信者さんのアンチ観を見ていると、思考が硬直化してしまっているように思えてならない。
たとえば、信者さんがよく開陳するアンチ観は大体このようなものである。
・唯物論者、無神論者。
・自分を認めてもらえなかった不平不満、欲求不満。
・嫉妬心が強い。
・悪霊悪魔の影響下にある人。
・人のせいにする。
・恨み心が強い。
HSを観察していれば、すぐに気付くことだと思うが、これらのアンチ観はどれも大川隆法さんが説くアンチ像そのまんまである。
実際のアンチはといえば、もうちょっと多様性があるのだけれども、信者さんはアンチを見ると、大川隆法さんのアンチ像をなぞったような感想しか持てないらしい。
こういう信者さんらを見ていると、信者を長く続けていると、
・大川隆法さんが説くアンチ像に合致するアンチしか見えなくなるのか
・どんなタイプのアンチを見ても、大川隆法さんが説くアンチ像にはめ込んでしまうのか
……という疑問をおぼえてしまう。
今は、アンチ観を例にしたけれども、この他でも信者さんは、大川隆法さんの見方をなぞったようなものの見方ばかりする。政治にしても、経済にしても、芸術にしても……大川隆法さんの見解の受け売りばかりのようだ。
こういう信者さんらを見るにつけ、マインドコントロールは怖いと背筋が寒くなるような思いがする……。偏見、先入観、型にはまった見方、受け売り……などというようなものは、信者に限らず、アンチにも、一般人にも、誰にでもあるのだけれど、どうも信者はそれが極端に強すぎるから困るし、怖いのである。
(註)ここでいう「信者」とは、信仰心旺盛な熱血信者から休眠信者まで信者全般のことではなく、主に、信仰心旺盛な熱血信者のことを念頭においてます。