Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

苦笑

2005-12-22 | Weblog
皆さんは『竹原慎二のボコボコ相談室』なるものをご存知だろうか。
月刊Charger内の連載で、元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二さんが悩めるサラリーマンの質問に答えるコーナー。
僕はこのコーナーが大好きである。

サラリーマンA
上司や先輩が仕事を丁寧に教えてくれません。その上、年が離れた人ばかりなので、仕事の話はできるのですが日常のちょっとしたコミュニケーションもとれないのです。竹原さん、何か良いアドバイスがありましたらご意見をお聞かせください。

竹原
基本、仕事は見て覚えろや、ボケ。

サラリーマンB
音楽の道で生きていこうと思っている29歳です。
そのせいもあるのかもしれませんが、今までやってきた仕事にあまり興味が持てず現在の会社で5社目です。早く音楽でビックになって今の仕事を辞めたいのですが、そっちの活動もあまりうまくいってませんし、思い切って仕事を辞めて専念しようかと思ったのですが、正直不安です。

竹原
おめーみたいな奴は、くさった歌しかつくれねーよ。

・・・僕はこれを読み単刀直入以上という六文字熟語を作ってしまった。
竹原さんの考え方には非常に賛同でき、僕でも心の中では同じことを思うだろう。
ま~一応社会人であり2児の父親であるので「自分で覚えろやボケ」とは言えんが、それに似通った事は言うだろう。
それにしても、ここで質問をしているサラリーマン達は、竹原慎二にいくまでに誰か相談する人おらんかったんかいな?と心配する。
上記のような質問は友達とか先輩に居酒屋で相談し、ネクタイを緩めてメガネを鼻まで下げて割り箸でお猪口をチンチン鳴らしながら、あ~でもないこ~でもないと同じ事を朝まで喋りつづけ、翌朝ひどい二日酔いと共に出社してまた上司に怒られ・・・を繰り返しながら自分が先輩になり同じ事を後輩に質問され・・・そういうコミュニケーションが日本の働く戦士達を作ってきたのではないのか?
何かあったらすぐにネットで調べられるのは良い時代になったが、それを仮名で質問し、どこかの誰かが匿名で答える。的を得た答えならまだいいが、仮名・匿名・無記名であるゆえのいい加減さや無責任さが、時に非常にレベルの低い言い争いに発展するケースはもう聞き飽きた。
前回の携帯のケースもそうであるが、素晴らしいツールを手にした人間のレベルがその機能についていけていない今日この頃。
便利で素晴らしい文明の利器は、使う人のレベル次第では、その被害人数は核爆弾をもはるかに超えるものになる。
誰かの悪口を世界中に配信する事は、今はもう隣の誰かが出来る時代だ。

ワルグチヲイワレタカラ・・・コロシタ。
こういう小学生もいた。
しかもその日のうちにその小学生の顔写真がネット上で出回る。

便利だが殺伐とした世の中だ。
メールやチャットやBBSでは判らないものもある。
会い、そして食事や酒を共にし、その人の表情やしぐさで全てを悟るときがある。
故・仰木監督もそんな人だったと聞いた。

便利なものを便利に有効に正当に公益に正義に愛に平和に使おう!
でもボコボコ相談室は好き♪








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2 コメント

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いつも楽しく拝見させてもらっています (Unknown)
2005-12-22 22:24:32
 12月17日のブログを拝見し投稿します。よく外国(ニュージーランドやオーストラリア)でプレーされた方は「外国はいい」、「日本とぜんぜん違う」、挙句の果ては「だから日本人は・・・」と自分も思いっきり島国日本人のくせに言ったりします。僕はそれを聞くたびに「違うんじゃないの?」と感じます。あなたも日本人でしょ?ちょっと外国でプレーしたからって原地人気取りはないでしょ?っておもってしまいます。僕の考えはひねくれているかもしれませんが外国でプレー経験のある方の意見のほとんどはそっちの人気取りで日本を批評しているような気がして仕方がありません。そこまで思って自分に自信があるなら日本でプレーし続けて外国人に一泡吹かせてやる!ぐらいの気持ちでいてほしいです。NZと日本の差を語るにしても日本が劣っている、じゃこうしようよ!という意見まで用意してから比較してほしいです。侍魂忘れずこれからもがんばってください。ご活躍期待しています。
unknownさんへ (じん)
2005-12-23 08:16:46
投稿有り難う御座います。

僕もこちらでプレーするにあたりunknownさんが嫌う人とよく会います。それがエージェントにいるのにビックリしました。NPCの目標も「どうせ無理です」「時間の無駄」とか平気な顔して言いますから。日本人のくせに。

僕の見解では個人で考えると日本人でもこちらで通用するプレーヤーはたくさんいると思います。それを証明してやることが僕の目標でもありますから。

しかし、やはりチーム単位、国単位で見ると無理です。

差の項でも書いたとおり、環境やトレーニングの質そのものは断然日本の方がいいです。しかし結果はどうでしょうう?グランドスラムを達成したNZに日本が勝てると思いますか?そこにあるのは体格や環境ではなく、文化そのものが違うのです。音楽の世界では日本人のラッパーもいますよね?世界に進出している人もいるでしょう。でもやはり日本人全ての人がラップを愛していないのと同じく、ラグビーもまた然り。こちらではタッチラグビーを通じたりしながら、一人でも多くの人にラグビーの楽しさを知ってもらう努力をしています。僕だけではなく回りのみんなも。そういう小さな努力が、いつか日本国民にラグビー熱を与え、その時始めてNZと同じ土俵に立てるのではないかと思います。

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