奈良市にある 『唐招提寺』 です
南都六宗の一つ律宗の総本山で、
759年、鑑真和上が開基したお寺として有名です
『金 堂』 (国宝・奈良時代・8世紀後半)
本尊・盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像、四天王立像が見られます
建物から、仏像すべてが国宝という、豪華さ?です
10年かけて行った、金堂の解体修理が昨年終了
全ての柱や瓦を取り除き、更地の状態から再建築する
大掛かりな修理でした (平成の大修理)
『講堂』(左) と 『鼓楼』 (共に国宝)
唐の僧侶であった鑑真は、朝廷の「伝戒の師」としての招請をうけ
5度の渡航失敗と失明の苦難を乗り越え
753年ようやく日本に辿りつき、わが国の仏教界に多大な影響をもたらしました
来日し、東大寺で5年過ごされた後
759年、新田部親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)に
修行の道場として 「唐律招提」 を開きます
『南大門』
ここから南に10分ほど歩くと 『薬師寺』 が見えます
薬師寺は三重塔と金堂、講堂との配置が美しく華やかなお寺ですが
ここ、唐招提寺は緑豊かで閑静なお寺といった感じがします