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楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

ご近所の建築業者

2011-06-27 11:50:49 | タイの家づくり

さて、母のコネで建築会社は決まってしまったのですが、そのほかの会社はどうだったのでしょうか。5月のはじめに、母と父は、チェンマイの3つの建築会社を訪ねました。買った土地の近所にある小さな会社が2つ。もうひとつはテレビコマーシャルにも出てくる有名な会社です。母がインターネットで連絡先を調べました。

近所の会社のひとつは、買った土地を仲介した男性Pさんがやっている会社でした。会社というより、建築設計を長年やっているPさんが個人で事務所を開いています。母と父が土地を買うときに売買契約の書類を作ってくれた方で、区画整理地の中に事務所があります。その意味では、本当の意味で地元の業者さんなので、ある種の安心感が出てくるのは不思議ですね。なんだか運命共同体みたいな感じがして、この人の言うことなら信用できそうな気がしてくるのだと、父も母も言っていました。でも母は、Pさんはあまりにもよく喋るので、ときどき嫌気がさしてくるのだそうです。それって、やっぱり損な性格なんですね。僕は、必要なことを簡潔にしか言わない利口で冷たそうな人よりも、よっぽどいいと思うんですけど。でも、やっぱり会ってみたら嫌気がさすかもしれません(笑)。

ところでこの写真は、買った土地の真ん前の道路から区画整理地の奥の方を眺めたものです。向こうは果樹園で行き止まりです。草ぼうぼうですけど、Pさんによると大体9割がたは売れたんだそうです。値段は1タランワー(4平方メートル)が6000~7000バーツ(2万円前後)だそうです。僕には高いか安いか分かりませんが、「北海道の山の中ならいざ知らず、日本で一坪2万円台の土地って、探すのが大変なんだよ~」と父は言っています。タイの山の中だったら、一坪200円くらいじゃないかと僕は思います。

それはともかく、6000~7000バーツっていうと、タイ人の労働者の1か月分の給料が大体これくらいなんだそうです。また話が逸れそうですけど、タイで一番収入が安定しているのが公務員で、大袈裟に言えばみんなが公務員になりたがります。当然それなりの教育を受けていないとなれませんけど、給料がべらぼうに多くなくても、高い年金はあるし、いろいろな特典がわんさかくっついてくるので、大人気です。警察官もすごく人気のある仕事なんだって。母も僕を警察官にしたいと思っているようです。でも僕自身はケーキ屋さんをやりたいんですけどね。で、公務員の給与は、幹部クラスで1か月5~6万バーツ(15万円くらい)なんだそうです。幹部といっても、何とか局長とか、何とか所長とか、それくらいのクラスで、それくらいの給料なんだそうです。下級官吏(あっ、小学生には難しすぎる言葉をついつい使っちゃいました)の場合は、そんなに給料がよくないので、今でも袖の下を求める悪い癖が残っているのがタイ。そう父が解説してくれました。もちろん高級官僚(あっ、これも僕には難解な言葉だ)も別収入があって当たり前なんだそうです。その意味では、まだまだ先進国にはなれないんですね。僕が大人になるころは、どうなっているか楽しみなんです。僕も警察官になって、毎日袖の下をもらっているかもしれませんけど、今のところはそんな国じゃないほうがいいなと思ってますし、僕もがんばっていい国にしたいと思います。

さて、もうひとつの建築会社も実はこの区画整理地の中にありました。というより、今年になってできたばかりなのだそうです。母と父はその会社に挨拶がてら立ち寄ったところ、すでにこの場所に3~4件建築中の家があったそうです。父がその会社の設計士のSさんに自分で作った図面をみせたところ、「これ、もらっといていいですか?どれくらいの値段でできるか計算しておいてあげましょう」と言われたんだそうです。で、それっきりです。だって、そのあと母のコネで別の会社に決まっちゃったからです。あとでPさんから聞いた話によると、Sさんの会社は、自分の会社の建物はきれいに立派に建てたのに、注文を受けた住宅は、どうみても手抜きなんだそうです。見た目は綺麗だけど、中身が全然ダメだそうです。その批判の仕方が尋常ではないのでよくよく聞いてみると、PさんとSさんは数年前まで一緒の会社で仕事をしていたんだそうです。つまり仲たがいだったんですね、同業者の。でも犬猿の仲になったPさんとSさんが、よりによって同じ区画整理地内に事務所を構えることになるとは、なんという因果なんでしょうかね~。チェンマイは広いから別の場所にすればよかったのに。ひょっとしてPさんとSさんは腐れ縁なのかもしれませんね~。

というわけで、残るはテレビコマーシャルに出てくる会社です。タマホームとか、アイダ設計ではありません。「〇〇ホーム」という点ではタマホームに似てますけど。また母が「早くご飯食べなさい!」とすごい剣幕で呼んでるので、続きは今度にしま~す。

これが土地の仲介と建築設計をやっているPさんの事務所。区画整理地の入り口(向こう側)のすぐそばにあります。看板も何にもありません。ふつうの一軒家です。その点ではSさんの会社も、見た目はふつうの一軒家です。建築屋さんに限らず、看板なしで事業しているところが多く、何かと分かりにくいです。タイで「くちコミ」や「コネ」がとても重要になっている原因か結果のひとつではないかと思います。

 

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