ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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蹄の管理は難しい・・・のか?

2019年06月24日 | 裸蹄管理
今の日本で、蹄が健康です、と真から言える状況になっている家畜馬っているのでしょうか?日本だけではなく、世界的にどうなのか?  
 というのも、例えばFBに「蹄」がテーマのグループが山ほどあって、世界中のあちこちの人が「うちの馬の蹄がおかしい、どうしよう?」とか「どっかにマトモな装蹄師あるいは削蹄師を知らないか?」と悲鳴を上げている事態になっている。裸蹄だとか装蹄しているとか、という蹄の状況と関係がなさそうなのも、おかしな話なのですが。  
 
 一方、馬の臨床についてざっとまとめている本

を読むと、「蹄病」にはそれなりのページを割いてはいるが、結局治るのか治らないのか、治療方針をどうすればいいのか、が、全く読み取れないのですよ。なんでしょう、要するに諦めムードなのかな?「予後は良好」だったり「完治には数か月要する」だったり「致命傷になりうる」だったり。治療内容も、ほとんど変わり映えせず。「削蹄する」「特殊装蹄する」「悪い部分を削り取る」。皆さんこれはおやりになってるはずです。なのに治らない。どうすりゃいいの?という悲鳴を獣医の先生方は聞いているんでしょうか?それとも、装蹄師さん任せってことなんでしょうか?

 そういえば、日本の競馬界におそらく最大の貢献をしてきた種牡馬、サンデーサイレンスが死んだ原因も蹄葉炎でした。これには呆れてしまったのだけど。何が何でも治す、という気合にならなかったんでしょうか?

 この件については、馬に関わり始めてからずうう~~~っと考え続けてきました。そもそも、なんでこんなに馬は簡単に病気になり、死んでしまうのか、こんな変な生き物は他にはいない。しかし、その割には野生馬は全滅する気配がないし。家畜馬をめぐる状況がおかしい。その辺をじっくり書いていきたいと思います。