しつこく、「咲くやこの花館」のネタですが…
何!? この、タコの足みたいな木はっ
と、思ったら
本当に 「ビヨウタコノキ」 と言うし…
わわわっ 綿がくっついてるっ
と、思ったら
「トックリキワタ」 って…
「見たままかいっ」
パイナップルの親子連れ~
「ニョロニョロ 砂漠バージョン」
このパッとしない花 「イランイラン」
ところがどっこい、
香りが強く、香水の原料にもなっている花で
シャネルの5番の原料にもなっている、すごい花 ←見た目で判断しちゃダメね
だんだんと、テキトー感が強くなってきましたが
次回で終わりっ
(って、まだ続くんかいっ)
熱帯とはうって変わって、気温25度以下の山野草のコーナー
「サギソウ」 がお出迎え
いつ見ても不思議な形のお花
日本では北海道にしか自生しない 「エゾスカシユリ」
写真のものは、かなりズングリムックリな形
「オキナグサ」 の実
白いモジャモジャが白髪の老人に見えるからだそうで
暗赤色の花が枯れた後の姿です
「クロユリ」
日本での生息地では白山が有名
花言葉は 「恋」「呪い」「復讐」
このダークな色合いは
鮮やかな花たちの中では、一際存在感があります
「コマクサ」
コマとは馬のことで、面長の花を馬に見立てられて名付けられました
美しい花と、厳しい環境で生育するため
「高山植物の女王」と呼ばれています
う~ん、名前を記録するのを忘れた花
小さくて可愛らしい
雲間草に似ていました~
花弁の模様?が、鮮やかでキレイ
なんとなく、紫カタバミにも似てる…かな?
私的にはこんな小さな花がdesu~
花博記念公園内にある 『咲くやこの花館』
~熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの地球上様々な気候帯に生育する
植物約2600種、約15000株を温室、冷室8つのゾーンに分けて栽培展示する総合植物館~
元は、花の万博の時、大阪市のパビリオンだったもので
現在では日本最大の温室をもった植物園となっています
で、今回は熱帯スイレン特集~
名前は 「ニンファエア・コロラタ」
水面の宝石とは、よく言ったものですなぁ~
ここでは、熱帯スイレンが一年中見られるそうです
白でもなく、黄色でもないレモン色っぽい熱帯スイレン
こちらは、 「ニンファエア・ディレクターG.T.ムーア」 と、言う
長ったらしいお名前。。。
鮮やかな淡紫と黄がキレイ
こちらは正面撮りっ
いかがかしら~
一度はやってみたい
「オオオニバス」の葉に乗ることっ
私の体重では
即、水中ダイブっ
って、罰ゲームとちゃうっちゅーのっ
「花博記念公園鶴見緑地」は
1990年に行われた 『国際花と緑の博覧会』(花の万博)の跡地を整備した公園です
21年前と言えば、私は高校生~
実家から会場まで近いこともあって
開催中は何度も訪れた思い出の万博です
大阪万博('70)のシンボルは岡本太郎さんの「太陽の塔」ですが
花博は 「いのちの塔」
残念ながら昨年で閉鎖され、中には入れません…
このチャイニーズな建物、あった、あった!
なんとなく若かりし頃の記憶が蘇るぅぅ~~~
そうそう、この風車も…
気分はキャピキャピ高校生~
花博開催中はたくさんの花で飾られていた場所も
草が伸び荒れ放題
今は当時の建物が淋しげに残っています
久しぶりに訪れた地にて
懐かしい青春時代を思い出す私でした…
皆さんの思い出の博覧会は何でしょうか?
どなたかが書いた道標でしょうか?
