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Sometimes Always

I love MUSIC? I hate MUSIC? I need MUSIC...This is my blood

ブラック・スワン

2011-06-07 | 映画

映画『ブラック・スワン』を観てきました。





【あらすじ】
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親、エリカの寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。
そんな彼女に新作『白鳥の湖』のプリマを演じるチャンスが訪れる。
だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。
さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリーの出現も、ニナを精神的に追いつめていく。
やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった。。。

いやはや。。
いわゆる心理スリラーとかいう類のモノなのでしょうが。。結構ゾッとします。

改めて思うけど。。オンナって恐ろしいねぇ。。ホント、したたかな生き物だよなぁ。。
アタシは。。ちっとも計算高くないので、よく世渡りベタと言わてますけど。。(笑)。

大役に抜擢されたバレリーナが、そのプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩壊させていく。。
抑圧、プレッシャー、精神面での苦しみ。。よく解るんだけど。。途中から、ニナの妄想過ぎにちょっとイライラしたんだけど(笑)。

。。それにしても、精神が崩壊していく元プリマ役のウィノナ・ライダーですが。。体当たり過ぎるというか(笑)。。
年を取ったのか。。やつれ気味で、ある意味ハマリ役だったかな(笑)。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』とか『リアリティ・バイツ』とか、とても好きな映画なんですが。。
ウィノナ。。まぁ。。『シザーハンズ』の時はホント可愛かったねぇ。。

独創的な映像演出で、極限の高みに上り詰めようとするアーティストの孤独と苦悩を描き出している訳ですが。。
クライマックスでのニナの恍惚の表情といい。。カタルシスでございます。

どっと疲れる映画であり、でも後でジワジワ来る。。そしてまた観たくなった映画でした。
ある程度、バレエ『白鳥の湖』のストーリーを知っておいた方が、より楽しめる作品なのかも知れないね。


ランナウェイズ

2011-04-12 | 映画

映画『ランナウェイズ』を観てきました。

 若いってスバラシイ(笑)。

コチラ、70年代の音楽シーンに実在したガールズバンド、ランナウェイズの伝記映画です。

原作がボーカル、シェリー・カーリー著者の自伝"Neon Angel"ということで
結成~解散~その後までを、ティーンエイジャーの複雑な感情を交えながら、わりと丁寧に描れている作品だと思いましたが。。

あたし、有名な曲をいくつか聴いたことがある程度で。。正直、ランナウェイズについてはほとんど知りませんが
音源そのものは好き系なので、単純に音楽映画として楽しめたかな。

相変わらず、この手の映画は雰囲気がイチバンで、音楽と映像のコラボだけで気分が盛り上がるのというか。
70年代の音楽とカッコイイ映像だけで、内容は二の次でイイんですけど。

シェリー・カーリー役のダコタ・ファニングですが。。最近の役どころはあまり判らないけど。。
『アイ・アム・サム』のアノ可愛らしい子役の娘だったとは。

16歳にして、ドラッグに溺れるヨゴレを演じていいのかー!!と言いたいんだけど(笑)。
まぁキレイだからあたし的にはOKです。

監督のフローリア・シギスモンディはミュージック・ビデオの監督や写真家として有名なお方だそうで
さすが、映像の魅せ方はなかなかオサレな感じです。

さて、伝記映画のあるあるネタで登場人物が『似てねぇー!!』ってありがちですが。。
クリステン・スチュワートがジョーン・ジェットにソックリすぎると評判なようですけど。
いかがですか??

<-- Dakota Fanning - Cherry Bomb -->


<-- The Runaways - Cherry Bomb -->


Creation Records★ドキュメンタリー映画

2011-03-25 | 映画

いつ日本で観れるのかしら。。と思っていましたが!とうとう観れるんだね

それは何かと言いますと。。

Creation Recordsのドキュメンタリー映画 『アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー』ですよ~!!
クリエイションはあたしの青春です(笑)。

8月からシアターN渋谷ほか全国で順次劇場公開だそうです~。
その前にサマソニでジャパン・プレミア上映があるらしいですけどね。

あぁぁん。。ジムさま~

 

