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国益にそった政策論争で選ばれてこそ与党の代表である

2010年08月21日 08時49分01秒 | 日記
国益にそった政策論争で選ばれてこそ与党の代表である。

 

お懐かしや、というほどではないが、小沢一郎さんの姿を久しぶりに新聞やテレビで見た。鳩山由紀夫前首相グループの研修会に顔を見せたそうだ。9月の民主党代表選に出馬する意欲を持ち、党内の空気を探るための出席だったらしい。

 ▼ちょっと待ってほしい。小沢氏は「政治とカネ」で民主党の人気を凋落(ちょうらく)させた最大の「戦犯」のはずだ。政治資金規正法違反事件での検察審査会の結論も出ていない。まさか代表選には出られないだろう。と思うが、そんな「常識」はこの世界には全く通じないらしい。

 ▼小沢氏の周囲には「待望論」が渦巻いており、代表選は菅直人首相と小沢氏の一騎打ちになる可能性が強まっている。もっとも菅首相支持派の理由もスッキリはしない。「1年に3人も首相が代わるのはおかしい」と言うだけで、政策に踏み込んでいないからだ。

 ▼まるで自民党の派閥抗争のような「怨念(おんねん)の戦い」になりそうな雰囲気だ。党内にはこれを「赤と黒」の争いだとする冷ややかな目もあるという。仏の作家、スタンダールの小説の題を拝借したものだが、日本では「赤」は共産主義者や左翼、「黒」は犯罪容疑者を揶揄(やゆ)することが多い。

 ▼むろんどっちが「赤」でどっちが「黒」だなどと言えるわけはない。ただ靖国神社参拝も憲法改正も端(はな)から否定するような菅首相と、未(いま)だに疑惑が晴れない小沢氏の戦いとなっては、選択は難しい。そのことを皮肉っているのである。

 ▼代表選はそのまま首相を選ぶ選挙である。国民にとっても、2人だけの対決となっては不安だ。それなら多彩な「」を持った人たちが、どしどし立候補すべきだ。国益にそった政策論争で選ばれてこそ与党の代表である。

 


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