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うなぎの稚魚漁

 昨日から藤沢の引地川の河口でうなぎの稚魚漁が始まりました。

 うなぎの生態は不明な点が多いです。特に卵の産み付けから幼魚の発育までの詳細はいまだに分からず養殖技術が確立していません。そこで、稚魚を採取し、これを育てたのが養殖うなぎとして市場に出回ります。卵から幼魚に育てるまでの技術がまだないのです。

 うなぎは卵の産み付けを海のどこかでします。そして稚魚になると川に上がってきます。この時、チャンスとばかりに河口部で細かい目の網で稚魚漁が行われます。夜中から、日の出までが漁時間です。

 しかし、このうなぎ稚魚漁、あまりに漁獲に当たり外れの年があり、プロの漁師は手を出しません。どういうわけかうなぎ稚魚の漁業権漁師の手を離れているのです。藤沢では市内在住者に限り、申し込み制により稚魚漁を市民に開放しています。

 毎年、一攫千金を狙うギャンブラータイプから、楽しみだよといってのんびり気ままに漁をする人まで、朝焼けのなかカンテラを付けた人々が漁にいそしみます。これは江ノ島の冬の恒例行事になっています。
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