『Upside Down The Creation Records Story』

監督・製作:ダニー・オコナー
製作:マーク・クランウェル
音楽監督:マーク・ガードナー(Ride)他
 
CAST:
アラン・マッギー
ジョー・フォスター(共同経営者)
ノエル・ギャラガー(Oasis)
ボビー・ギレスピー(Primal Scream)
ジム・リード(The Jesus & Mary Chain)
ケヴィン・シールズ(My Bloody Valentine)
ノーマン・ブレイク(Teenage Fanclub)
グリフ・リーズ(Super Furry Animals)
アンディ・ベル(Ride、Oasis)
マーク・ガードナー(Ride)
ガイ・チャドウィック(The House Of Love)
ボブ・モールド(Husker Du、Sugar)
アーヴィン・ウェルシュ(「トレインスポッティング」原作者)ほか多数


キック・アス

2011-02-01 | 映画

映画『キック・アス』を観てきました。



当日本当は『ウッドストックがやってくる』を観るつもりだったんだけど、仕事あがりで向かったら最終時間ギリギリで。。
そして、方向オンチのあたしは案の定。。渋谷の映画館までマトモに辿り着けず、到着したときは始まってしまってたんだよ~。

なので、同じ映画館でやってたキック・アスに急遽変更!
この映画は観る予定が延び延びになってたやつなのでゼンゼンOKなんだけどね。

てか!コッチ観てヨカッタ~!!
落ち込みモードの今のあたしにはピッタリ!!むちゃくちゃオモロかった~!!


【あらすじ】
NYに住むデイヴは、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡でモテない高校生。
ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクを身に付け、ヒーローとして街で活動を始める。
何の特殊能力も武器も持たない彼は、初出動であっさり犯罪者にやられてしまうが、懲りずにパトロールを再開。
捨て身の活動が見物人によってネット上に動画で流され『キック・アス(Kick-Ass)』の名で一躍有名になる。
やがて、キック・アスは超本格的な訓練を受けた父娘の自警団『ヒット・ガール』と『ビッグ・ダディ』に出会い
街の犯罪帝国を仕切るフランク・ダミコを倒すため共に戦うことを決意するのだが。。


暴力描写も多く、惨殺シーンはキョーレツだし、少女に『c**t』なんて言わせているので(笑)、R-15指定なんですけどね。
話の内容どうこうよりも、『そうゆうの無理!』って人も多いと思うし。。あたしも苦手だけど!

元々アメコミが原作で100%現実離れした世界だし、復讐劇が盛り込まれたファンタジーなので、アクションムービーとして楽しめたかな。
ただ無意味に殺人ストーリーではないし、親子愛のドラマもあってホロリときますしね。

正義や復讐と言っても、『イングロリアス・バスターズ』みたいなのは生々しくて受け付けませんでしたが。。(笑)。
まぁ、比べるもんでもないですかね(笑)。

監督のマシュー・ヴォーンは、ガイリッチーと親友で『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』をプロデュースした人なんだね。
どーりでか途中観ながら、映像の感じや展開が似てる!好き系!と思ったんですよね。

とにかくスピード感溢れるバトルシーンは痛快で、危ないところに助けがくる定番の期待も裏切らず(笑)。
全体通しての音楽もすごくポップでノリのいい曲ばかりなのでサントラも楽しめるかもね。
プライマルの "Can't Go Back"が一瞬流れたときはドキドキしましたよん(笑)。

<-- Primal Scream - Can't Go Back --> 


んで、次々と悪党を倒していくときに流れるディッキーズ!久しぶりに聴いたけど。。若い頃思い出すわ~(笑)。

<-- The Dickies - Banana Splits -->


てか、ヒットガール役のクロエ・グレース・モレッツは『(500)日のサマー』にも出演していたプリティ少女ですが
彼女のアクションが物凄くクールでカッコイイのだよ~。
ボスのところに乗り込んでのバトルシーンは鳥肌が立つくらいイカシているのだ!







