新古今和歌集の部屋

夏歌 西行 伊勢山田 西行谷

伊勢神宮外宮参道
 
      西行法師
 
ほとと    聞かず
   ぎす    とも
 
 山田の原の  ここを
  杉の     せにせむ
   むらだち
 
 

伊勢市五十鈴公園
 
新古今和歌集巻第三
  夏歌
 題しらず          西行法師
聞かずともここをせにせむほととぎす山田の原の杉のむらだち
 
よみ:きかずともここをせにせむほととぎすやまだのはらのすぎのむらだち 隆 隠
 
意味:今お前の声を聞かなくても、ここでお前を待つ事にしよう、ほととぎすよ。尊い伊勢山田の原の威厳のある大杉が多く生えているこの地で。
 
備考:山田の原は、伊勢神宮外宮一帯から海岸までの広い地域。御裳濯河歌合に自選した歌。俊成は同歌合で「山田の原といへる心姿、凡俗及びがたきに似たり」と判じている。定家十体の事可然様の例歌とする。
 
 
 
伊勢市宇治館町六地蔵石幢



六地蔵石幢と庚申塔


 
西行と刻まれている。
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