雪だった。
テントは持ってきていない。PM8:00,焚き火のすぐ横で寝転び、寝袋にもぐりこんだ。チラチラと燃える小さな火が、眠りの中に僕を誘い込む。
極寒の中でのプチキャンプにて。