ヒット・ガールのコスプレしたいです。
マジで(笑)。


ソーシャル・ネットワ-ク

2011-01-19 | 映画

映画『ソーシャル・ネットワーク』を観てきました。

てなわけで、せっかく有休取ったし、水曜日はレディースデイなので独りで観て来ちゃいました♪


【あらすじ】
ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグは、恋人のエリカにフラれた腹いせで、同大学のコンピュータをハッキング。
親友のエドゥアルド・サベリンとともに女学生の顔写真を集めたランキングサイト「フェイスマッシュ」を公開する。
これに注目したエリート学生、ウィンクルボス兄弟がハーバード大学生専用コミュニティサイトのアイデアを持ち寄る。
後に5億人のユーザーを集めるソーシャルネットワークサービス「Facebook」は、誰が創りだしたのか。。


あたしは、この映画の題材になっている『SNS』というものは一切やってないし、社交的ではないのであまり興味もなく。
音楽を知る上でバンド系サイトのmyspaceにアクセスするくらいなもんで。。

交流相手が誰だか判んないリアルじゃないものから、リアルを明かして『社交』するものやら。。
『出会い系』と言ってしまうと、日本じゃあもはや『イヤラシイもの』の代名詞になってしまっているけど
言葉が独り歩きしてるだけで『SNS』のほとんどが簡単に言えば『出会い系』ってやつでしょ?

悪用する人が居るから悪い言葉のイメージだけど、ネットの世界はワールドで交流できるんだからやっぱりスゴイよね。
不特定多数のあらゆる人々に自分をアピールできて輪を広げて行けるネットワークなんだから。

まぁしかし、Facebookも始まりは男女の出会いを求めてのものであり(笑)。
そんなFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグは今、世界最年少の億万長者ってことですが
彼を取り巻く様々な人々によって巻き起こる出来事、得てして失ったものは何か。。

ホント、スゴイ面白かった!!!
とにかく怒涛の台詞劇!お喋りの量がハンパなかったですが(笑)、スピード感、疾走感があり
まったく飽きず最後までグイグイ観てしまいました。さすがデヴィッド・フィンチャー監督!

どのようにしてFacebookが始まり、世界に広まって行ったのか。。
これから起業しようという方々にとっても興味深い話がいっぱいあるのではないでしょうかね。


今週の早稲田松竹(ふたたび)

2010-12-22 | 映画

12/18~24まで、早稲田松竹で上映中!てことで。。
マイケルジャクソン『THIS IS IT』と、ストーンズのライブドキュメント『SHINE A LIGHT』の豪華二本立てを観て参りました!

マイコー映画は見逃していたのでラッキー♪♪
12/24にテレビで放映するみたいだけど、ゼヒゼヒ映画館で~!

幻となってしまったロンドン公演。。この映画はそのリハーサルを収録したドキュメントですが
いやいや。。彼のプロ意識の高さ、才能溢れるセンスはホントにスゴいなぁ。。と。
このステージにどれだけの想いを込めていたか。。ヒシヒシと伝わってきます。

そしてコンサートに携わるスタッフたちの熱意!やっぱり憧れの人と仕事できるってイイね!
巧妙な編集によって、まるでホントにコンサートを体感してるような気分で観ることができましたよ。
ホントのコンサートが実現しなかったことはとても残念ですけどね。。

ダラダラとリハーサル風景を流しているだけではないので、ドキドキ楽しく観ることができました。
ウチの姉(活字中毒、映画好き、旅人、少々音楽を嗜む人)ですら『映画観てマイコーのファンになった』と言ってるくらい(笑)。
MJカッチョイイし!(MJはみうらじゅんじゃないよー:笑)。

んで、もぅ1本はストーンズのNYビーコン・シアターでのライブを収録したドキュメント。
これまた平均年齢64歳てマジか!と思わせるくらい激しくて熱いライブ映像!ミックってスゴいね(笑)!
マーティン・スコセッシ監督の演出もなかなか良いです。

てか、ご一緒したラブリーがずっと『ベースって誰だっけ?』と観てる間考えてたらしいけど
『あ、思い出した!ビル・ワイマンだ!。。てか、ビル・ワイマンていつ辞めたの?』みたいな感じ(笑)。
調べたところ、1991年に脱退してるのね。。あたし、ベースの存在すらゼンゼン気付いてなかったけど(笑)。
まぁ、そんな感じなので、ストーンズのことはあまり詳しくないのだけどね。

