今日はキッチンの設置が行われる日でした。K-HOMEの担当者からは何の連絡もないので、ゆっくりして10時くらいに現場に行ってみると、ほとんど設置工事が終わりかけていました。しかも大問題があったのです。
この写真は、妻と私が駆けつけて、やり直してもらった直後です。やり直しというのは、キッチン台の高さがイメージしていたのと違って高すぎたのです。現場にK-HOMEの担当者は誰もおらず、取り付け業者の人が3人いるだけです。カウンターの高さが90センチ以上もありました。
妻はこれには仰天しました。まるでファラン(西洋人)向けの高さなのです。業者の言い分は、図面がそうなっているというのです。家自体は私の設計ですが、キッチン設備はK-HOMEとキッチンの業者が打ち合わせして図面を作ったはずです。最初に図面がメールで送られてきたとき、われわれの希望と違うところがあると伝えたら、「それは仮の図面だから心配ない」と担当者は言ったのです。その後、仮ではない図面は見ていません。
妻は、高さはなるべく低めにしてほしいとオーダーしていました。標準は85センチだと思います。「低め」というのは、だいたい80センチくらいになるはずなのです。10センチ以上違いました。珍しく色をなした妻が「もっと低くしてよ」と言うと、業者は困ってしまいました。このキッチンはバンコクの工場で製作されたもので、簡単に変えられるものではありません。
ただ、台には足がついていて、5~6センチだけ高さを調節できるようになっていました。それで、ぎりぎり高さを下げて、86センチにできました。ほぼ標準の高さです。でも、もし我々が行かなかったら、92センチで固定されていたのです。固定してしまうと、もうやり直しはできません。あと30分遅れていればアウトでした。
今回のキッチン設置では、K-HOMEが業者任せにしていたようです。そういえば、キッチンの代金は手付金しか払っていませんが、建築費は月曜日に残額を納めました。全額支払ってしまったのです。果たしてそれが影響しているのかどうか・・・???
さらに、今日一日でキッチンが出来あがると言われていたにもかかわらず、持ちこまれたキッチンには石のカウンターがありませんでしたし、壁にタイルを貼る工事も手付かずです。水道や電気の配管、配線もできていません。一体いつやってくれるのでしょうか?
担当者(監督ではない)は、朝から何回電話しても出ませんでした。午後3時頃になって、私たちが掃除をしていると、本人が現場にひょっこりと現れたので、今後のスケジュールを妻が確認しました。「来週の火曜日か水曜日には何とかなります」というのですが、あまり信用できませんね(笑)。
これまでこのブログでK-HOMEのことを随分とほめてきましたが、今日は辛口にしておきます。妻が一番楽しみにしていた台所の工事で、妻の期待を裏切るような事態になりそうだったのですから。「K-HOMEよ、お前もか」と言われなくて済むように、最後のお仕事を頑張ってほしいものです。
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それは主婦として許せん事態ですね!
主婦がご機嫌にお料理できる事が
家族が幸せでいるための第一条件なのに。
こういう時の奥様の対応に興味がありますね。
マイペンライで優しく受け入れるのか、
言うことは言うのか。
妻は問題があるとき、業者に怒ることはないですが、遠回しに言ったりしません。文句を言う時は、ニコリともせず大きな声で結論だけを言います。ものごとに理屈をつけたりするような教育を受けてこなかったせいもあると思います。
責任の所在が曖昧になる…本当に日本じゃ考えられないんですが、
タイではよくある話ですよ。
ただ、最終的に図面を確認しなかったのは
少し痛いですね。
私は、自分たちが住むところ、使うところということを常に念頭に入れていましたので、
一切工事に妥協を許しませんでした。
悪ければやり直しですよ。
特にキッチンは料理をする(私は自分でもするので)ときの使い勝手で、
かなりこだわりを入れました。
それを話していても失敗する…本当に頭にきていました。
後々後悔するよりも、今やり直しさせるほうが私は得策だと思いますよ。
よく考えると、私が3月末まで日本に居たことはよくありませんでした。キッチンにも大いに関係する水道の配管など、早い段階で工事をする部分の細かい打ち合わせができなかったことは問題でした。具体的には、流し台の位置を、給排水に関係で私の設計とはまるで違うところに移さざるを得ませんでした。
妥協と言えば、その1点だけが明らかな妥協です。