
野草つみ 西村文子
海辺の食べれるものはかなり見分けられるようになりました。しかし、山野のものは全く知識がありません。だけれども、食べれる野草には引かれます。いえ、とっても興味があり、名前の暗記、食べ方、見分け方などをマスターするのは僕の長期目標。これらができる人に、強い憧れと尊敬心を持っています。いつの日か師匠について、しっかり勉強したい分野です。
トムラウシ山遭難報告書
ネット上に公開されていたものですが、とても強い印象を残したレポートでした。低体温症時の病態生理、新しい知見など海遊びをする人間も必読と感じました。

交渉術 佐藤優
僕は何人か前進する時や考える時の道標となるような人物を持っていて、定期的にその人の言動をチェックしたり、全ての著作を読むと決めている人がいます。佐藤さんのことは時々チェックしています。尖閣やロシア問題、原発事故の時、彼の言動をしっかり聞き、参考にさせてもらいました。今も時々ご本を読ませてもらってます。

海賊と呼ばれた男 百田尚樹
激動の戦中戦後を生き抜いた企業人。僕は今後20年間の日本のテーマはエネルギー問題、環境問題、少子高齢化社会と見ています。エネルギー企業の創業者の生き様、思想にふれ、シビれました。

団塊の秋 堺屋太一
推計学手法を用い将来予想をする堺屋氏。10代の頃「団塊の世代」を読み感銘を受けました。この本はその続編でしょうか。全てをそうだとは思いませんが、かなり頷ける部分がありました。「年金プラス10万円」、「孫に会えない」、「高齢者の恋愛」等、印象に残っています。

熱く生きる 天野篤

七つの海を越えて 白石康次郎
冒険セイラー白石さん。昨年は直接お会いする機会もあり、サインまでいただいてしまいました。白石さんはヨットで世界一周する時、最初の二回は失敗しています。あの失敗が現在の白石さんを作ったとご著書を読んで理解しました。

アガーフィアの森 ワラシー・ペスコフ
アガーフィアの存在を知ったのは、ロシアのテレビ局RTRのニュースを見ている時でした。この冬、アガーフィアは体調を崩し冬入りの準備が出来ず命に関わるような飢餓にさらされている。みんなで援助しよう、なんて言ってる。なんだそれ?、そもそもアガーフィアってだれよ?、ロシア人は皆知ってるような報道のされ方。どうもシベリアのツンドラの中で一切外部との関わりを絶って宗教的で自給自足の生き方をしてる人だと聞き取れた。そこでネットで検索してこの本にたどり着きました。人間はどこまで一人で生きていけるのか、孤独と生、創意工夫でまさに生きるとは、大きなテーマでありながら、一つの答えを僕に提示してくれた一冊。僕の生涯で衝撃の書Best 3に入ります。

復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇 ナサニエル・ブリック
エセックス号とこの本の存在は以前から知っていましたが、その悲劇性から手を出していませんでした。太平洋で鯨に母船が攻撃され大破。小舟で南米を目指すも食料が切れ、最初は死した人肉を、最後はくじで負けた人を殺し食べて命をつないだ遭難事故。人食(カルバニズム)が立ってしまう話ですが、僕は違う読み方が出来ました。なぜ最悪の遭難が起こってしまったのか、リーダーシップの本質とは。僕に新しい視点と確信を与えてくれた書となりました。

新しい釣漁業の技術 山下楠太郎
昨年のBest 1は?、と問われたら迷わずこの本をあげます。50年前に書かれた本ですが、全く古さがなく、著者のパワー、思想は素晴らしい。この本を読み終わり閉じた時に、「僕は新しい師匠に出会った」と直感しました。釣り師の間では誰でも知っているYamashita、またらYamaria社の創業者、山下楠太郎さん。この本の中には今後僕が2年間出し続けるアイデアの元が詰まっていました。定価300円の本ですが、3万円の価値はあると思います。本も出会いだと思います。求めればこういった良書に出会えるんだなあ、ホント、不思議な縁を感じます。