高校生の頃、ストーンズの音源を持っていなかったので、近所のCD屋に買いに行ったのだけど。。
ワゴンCDの中に『ストーンズベスト』ってのを980円とかで見つけたわけ。怪しいバラのジャケットのやつ(笑)。
ビンボーだから、コレでイイや。と買いまして。。『いいなー』と思って聴いていたのによく見たらモノマネしてる人のCDだったんだよね(笑)。
なんだったんだアレはー!(笑)。

てなわけで、明日のお休みはゼヒ映画鑑賞を♪
ちょっぴりお尻が痛くなるけど(笑)。


今週の早稲田松竹

2010-12-09 | 映画

映画『告白』ですが。。実は劇場公開直後に映画館で観まして。。しかも2回(笑)。
今ンとこですが、今年1番の映画かなぁと思うくらいかなりヨカッタ作品(ちなみに次点は『(500)日のサマー』)。

さて、なんでイキナリ『告白』のハナシを書いているかと申しますと、ただ今早稲田松竹でロードショー中なのですよ。
コチラ、2本立てを1,300円で観れるわけで、見逃した作品を映画館で!という方にはもってこいのとこですね。

『告白』は原作も面白く読みましたが、重い内容なだけに、結構イヤ~な気分になることも多かったんだけど
映画は結構、娯楽性もあって清清しい気分で観終えることができたような。

とにかく映像がキレイで、芸術性の高い作品に仕上がっていると思います。音楽もスゴく雰囲気に合っているんだなぁ。
中島哲也監督でやっぱり正解と思う!これは映画館で観た方が絶対イイよ~。

とか言って。。コチラの上映、明日までです。。はよ言えという感じ?(笑)。
機会のある方はゼヒとも~。

あたしは同時上映の『害虫』を観たことがなかったので、明日半休取れたら行ってこようかなぁと考え中。
そして、また『告白』も観ちゃおうかしら(笑)。

そうそう、かなり余談ですが、『第9地区』もなんか知らんが映画館で2回観てまして(笑)。
思わず『The Fly』を思い出す主人公がイイ。コチラも結構スキな作品。
DVDが出ているので機会があればゼヒ鑑賞してみてくださいませ~。


ゴールデンスランバー

2010-02-14 | 映画

映画『ゴールデンスランバー』を観てきました。

相変わらず、前もっての評判や内容については、ほぼ無の状態で観に行ったのですが。。
友達いわく、「結構、原作通りらしい」とのことだったので、原作をかなり面白く読んだあたしとしては楽しみだったわけで。

実のところ。。原作を読んだ読んでない関係なく、邦画自体、余程興味が無い限り映画館に観に行くことはしないのですが。。
世間の原作支持派が「ツマンナかった」と評する映画を、単純に「面白かった」と感じた映画はたくさんあるし。。
いや、読まずに観てる方がダンゼン多いあたしなのですが、コチラはたまたま好きな伊坂幸太郎作品だったということで。
てか、堺雅人が好き!(笑)。

映画化されることは早い段階で決まってたので、早々に文庫になるんじゃないかと待ってたんだけど。。
ゼンゼン文庫化しないので。。原作を読んだのはツイ最近でして。
なので、重要なキャストを知ってから読んでしまったので。。ちょっと人物に対して変な先入観があったのが残念です。。

でも、キャスティングに関しては、みんなハマってたんじゃないかなぁと思います。
樋口晴子役の竹内結子とキルオ役の濱田岳は個人的にはベストかな。
キルオに関しては、読んでるときからピッタリと思っていたら、伊坂さんが『アヒルと鴨のコインロッカー』を観て
濱田岳をモデルに書いたそうだから当たり前なんだね(笑)。
とりあえずは佐々木一太郎役の香川照之がポール・マッカートニー似じゃないのが残念かなぁ。。
映画的にはそんなもん関係ないことなんだけど(笑)。

原作を未読で映画を観てきた友達が「ちょっと展開が良く判んなかったよー。。」と言ってたので
「それ以上言うんじゃねー」(笑)とか思ってたわけですが。。

元々原作は、回想を交えつつのかなりの量のエピソードがあり、伏線になっていることも多いのですが。。
原作に忠実すぎたが故(?)、2時間の枠には到底収まらないだろうそれらをテンコ盛りに詰め込んでいるので
背景の語りが十分でない分、1つ1つの理解が難しくなってしまったように思いました。
「で、なんだったの?」と疑問も多く残り、薄っぺらな印象は随所に残りましたかね。。カタルシス不足というか?。。

