新古今和歌集の部屋

明月記 建永元年七月二十九日  終日新古今を見る

明月記 建永元年

七月
二十九日。雨降る。雨を凌ぎて参上するの間、摂政殿の御車に逢ひ奉る。上○の体、極めて便無しと雖も深泥に下る。和歌所に参ず。宮内、両少将と秋日新古今を見る。秉燭に退下す。

※ ○糸へんに舌

摂政殿 近衛家実。猪熊関白。

宮内 家隆

両少将 具親、雅経
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