![前田家本方丈記 日野の庵15 世を知れらば願はず、走らず、ただ静なるを望みとし](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/26/9a/00d28399a05d3098470290a23f16f885.jpg)
前田家本方丈記 日野の庵15 世を知れらば願はず、走らず、ただ静なるを望みとし
をしれらはねかはすはしらすた たしつかなるをのそみとし うれへなきをたのしみとす。 すへて世の人のすみかをつくる ならひかならすしも身のために せす。あるひは妻子眷属のた...
![前田家本方丈記 日野の庵16 我今身のために結べり](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/2e/15/904744a7a623d8ea2a17fe36b54da6e4.jpg)
前田家本方丈記 日野の庵16 我今身のために結べり
これをつくる。われいまみの ためにむすへり。人のために つくらさる。ゆへいかにとなれは いまのよのならひこの身のあり さまともなふへきやつこもな し。たとひ広くつくれりと...
![前田家本方丈記 富めるを尊み1 懇ろなるを先とす](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/60/23/f0f5df6316e84d2f00030490abd1a6ea.jpg)
前田家本方丈記 富めるを尊み1 懇ろなるを先とす
なるをさきとす。かならすしも なさけあるとすなをなるとを はあいせす。たゝ紫竹花月をと もとするにはしかす。人のやつ こたるは賞罰はなはたしく 恩顧あつきをさきとす。さら...
![前田家本方丈記 富めるを尊み2 如何我が身を奴婢とする](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/49/40/c12c704f1ebbf5c18e1ea8650dc9b316.jpg)
前田家本方丈記 富めるを尊み2 如何我が身を奴婢とする
す。いかゝわか身をとするとなら は若なすへき事あれはすなは ちおのか身をつかふ。たゆからすし もあらねとひとをしたかへひとを かへりみるよりはやすし。若ある くことあれは...
![前田家本方丈記 富めるを尊み3 今、一身を分かちて](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/60/be/6029c0e51d4bf545b31654f534511697.jpg)
前田家本方丈記 富めるを尊み3 今、一身を分かちて
つの用をなす。てのやつこあし のゝりものよくわか身にかなへり。 こころ身のくるしさをしれゝ はくるしき時はやすめつまめ なれはつかふ。つかふといへとも たひ/\すくさす。...
![前田家本方丈記 富めるを尊み4 何ぞ徒に易くおらん](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/77/d0/65c926109ea5c05416bae1eb886aeda8.jpg)
前田家本方丈記 富めるを尊み4 何ぞ徒に易くおらん
なるへし。なんそいたつらに やすくおらん。ひとをくるしめ人 をなやますははた罪業なり。...
![前田家本方丈記 富めるを尊み5 姿を恥づる悔いもなし](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/7e/21/c0fe1e186cb65eafaf92d78452cf33b6.jpg)
前田家本方丈記 富めるを尊み5 姿を恥づる悔いもなし
されはすかたをはつるくひもな しかてともしけれはおろそかな れともほゝをあまくす。すへて かやうのたのしみ人にたいし ていふにはあらす。わか身ひとつに とりてむかしといま...
![前田家本方丈記 其れ三界は只心一つ 宮殿楼閣の望みなし](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/79/31/fee1ca878db950addd9e10c7c8cf7a6a.jpg)
前田家本方丈記 其れ三界は只心一つ 宮殿楼閣の望みなし
宮殿楼閣ものそみなし。いまさ ひしきすまひひとまのいほり みつからこれをあひす。をのつから みやこにいてゝ乞匂となれるこ とをはつといへともかへりてこゝ におるとき他の俗...
![前田家本方丈記 抑も一期の月傾きて1 仏の人を教へ給ふ趣は](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/6e/b7/4b1d869d84987d27663078e09915dbec.jpg)
前田家本方丈記 抑も一期の月傾きて1 仏の人を教へ給ふ趣は
ほとけの人をおしへ給おもむ きはことにふれて執心なかれと なり。いま草庵を愛するもと かとす。閑寂に着するもさはり なるへし。いかゞようなきたのし みをのへてむなしくあた...
![前田家本方丈記 抑も一期の月傾きて2 世を逃れて山林に交はる](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/32/2e/100d7270d4ca28d92fc51ead10c8663b.jpg)
前田家本方丈記 抑も一期の月傾きて2 世を逃れて山林に交はる
のかれて山林にましはるは心を しつめみちをおこなはんかた めなり。しかあるをなんそす かたはひしりにてこゝろはにこり にしめり。すみかはすなはち浄 名居士のあとをけかせり...