「山の辺の道」の入り口に置いてありました
敷地内に立派なニワトリがたくさん放し飼い
人懐っこいのか、人間なんぞ怖くないのか…
カメラを向けると睨まれました
かなり強そうっ
『未通女等が 袖布留山の 瑞垣の
久しき時ゆ 思ひきわれは』 柿本人麻呂
(をとめらが そでふるやまの みずがきの ひさしきときゆ おもひきわれは)
~布留山に昔からある瑞垣のように、長い間あの人のことを想い続けていたのだ、私は~
「布留山」…石上神宮のある山のことで、「袖振る」と「布留」を掛けています
「瑞 垣」…神域を限る石垣で、石上神宮の禁足地のこと
神宮入り口にある、柿本人麻呂の歌碑です
木々が生い茂る鬱蒼とした神宮周辺が、「布留の森」
立ち入り禁止の場所などがあって
奥に何があるのか、興味シンシン
そんな、こんなの石上神宮
お近くにお越しの際には寄ってくださいましぃ~~
奈良県天理市にある 『石上神宮』 です
「日本書紀」にも記されている由緒正しき神宮
「古事記」によると…
日向の高千穂宮から、東の地へと目指していた
神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコノミコト:神武天皇)の軍勢が
熊野の地にて危機に陥ったとき
高倉下(タカクラジ)が献上した太刀によって
荒ぶる神を倒し、大和を平定することができました (神武東征)
その剣は、「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)」と言い
石上神宮の祭神「布都御魂大神」として祀られました
そして、時は過ぎ…
1874(明治7)年、大宮司・菅政友は拝殿奥の禁足地を調査
勾玉や管玉とともに、「布都御魂剣」を発掘っ
長さ約85cm、古墳時代前期の鉄剣が完全な形で出土しました
歴史ロマンを感じますぅ~
立派な構えの 『楼門』 (1318年建立)
奥に見えるのが 『拝殿』
この神社には、元々『本殿』はなく、
禁足地に埋斎された2つの神宝を祀っていましたが
明治時代に発掘されたため
新たに本殿を造営して、御神体として祀られるようになりました
天下を平定した神倭伊波礼毘古命ですが
橿原宮で神武天皇として即位し
ここから現在まで万世一系の皇統がつづくこととなります
この即位の日は、紀元前660年2月11日
そう、『建国記念日』 になるんです~
現在はそれほど大きくない石上神宮ですが
日本の歴史ロマンがいっぱい詰まった場所です
しつこく 「岡寺」 ネタですが…
この時期、境内には牡丹の花もたくさん咲いています
大輪の花が見事な牡丹の花言葉は
「王者の風格」
別名も「百花王」、「花王」、「花神」、「花中の王」などなど…
これでもかっ!と、言うようなぐらいの賛辞の嵐
実際、圧倒的な迫力がありますよね、牡丹の花は…
白色の清楚な感じのぼたんも
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はゆりの花」
女性の美しさを表す言葉ですが
どの花も豪華で美しいですよね
まー、わたしはタンポポぐらいが似合ってますが…
さすがに美人さんは、体が弱いのか (←イヤミ)
雨避けに番傘をさして育てます
それがまた、風情があっていいですよね
で、最後に地味?なシャガさん
今年はやたらと群生していました
私はこの形と模様が好きです
シャクナゲが咲き誇る、 『岡寺』 へ行きました
実はここは、2年前にも訪れましたので
お寺の詳しいことは、その時の記事を見てね (→09.05.01の記事へ)
『石楠花』
つつじによく似た花で
まるくボンボリ状に咲くかわいいお花
境内の山の斜面には
石楠花がワンサカ、ワンサカ~
地味なシャガ君?と、豪華なシャクナゲさんとのツーショット
この時期の 『岡寺』 は、シャクナゲの他に
牡丹、つつじ、さつき、シャガなどが見られる
花のお寺です
奈良県高取町で行われている
『町屋の雛めぐり』 に行きました~
今回で5回目の開催
30軒程の参加で始まったこのイベントも
今年は約100軒の場所で、色々なお雛様が見られます
で、今年から登場の巨大うさぎのお雛様
自治会の方たちの力作っ!
メイン会場での 「天段のお雛さま」
15段×3の立派なお雛様に圧倒~
絢爛豪華な庭付き一戸建て(屋形)
お雛様を見ていると
うれしくなるのは、女の子の性? (一応…)
高取町は「竹取物語」の舞台であったという説があります
タカトリ~鷹取~竹取
昔から竹にまつわる逸話や伝説が数多く残され
学説的な裏付けもたくさんあります
ですので、爺ちゃんも若者も竹に入って飾られています~
その2 へつづく…
2009年の 「町屋の雛めぐり」 はコチラ→ ★
高取土佐町並み 『町屋の雛めぐり』 は3/1~3/31 まで開催しています
奈良公園にある 『ムクロジ』 の木
ムクロジは山野や公園で見られる
珍しくも何とも無い木で
昔、果皮は石鹸に
種子は羽根つきの球や数珠に用いられていました
でも、でも~~
ここのムクロジはとっても変わってるんです~
な、な、な、んと…
ムクロジの木から 『竹』 がっ…
生えてるんですっ
しかも、5年ほど前は3本しか生えてなかったらしく
現在は5本っ ムクロジの木の中で増えていますっ
不思議でしょ~~
で、故かというと…
木の幹が腐って空洞ができ
そこから竹が生えてきているのですが
ムクロジの大木が竹を守っているかのような光景で
見れば見るほど、不思議な感じがします
奈良国立博物館の近くにありますので
公園にお越しの際には一度、ご覧あれ~~~
奈良市にある 『秋篠寺』 です
宝亀7年(776年)、光仁天皇の勅願によって、僧・善珠が開基
宗派は法相宗、真言宗、浄土宗に属していましたが
現在は何処にも属さない、単立宗教法人となっています
本堂(国宝)は鎌倉時代に建築されたものですが
奈良時代の建築様式で建てられています
秋篠寺で有名なのが 『伎芸天立像』 です
豊満で優雅な肢体に、伏し目がちな優しい目は
見るものを魅了します
その他に
薬師如来、日光・月光菩薩
十二神将、不動明王、愛染明王、帝釈天なども見ることができます
ここのお寺のスゴイ所は
仏像が間近で見られることっ!
