MBAの受験で最大の評価項目は、事前に提出するエッセイである。
※あくまで私見です。
どこのビジネススクールでも、エッセイの提出は必須だ。課題テーマはMBAを目指す理由、成功体験、失敗体験等で、数問から多くて5問程度である。さっと書けば数日で書けてしまうものだが、ここが評価の最重要項目であることを念頭に、1,2ヶ月程度じっくり時間を掛けることをお勧めする。
大抵の場合、1ページ以内などの長さ制限がある。思いついたことをすべて書こうとすると、どうしても長くなってしまうので、「最も言いたいこと」だけを残して、あとは「捨てる」と言う勇気も大切だ。大事なのは、この1ページの中に、いかに説得力をもって、分かりやすく論理展開できているかである。また、試験管は膨大な量のエッセイを短期間で目を通し、評価しなければならないはずである。長文でとうとうと論理が展開されていても、頭に入ってこないだろう。その点を注意した上で、私は以下のようなアプローチを取った。
1.まず結論を書く(少しインパクトのある書き出しやワードを使った。)
2.この結論に至った理由や方法論などを3つ程度挙げる。
3.第一に、第二に、第三に、と言った具合に論理を進める。
例えば、「MBAを志す理由は」と言うような問いがあったとする。「ビジネスを体系的に・・・」みたいなのは面白くない。また、皆同じようなことを書いてくるので印象が残りにくい。そこで、
1.私の将来設計はこうだ!(インパクトを与える)
2.それを達成するには今次の3つが不足している
3.その1つ1つについて、MBAがどう解決するのかを論じる。
このような感じで論理展開を進めた。この方が、読み手も分かりやすいし、「意志の明確さ」が伝わるだろう。書く前には、論点をブレークダウンし、出来ればフレームワークで纏めてから書き始めた方がが論理の一貫性が保てると思う。
■ 早稲田MBA入試エッセイ
早稲田MBA(夜間主)の2009年度入試の課題テーマは次の4つである。
1.職歴・職業経験のなかで成し遂げたこと
2.志望動機
3.志望モジュールへの期待と入学後の研究計画
4.修了後のキャリア計画
他のビジネススクールと比べて、非常にストレートなテーマであり、かえってエッセイに落としにくいテーマである。私の経験から、他校の課題テーマの方がビジネススクールらしい設問が並んでいるので、そちらも参考にしてみると良いと思う。
この4つの課題エッセイを仕上げるにあたって、1つ気を付けるべきは、第1問目の「成功体験」から第4問目の「キャリアプラン」まで、繋がりと論理の一貫性を持たせること。ストーリー性とまでは言わないが、個々のテーマがバラバラに存在しているのではなく、それぞれが繋がりをもって、最後のキャリアプランまでを仕上げる形にしないと説得力に欠けてしまう。こう言った点も意識した方が良いだろう。
※あくまで私見です。
どこのビジネススクールでも、エッセイの提出は必須だ。課題テーマはMBAを目指す理由、成功体験、失敗体験等で、数問から多くて5問程度である。さっと書けば数日で書けてしまうものだが、ここが評価の最重要項目であることを念頭に、1,2ヶ月程度じっくり時間を掛けることをお勧めする。
大抵の場合、1ページ以内などの長さ制限がある。思いついたことをすべて書こうとすると、どうしても長くなってしまうので、「最も言いたいこと」だけを残して、あとは「捨てる」と言う勇気も大切だ。大事なのは、この1ページの中に、いかに説得力をもって、分かりやすく論理展開できているかである。また、試験管は膨大な量のエッセイを短期間で目を通し、評価しなければならないはずである。長文でとうとうと論理が展開されていても、頭に入ってこないだろう。その点を注意した上で、私は以下のようなアプローチを取った。
1.まず結論を書く(少しインパクトのある書き出しやワードを使った。)
2.この結論に至った理由や方法論などを3つ程度挙げる。
3.第一に、第二に、第三に、と言った具合に論理を進める。
例えば、「MBAを志す理由は」と言うような問いがあったとする。「ビジネスを体系的に・・・」みたいなのは面白くない。また、皆同じようなことを書いてくるので印象が残りにくい。そこで、
1.私の将来設計はこうだ!(インパクトを与える)
2.それを達成するには今次の3つが不足している
3.その1つ1つについて、MBAがどう解決するのかを論じる。
このような感じで論理展開を進めた。この方が、読み手も分かりやすいし、「意志の明確さ」が伝わるだろう。書く前には、論点をブレークダウンし、出来ればフレームワークで纏めてから書き始めた方がが論理の一貫性が保てると思う。
■ 早稲田MBA入試エッセイ
早稲田MBA(夜間主)の2009年度入試の課題テーマは次の4つである。
1.職歴・職業経験のなかで成し遂げたこと
2.志望動機
3.志望モジュールへの期待と入学後の研究計画
4.修了後のキャリア計画
他のビジネススクールと比べて、非常にストレートなテーマであり、かえってエッセイに落としにくいテーマである。私の経験から、他校の課題テーマの方がビジネススクールらしい設問が並んでいるので、そちらも参考にしてみると良いと思う。
この4つの課題エッセイを仕上げるにあたって、1つ気を付けるべきは、第1問目の「成功体験」から第4問目の「キャリアプラン」まで、繋がりと論理の一貫性を持たせること。ストーリー性とまでは言わないが、個々のテーマがバラバラに存在しているのではなく、それぞれが繋がりをもって、最後のキャリアプランまでを仕上げる形にしないと説得力に欠けてしまう。こう言った点も意識した方が良いだろう。