楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

タイの食卓

2011-07-17 10:00:00 | タイの料理

今日はちょっと趣向を変えて、わが家の豪華な食卓を見てください。

 

豪華といっても、僕にとっての豪華さです。高級食材を使った料理のオンパレードではありません。質素な中にも、僕の好きな肉の多い料理が出た日を選んでみました。だいたいどれもタイ人が普段食べる食材ばかりです。屋台で買ってきた惣菜も含まれてますけど、母のお手製もあります。

一品だけ、料理の好きな父が作ったものがあります。さてどれでしょうか? 正解は最後です。

 

『クイシャイ トーッ』                                 25バーツ

これはタラーッ(市場)で買ってきたものです。父と僕の共通の好物です。写真では原型が見えないんですが、切る前は、大きなニラ饅頭に似ています。これはトーッしたもの、つまり大量の油で揚げてあります。ニラだけじゃなくて、すりつぶしたイモや、タケノコ、シイタケを細かく刻んで入れたバージョンもあります。ご飯のおかずというより、ビールのお供に最適、と父が言ってます。

 

『ケーン キアオ ワーン』          30バーツ

これも近所の屋台で買ったお総菜です。言わずと知れたグリーンカレーです。鳥肉とレバー、ナスなどが入っています。一見したところ家庭料理みたいです。辛いので、僕はめったに食べません。それに、この日はほかに食べるものがたくさんあったので、子供は誰も手をつけませんでした。父の好物のひとつです。母も上手ですよ。

 

『パッ パカナー サイ ムー』

これは母のお手製です。パカナと豚肉の炒め物(パッ)。簡単にできるので、母の定番料理のひとつになっています。今日のメニューの中では2番目にお勧めです。ただし、僕はニンニクを避けて食べます。

パカナって、日本にいるときは「高菜」だと思ってたんですが、やっぱり種類が違うんでしょうか。名前も見た目も似てるのに。「パカ菜」って書いちゃいそう。

 

『パッ ホイラーイ』

肉が多い中で異彩を放つ貝料理。これはタイ語ではホイラーイ。日本ではアサリにあたる貝のようですが、色合いが違いますね。貝殻の模様がきれいです。味は日本のアサリそっくりです。ホーラパーという野菜が入っています。タイラーメンにもよく入れる香草です。

これも母の定番料理です。きっと高級レストランで食べても同じような味がすると思います。それくらい美味です。僕はこれもニンニクをよけて食べます。

父は尿酸値が上がるからって、貝は食べないようにしているそうです。でもビールに合うらしく、少しつまんでました。そう言えば、ビールも尿酸値を上げるんじゃなかった? 

「お父さん、そろそろ齢だから、身体には気をつけてね。」

 

 『ビーフステーキ』

さて、おしまいはステーキです。タイではめったに牛肉は食べません。僕は日本にいたときステーキが好物だったので、父が来ると、たまにお願いするんです。ロータスで買ってるみたいで、安いらしいです。

そりゃ和牛のような味わいとか、柔らかさを求めるのは無理です。でも父によると、安い肉でも焼く前の肉の温度管理と焼く温度」によって、やわらかく風味豊かに仕上げることができるんだそうです。「焼く前の温度管理」って、さすがだと思いませんか?冷蔵庫から出して、ほったらかしにしているだけかと思ってました。

不思議なことに、同じ肉でも、母が焼くとそれほどでもないのに、父だと断然おいしくなるんですね。だからステーキが食べたくなっても、父が来るまで待つことができるんです。ついでに言うと、カレーライスも同じ具材と同じルーなのに、父の方がおいしいのは、何故でしょう???

さて写真で見て分かるように、父はしっかりと肉を焼いています。日本ではレアかミディアムレアだったのに。いくらタイだからって、豚じゃないんだし、そこまで心配しなくてもいいと思いますけど。

最後に、ステーキの決め手はステーキソースです。日本から父が持ってくる「おろしソース」で食べるのに限ります。ソースのおかげで、多少まずい肉でもそれなりにおいしく感じてしまうのは、僕がまだ子供で、ほんとうの肉のおいしさを知らないせいかも知れません。(注 本当においしい肉なら、ソースは邪魔になることが多い)

松坂牛と神戸牛と但馬牛(あっ、同じか)、山形牛と米沢牛も、(もちろん福島牛も)食べたことのある父は、どう感じているのでしょうか? (ハイ、焼き方が上手だと、それなりにおいしいよ。100グラム100円でも。)

 

この日の献立は肉が中心でしたが、わが家では普段は肉より魚の方が多いです。品数も、この日のように5品ということはあまりなく、だいたい3品くらいです。

父は昔は肉派だったようです。ステーキはいつも一人で300グラム食べてたみたいです。若いころは松坂牛のステーキハウスにも一人で行ってたそうですよ。2人だったら高すぎるから?

今は野菜だけあれば十分と父は言います。ヘルシー志向に変わったみたいです。15年か20年経って、僕に子供ができたら一緒に遊びたいんだって。だから肉はあまり食べないように心がけているようです。

僕はステーキが好きです。父の焼いてくれるステーキが。

 

記事更新の励みにするために、ブログ・ランキングに参加しております。

僕も日本にいる父も、がんばってこのブログを続けたいと思います。

応援していただけるようでしたら、ポチッと3つともクリックをよろしくお願いします。 

   ↓↓

 

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ   タイ・ブログランキング   人気ブログランキングへ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。