お早うございます。20日(月)の石原元東京都知事に対する百条委員会での尋問は迫力に欠けるものでした。各会派は「都議会選挙も近いので一応百条委員会に賛成した」と言う程度の対応としか思えない。今回の百条委員会は豊洲移転決定及び土壌汚染が確実な土地を559億円で購入する事を誰が判断したかを問うものでした。石原氏は「責任はある」と言っているわけですから、今後はどんな責任なのかを詰めるべきです。「みんなでやったから良い」と言うものでは無いと思います。
1 記憶にない。※脳梗塞を患い、記憶が定かでないと前置きして防戦
2 委員会などで決定して上ったものに反対できなかった。※反対できるのが知事なのですが!
3 担当者に一任していた。※これもダメでしょ。
4 青島前知事からの引き継ぎの文言に「豊洲移転」があった。 ※これは死人に口なしです。
と責任を逃れ、「地下水汚染に問題が有っても ポンプで汲み上げて捨てれば良い」且つ「小池知事は不作為の責任が問われるべきだ」と”逆切れ”しています。記憶はしっかりしていると思います。W 豊洲移転が停滞している責任を小池氏に転嫁しているのは感心できない。
一方、小池氏は「総合的に判断する」を繰り返していますが、彼女に判断は無理かもしれません。一からやり直すとなれば数千億円の損害となりそうです。危険なガスをどうするのかはさて置き、地下水を延々と汲み上げて処理して捨てる事に都民の理解が得られるかにかかっています。都民投票を行い、それでも良いという結果が出たらさっさと移転すべきだと思います。そうでないなら、築地を徹底修理するか再開発に踏み切るべきです。これ以上の引き延ばしは小池知事の限界を感じさせ、彼女の政治生命に影響しそうです。
559億円の買い物に汚染対策費が586億円もかかっては「高いお買い物」と言わざるを得ません。東京ガスが負担する対策費用は78億円で売主に有利に進められたようです。売主側の社長(会長?)が石原氏の出身大学の後輩だったとか、疑惑が無いとは言えません。汚染対策費として本当に586億円もかかったのか、高額買取りに贈収賄は無かったのかも追及すべきであったように思います。総額3926億円に纏わる契約です。1、2億円がどっかに行っても不思議ではありません。
計画段階で1446億円も不足しているので、現在進行中の移転関連補償費などを加えるととんでもない額になると思われます。築地の公示価格3500億円も汚染物質が出てきているようなので思惑通りに高値で売れるとは限りません。かじ取りはさらに難しさが増すばかりです。自民党東京都連としても小池都知事の判断次第では都議会選挙に大きく影響することも視野に入れ、小池離れをしぶとく待っているのかもしれません。東京都民は選挙を通じ石原一家に貢ぐことは考え直した方がよさそうです。
自民党であれ、民進党であれ私腹を肥やすような悪い奴は排除されるべきだと思います。比較的公平で皆が明るく幸せな家庭を築けるような社会にしていきたいものです。
※ 筆者は横浜在住ですが、東京都にそれなりの税金を納めているので言いたいことを言わせていただきました。
先日撮影した野菜の残党です。アブラナ科の一年草「コマツナ」です。小松菜と書く事からも判るように江戸時代に中国から渡来し、江戸川区小松川地域で栽培されています。今でも生産量の一位は東京都です。カブの親戚のような野菜ですがビタミンやカルシウムが「ほうれんそう」よりも多く含まれろ事からみそ汁の具などとして絶大な人気を誇っています。それにしても”菜の花”と言う花は多すぎて区別が難しい植物です。4枚花弁の花だけを見た場合、皆同じに見えます。W