柵なし、ケースなしで台の上にそのまま安置されているので
手を伸ばせば触れる距離で見られます (これって、ホンとスゴイんですっ)
閑静なお寺…
本堂へと続く道には、緑豊かな「苔庭」が心を癒してくれます (苔庭の写真→コチラ)
私がオススメする奈良のお寺の一つです
「伝戒の師」として招かれた鑑真
出家者が正式の僧となるには、「戒壇」という場で、授戒の儀を行います
その戒壇は、ここ唐招提寺にもあります
その、戒壇の門に彫られたもの…
なんでしょう?
魚に乗ったおじいさん? (海のトリトン?← ん、なわけない)
神様か天女のような感じでしょうか?
わかりません…
その、神様?の上段には
ドラゴ~~~ンっ
も一つ、その上には…
徳川の「葵紋」がっ
でも、よ~く見てみると
天下の葵紋の左側にも家紋が…
この紋を見て、ピーンと来た方は、大奥通~
この家紋は 「繋ぎ九つ目結紋」
5代将軍・徳川綱吉の生母、桂昌院の実家 「本庄家」 の家紋
桂昌院は仏教の信心深く、全国の神社仏閣に寄進をしたことで有名です~
こんな門の上にも、歴史を知る手がかりがあるんですっ
鑑真和上のお墓がある庭
トトロでも出てきそうな雰囲気…
ホンと、緑豊かで静かなお寺です
…と、そんなこんなで唐招提寺でした
鑑真と聞いて 『天平の甍(いらか)』 と、思い浮かべたアナタっ
ふふふ…私よりご年配ですねっ (って、それがどないやねん…)
『天平の甍』は井上靖の小説、1980年に映画化もされました
第九次遣唐使の留学僧と鑑真との渡日を描いた歴史小説です
この 「甍(いらか)」 とは、瓦屋根のことであり
金堂のてっぺんにある、鴟尾(しび)と言う、長靴型の瓦は
創建当時から1300年間使われた、まさしく 『天平の甍』 なのです
(現在は宝物館に展示してます)
瓦と、言えば…
「唐招提寺」が刻まれた瓦
家の屋根に飾ればご利益満載~ かな?
台風で吹っ飛んでも、持ち主がわかりますね
つい、一週間前はポカポカ陽気のいい天気
もみじもまだ青々としてましたっ
その2に続けぇ~
奈良市にある 『唐招提寺』 です
南都六宗の一つ律宗の総本山で、
759年、鑑真和上が開基したお寺として有名です
『金 堂』 (国宝・奈良時代・8世紀後半)
本尊・盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像、四天王立像が見られます
建物から、仏像すべてが国宝という、豪華さ?です
10年かけて行った、金堂の解体修理が昨年終了
全ての柱や瓦を取り除き、更地の状態から再建築する
大掛かりな修理でした (平成の大修理)
『講堂』(左) と 『鼓楼』 (共に国宝)
唐の僧侶であった鑑真は、朝廷の「伝戒の師」としての招請をうけ
5度の渡航失敗と失明の苦難を乗り越え
753年ようやく日本に辿りつき、わが国の仏教界に多大な影響をもたらしました
来日し、東大寺で5年過ごされた後
759年、新田部親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)に
修行の道場として 「唐律招提」 を開きます
『南大門』
ここから南に10分ほど歩くと 『薬師寺』 が見えます
薬師寺は三重塔と金堂、講堂との配置が美しく華やかなお寺ですが
ここ、唐招提寺は緑豊かで閑静なお寺といった感じがします