さて、テレワークとなり電話会議にも様々なシステムがあることが解ってきました。私の会社ではマイクロソフトのTeamsというのを使っています。よくテレビ会議とか言って映像も写していますが、あれって通信帯域を動画で使うから、あまりお薦めではないんですよね。会議だと資料を写したりする必要もあるし、多くの人が使うのであれば、無闇やたらと画像は送らない方が良い。だから私の会社では基本、画像は使いません。
さて、世の中でこれだけテレワークが進むと、様々なソフトウェアが出回りますが、その中でZOOMというのが、結構使われていたりします。私も取引先からZOOMで会議するので参加して欲しいなんて来て、何度か使った事もありました。
しかしこのZOOMにはセキュリティ・リスクがあるという事もあり、私の職場では利用制限ソフトウェアに指定されています。
このZOOMですが、創業者は中国山東省で生まれ、大学卒業後、米国にわたり、その後、米国籍を取得したエリック・ユエン (Eric Yuan、袁征、以下敬称略)という人物だそうです。
このZOOMですが、先日、天安門問題を扱うアメリカ人権弁護士のアカウントを凍結してニュースになっていました。これには恐らく中国政府関係者が動いていたのかと思われます。
そう言えば「スーパーシティ構想」で日本政府は、中国と協業するというような契約を交したそうですが、本当に日本という国、またこの政府は大丈夫なのでしょうか。まあ日本政府はバックにアメリカ太平洋軍がある政府なので、当然、この動きも事前にアメリカへは伝達済とは思うのですが、様々な事を考えると不安感を覚えたりします。
さて、本日のお題「一身独立して一国独立す」という言葉、あまり聞いた事ないと言う人が多いと思いますが、これは一万円の人、福沢諭吉の言葉です。
福沢諭吉は英語から様々な日本語を対応させた人という事でもあって、例えば英語のFREEDOMを自由という単語にした事は有名ですね。(て、あまり知られてないかも)
自由とは「自らに由(ゆだ)ねる」という意味で、自分自身の責任において、人は言動を妨げられない事を保証される、という意味ですね。FREEDOMという意味を全うに日本語化したのは大したものです。
その福沢諭吉が述べた「一身独立して一国独立す」というのも、誠に含蓄が深いもので、国家として独立を維持するには、国民一人ひとりが独立(自立自尊)していなければならないという事でしょう。では、果たして今の日本国の国民の中に、この気概を理解している人は一体どれだけいるのか。薄ら寒い感じがする事、いなめませんね。
尖閣諸島は日本固有の領土ですが、中国海警の船舶は頻繁に侵入を続けています。また近年の航空自衛隊のスクランブルで一番多いのは中国人民解放軍の航空機関係です。
一方、アメリカのトランプ大統領は、尖閣諸島にアメリカ軍基地を作るとか、ブラフでしょうがぶち上げていました。
これはこれで問題ですよね。
私は今の中国共産党政権や、韓国、北朝鮮という国を全く信用していません。しかし日本の政治家の中には、それらの国にべったりな感じの政治家が多くありませんかね?
自民党、公明党、立憲民主に共産党、等など。
いま日本の政治家に問いたいのは、この「一身独立して一国独立す」という、福沢諭吉の言葉をどの様に考えているのかという事です。
どうも「一身独立」というよりも、何かしらの利権ばかりに目を向けて、選挙の度に選挙民に対して耳触りの良い言葉や行動をしているだけ、そんな政治屋が多くいる様にお見受けします。
そう言えば安倍総理が「北方領土交渉の進展」をかかげ、ロシアのプーチン大統領と交渉した際、あっという間に撃沈したのは有名な話ですね。
北方領土に触れた安倍総理にプーチン大統領は聞いたそうです。
「北方領土を返還したとして、そこにアメリカ軍の基地が作られないと、日本政府が約束できるのなら交渉しよう」
これに対して安倍総理は「それは出来ない」と回答したとか。結果、交渉は早々に破綻したと言います。
日本は日米安保条約と、その運用の為に設置されている「日米合同委員会」によって牛耳られている国であり、完全な自主独立の国ではありませんからね。
こんな政治屋を生み出しているのは、紛れもなく日本国民の意識であり、これを変えるには歴史の勉強、特に近代史について学ばなくては変わらないでしょう。
世の中やネットでは「安倍総理許すマジ」とか様々な議論が溢れてますが、昔のコマーシャルにあったセリフ「元を絶たなきゃダメ!」という事で、国民が近代史を学び、日本人として太平洋戦争や、それに纏わる歴史に目を向けない限り、この状況は変わる事は無いでしょう。
私は、その様に考えています。