食卓シリーズ、今回はちょっと変わったものをご紹介します。都会ではお目にかかれない食材を使った料理です。
きょう、妻の実家のあるタイ中部の田舎町、カンペンペットから、妻の母のお兄さん(つまり、おじさん)が久しぶりにバンコクにやってきました。71歳だそうです。彼がおみやげに持ってきてくれたものを夕食に食べました。
(左がおじさん、右がその妹、母)
さて、田舎からやってきたその食材はこれです。
バナナの葉っぱで香りづけして焼いた肉を細かくしているところです。これを見て、何の肉かわかる人はいますか?
次に出来上がった料理をお見せしましょう。
私自身は、この肉のおみやげに慣れていますので、おいしくいただいています。最初は、相当に抵抗があり、ちょっとだけ口にいれる程度でした。今はむしゃむしゃ食べられます。
いったい何の肉なのか、次の写真を見れば、半分くらいの人はわかると思います。
大きさをいいますと、体の長さが15~20センチくらいです。首から上を切り落としてあります。生きている姿を見たことは、私はありません。カンペンペットの田圃からとってきたものです。
正解は、田圃に自然に生息する「ヌーナー」という名前の小動物です。要するに、ネズミです。骨も砕いて食べますので、カルシウムが豊富です。
『パッ ペッ ヌー』
料理の味付けは、主として胡椒とトウガラシです。油で炒めて食べます。肉自体には脂分が少なく、また調味料のせいもありますが、臭いも気になりません。ビールのつまみにぴったりの一品です。
このネズミ料理を含めた4品が今日の食卓に並びました。5つあるのは、ネズミ料理が味の違いで2種類あるからです。トウガラシをたくさん入れたものと、少しだけのものの2種類です。妻、母、おじさんは辛い方を平らげていました。私は辛くない方を、子供たちは手を付けていませんでした。大人の料理なのですね。
そのほか、詳しく紹介しませんが、今日は豚肉料理と、卵と野菜のサラダ、生野菜がありました。
『パッ カパオ ムー』
豚肉をトウガラシ、ニンニク、バイカパオという香草、オイスターソースなどを使って調理したものです。妻の定番料理のひとつです。ほぼ完成の域に達した出来栄えです。
『ヤム カイ ケム』
卵といろいろな野菜のサラダですが、味付けは塩味をきかせたものです。
これは私が洗って盛り付けたのですが、食卓に並んだ時には、すでに半分くらいに減っていました。料理支度をした母と妻が、料理しながらこれをつまんでいたものと思われます。
記事更新の励みにするために、ブログ・ランキングに参加しております。
僕も日本にいる父も、がんばってこのブログを続けたいと思います。
応援していただけるようでしたら、ポチッとクリックをよろしくお願いします。
↓↓