１０年前の雑誌の中に懐かしい人を見つけた！古橋順越さん、今はなき鎌倉のカヌーショップ、「サンバースト」のオーナー。僕は２３歳の時にこの店の門をくぐり、ファルトボートを購入、カヌーのイロハは古橋さんから習った。といってもテクニックは一つも教えてくれなかったけど・・。
この雑誌の中で指摘されていることだけど、「ある種排他的な態度」、「売ってあげるけど、後は自分で責任もって遊びなさい」「お客さんにお客さん意識を持たせない」など、けっこうひどいなこれ。でも、確かにこういった感じだった。土日に店にたむろする常連さんに「くるなっ!」って怒ってるのを見たことがある（笑）。そんな暇があるなら漕ぎに行けということだったらしい。
だけど、反面、個性的で自立的なパドラーがたくさん巣立ったとも書かれている。確かに自立的なお客さんが多かった。だから、店を閉めるときも心置きなくできたんじゃないかな。
古橋さんからパドルテクニックは教わらなかったけど、物の見方や考え方は大いに教えてもらったかな。今でも影響を受けてる気がすし、自立的に漕ぐというのは意識してると思う。自分がそうありたいと思ってるからだけど、大切なものだけ受け取ったなあと思う次第です。
問題は製法なんかじゃない。カヤックで一番大切なのはデザインさ。 リー・モイヤー
