趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

民謡の話 Vol. 64 「祝い目出度」

2008-11-18 03:52:21 | 民謡の話

 お早うございます。前回の宮城県から一気に福岡県に飛んでまいりました。福岡には全国的に有名な「炭坑節」、「黒田節」があります。しかし、今日は筆者の好みで「祝いめでた」を紹介します。この民謡、九州意外では馴染みの薄い曲ですが、地元福岡では結婚式など目出度い席には欠かせない唄です。 黒田節のように重苦しい雰囲気はなく、華やかでテンポの良い曲で、博多を舞台とする映画などに使用された事もしばしば有ります。

 

写真左は櫛田神社、右が太宰府天満宮です。

「祝い目出度」

祝い目出度の 
若松様よ 若松様よ
枝も栄ユリャ 葉も繁る
エーイ、ショエー エーイ、ショエー ショエー
ショウエー ションガネー
アレワイサト エーサトエー ショガネッ

さても見事な 櫛田のぎなん 櫛田のぎなん
枝も栄ユリャ 葉も繁る
エーイ、ショエー エーイ、ショエー ショエー
ショウエー ションガネー
アレワイサト エーサトエー ショガネッ

こちの座敷は 祝いの座敷 祝いの座敷
鶴と亀とが 舞い遊ぶ
エーイ、ショエー エーイ、ショエー ショエー
ショウエー ションガネー
アレワイサト エーサトエー ショガネッ

こちのお宮の お井戸を掘れば お井戸を掘れば
水は若水 金が沸く
エーイ、ショエー エーイ、ショエー ショエー
ショウエー ションガネー
アレワイサト エーサトエー ショガネッ

 別称「エーショーエ」とも呼ばれ博多周辺に祝い唄として伝えられた民謡です。お祝いの席では一番最後に唄われるのが「しきたり」だと言うことです。「櫛田のぎなん」とは祇園山笠で有名な櫛田神社の銀杏を言っています。

 今は福岡市となっていますが合併以前は中心部を博多湾に流れる那珂川の東が博多地区で商業で栄えています。西は主に行政地として役割が分担されていたようです。

 また、福岡城が近くにありますが初代藩主、黒田長政の居城(52万石)です。


通勤途中にある池の金魚

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2 コメント

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こんにちは。 ()
2008-11-18 14:29:48
お祝いの席で歌われる民謡って良いですよね。
暖かな気持ちになります^^。
だから詳しくなくても民謡に惹かれるのかもしれません。

ただ、太宰府天満宮は有名なので知っていますが、残念ながら櫛田神社の銀杏は初耳でした;。
見事に歌われるここにも訪れてみたいものですね^^。
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しっかりコメントありがとう。 (issei)
2008-11-18 14:51:18
 葵さん、毎度のコメント有難うございます。
この投稿は、会社の同僚に博多出身の方がおりまして、根掘り葉掘り聞いた事をまとめました。あの有名な博多祇園山笠は櫛田神社の氏子さん達によって支えられているのです。山笠の数は14流れほどになり、定められたコースを引き回してタイムを争うのが恒例の行事になっています。
 
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