Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

就職活動

2005-07-26 | Weblog
僕は就職活動というものを実際は経験した事がない。
本来大学4回生(今は3回生から始まるらしいが)の春夏はリクルートスーツを着て毎日就職活動に汗を流し、やれ面接だ、やれ試験だ、やれセミナーだと滅茶苦茶しんどいらしい。
僕はそんな体験はした事がなく、候補の中から選ぶ。ただそれだけだった。
ちょうど不景気真っ只中って感じで就職戦線超氷河期なんて言われていたが、僕には無縁な言葉だった。うらやましがられたもんだ。
チームの移籍に関してもそれは同じで、意外とすんなり移籍先が決まる。

先日のブログに書いたとおり、今は新しい目標が出来て僕のburnout-syndrome(燃え尽き症候群)も落ち着いた。
昨日から本格的に動き出し、まずは引越し、そしてジムの契約、就職活動、車買い替え・・・とやることがいっぱい。
何故就職活動かというとジムの費用や家賃等生活費を稼ぐという意味もあるのだが、やはり生活リズムの改善と、当初の目標であり挑戦のひとつでもあった“キウイと同じ条件でのNPC選出”を再開するため。
リーグの決勝ラウンドを控えて仕事を休職していたが、もう一度やり直すことに決めた。
前の職場に戻る事は可能なのだが、よりハードな道を選ぶべく1からの再スタートを誓った。
僕の条件は①ワークビザ発行可能な大手②自分の興味がある職種③新たな挑戦が出来そうな環境、の3つ。
①は来季もNZでプレーを続ける為には必須条件。
ワーホリは一生に一度だけの特権であるし、ビジターで3ヶ月・・・では他の数多いるラグビー留学生と同じである。
僕は僕にしか出来ない、まだ誰も達成していない事に挑戦するのが好きであるし、それに一番の遣り甲斐を感じる。人が通ってきた道を歩くのは簡単だが退屈だ。
②は先日読んだ本に起因する。母親が送ってきた本で「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」。いつもトンチンカンなアドバイスで有名な僕の母親であるが、今回の本は実に興味深く目からうろこだった。結局アドバイスを頂いたのはその本の著者であるな。おしい母親・・・もう一歩である。ちなみに僕の母親は、1社目であるユニチカからの内定通知の電話を「今、キャッチやから後でかけなおして」と切った人である。僕がこっそりキャッチホンサービスを解約したのは言うまでもない。
話は横道にそれたが、とにかく商売というのは自分の経験した、または興味のある、言い換えれば得意分野の範疇で考えるべきで、「お金がいいからあっちで・・・」「格好よさそうだからこっちで・・・」ではダメだという事が書かれていた。それに経理のエッセンスを交えて如何に効率よく仕事を回すかを覚えた。それを机上の空論ではなく実践に移そうと。
③であるが、上記全ての事がそのまま③である。
NZでフルタイムで働く日本人NPCプレイヤー。
これはいない。今までは絶対にいない。
それに挑戦した選手も聞いたことがない。
今年の10月で30歳を迎えるが、全く遅くは無いと思う。
今季はNZのレベルを知る事が出来たし、暮らす環境というのも分かってきた。
今からはそのリズムを掴み、生活レベルを一定に整え、ラグビーのトレーニング環境を整える。また新たな情報収集に励む。そして自分の限界よりちょっと上の目標(チーム)を選出し、そこでのプレミア出場を短期目標に、その結果NPC選出を目指す。
出国する際の新聞インタビューで『自立』というキーワードを挙げたが、自分で言ったその意味を体現するのに半年を要した。

さて、初めての就職活動。
他人には「あいつはラグビーしかできない」と思われているかもしれないが(少なくとも僕の両親はそう思っているので)、ラグビー“も”できるところを見せるために、今回のブログを実現できるよう頑張ろうと思う。


追記

励ましのメールをくれた皆さん、ありがとうございます。
これからも頑張ります。



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