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大いなる勘違い ~ 早稲田MBA奮闘記

早稲田大学ビジネススクール(WBS)での入学から卒業までの記録 + その後

早稲田MBA 二次口述試験(面接)

2008年12月30日 | MBA入試
口述試験(面接)について、少しお話します。(あくまで私見です。)


■ 面接試験のポイント

・ モジュールごとに部屋を分けて行われる。
・ 試験管は3人でモジュールで担当となる先生方で構成されている。
・ 基本的に提出した志望理由書(エッセイ)の中の「研究計画書」の
 部分を中心に質疑応答が行われる。
・ 随所に鋭い突っ込みが入る。

突っ込みには、「かわす」や「反論する」と言うより、突っ込みを受けて「自分はこう考える」と言う意見や考察を述べる方がベターだと思う。いかにその研究課題に対して、具体性と修士論文に纏めるに当たっての戦略をもっているかと言った点を見ているように思えた。


■ 面接の風景

早稲田MBA(夜間)の2009年度入試は、一次試験通過者が85人で、最終合格者が56人だったので、約30人が面接で落ちたことになる。面接会場では、一人一人名前が呼ばれて出欠確認を行うのだが、欠席者はいないようだった。筑波の合否発表がこの一週間前にあったので、「もしかしたら」と甘い期待もあったのだが、そう甘くはなかった。

控え室では、黒板に大きく「私語厳禁」の文字が、皆重々しい雰囲気で自分の書いた「志望理由書(エッセイ)」に目を通したり、どこかの予備校が作ったのか、面接の問答集を見ながらイメージトレーニングをしている人などがいた。

エッセイには、私自身の思いの丈をそのまま書いたので、読み返すまでもなく頭に入っていた。「なぜMBAが必要か」「MBAを通して何を実現したいか」 この一年、ずっと自分自身に問い続けながら、エッセイを作り、そして明確な答えをもって受験に挑んでいる自負があるので、いまさらそこを聴かれてアタフタすることもないだろう。

問題なのは「なぜ早稲田か?」である。実はこの答えが一番曖昧だった。早稲田でなければならないと言う理由はなかった。私はビジネススクールを選ぶ過程で、消去法で最終的に早稲田にたどり着いた。だから、「これがあるから早稲田」のような強い志望理由を持っていなかった。

嘘はつけない。歯の浮くような返答をしてもボロが出る。そこで、この種の質問に対しては、あくまで複数の中から選定した結果が早稲田だった、と言うことを強調しようと考えた。ただ、志望理由が弱くなることを避けるため、他校との比較による早稲田の優位性を徹底的に検証した。

実績、実践性、モジュール制、ブランド力 ・・・・・

そして、これらの優位性が「MBAを通して成し遂げたい目標」の実現にもっとも有効であると言った論調にした。

面接は午後の組の第二部で、14:30集合だった。志望した経営戦略モジュールでは一番最後の順番だったので、実際の面接が始まったのは16:30頃だった。さすがに2時間も待たされると、これを話そうと事前に思っていたことも忘れ、無言の控え室の中で、眠くなるし、喉は渇くし。。。。

ようやく順番が回ってきて、面接室に入ると、試験管の先生方もやや疲れた表情。そりゃ、今日一日、十数人相手に同じ質問繰り返しているのだから疲れるのは当然。ご苦労様です。

事前に想定していたシュミレーションとはだいぶ違う方向に話が行って、やや熱くなってしまった感があった。研究計画書やエッセイの書き方がまずかったかな、など反省点も多くあった。とは言え、出せる力の80%くらいは出せたので悔いはなかった。ようやく終わったと言う安堵感の方が満ちていた。


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1 コメント

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参考になりました (rui)
2010-02-05 00:25:00
はじめまして
上記記述が大変参考になりました。というのは、私が一週間後に筆記試験と口述試験を抱えています。大変心配です。。。。特に筆記のほうがまったく検討も付かないので。。。
結構落とされるんですね。。
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