でも、娯楽映画としてはかなり良かったと思います。ストーリー自体ハリウッド的だしね。
後半部分は、映画ならではのスピード感やドキドキ感を感じることができて、観ていて何度もグッとキテしまいました。

主人公青柳の父親役、伊東四朗が原作通りの言葉と雰囲気を見事に具現化しているので。。
それまでジワジワとキテいた涙腺がダァーと一気に緩んでしまったぁ。。
まぁ。。小説の方でも泣いてたあたしなんですが!(笑)。
主要の4人が揃う回想シーンにもジーンとしちゃいました。。「轟屋~」のシーンはスゴくいい感じ。。
あたしにはあんな風に濃密な時間を過ごした信頼しあえる友達がいなかったように思うから。。
羨ましいですよ~。

"習慣と信頼"が重要な言葉として何度も出てきますが、なんとも難しく。。重いことだなぁ。。と思いますね。

さて。。折角打ち込んだものの、一回消えてしまったので(泣)、モーレツに簡単な感想ですが
この映画に関しては、原作もスゴく面白いので、観終わった後にでも、ゼヒ読んでみると良いと思うな。
また違った感想を持つことができるんじゃないかなぁ。


(500)日のサマー

2010-02-09 | 映画

映画『(500)日のサマー』を観てきました。

冒頭の「恋愛映画ではない」というナレーション。。確かに。。
この物語は主人公トムの空想であり妄想でしかないのでした。。あぁ。。

しかし、ヒロインのサマー。。思わせ振りもいいとこじゃないか~。。
でも本人は「このままじゃダメなの?」と悪気はないし、思ったまま我が道を行くタイプで。
ビートルズでは「(1番人気が無いから)リンゴが好き」とか言っちゃう感覚の持ち主だし。

絶対イケるって思っちゃうようなこと平気でやっちゃってるのにね。。この小悪魔め!
それにしてもトムったら。。一方通行にも程があります。。あぁ悲しい。。(笑)。

トムが働く会社へアシスタントとして入社してきたサマーに、トムは一目惚れしてしまうのですが。。
話すキッカケになったのがトムのヘッドフォンから漏れてきたスミスの曲にサマーが反応するという。。
「あたしもスミス好きよ。。」って。。ロマンチックやないかーい!(笑)。

そしてトムの500日の妄想が始まるんですがね。
まぁ、妄想というか、んー。。恋愛だと思っているのはホントにトムだけだったのかなぁ。。

てかね、IKEAで走り回っておウチごっこするってなに?(笑)。

さて、この映画、あるところの音楽に精通している方なら判る小ネタが満載でスゴく楽しい!
サマーが、卒業アルバムにベルセバの歌詞を引用しただとか、トムのTシャツがジョイ・ディヴィジョンだったり!
そして部屋に飾ってあるレコードがジーザス&メリーチェインの1st!!キューン!
細かい小物使いがサイコーです。
大好きな映画『ハイ・フィディリティ』に通じるものもあるなぁ。

会社のカラオケ大会(笑)では、ピクシーズの"Here Comes Your Men"だし!この曲大好き~!
トムが失恋で打ちのめされ、他の女の子とデートしたとき(サイテー)、いかにサマーが素敵かを語り
泥酔でカラオケ(またか)!。。選曲はクラッシュの"Train In Vain"だったり!。。あぁ。。泣ける。。

映像というか編集はミュージックビデオ出身の監督とのことで、結構凝ってましたよ。
初めてサマーと一夜を共にした翌日、脳内のウキウキ度をミュージカル風に演出してるのがスゴくいい!
ホール&オーツなんかも流れてて素敵な映画だよねぇ。

それにしても最後のオチ。。いいね~!そして季節は変わるって感じ。


パイレーツ・ロック

2009-10-27 | 映画

映画『パイレーツ・ロック』を観てきました。

あたくし、リチャード・カーティスの監督デビュー作『ラブ・アクチュアリー』は未見だす。
脚本家として 『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』などが有名ですが。。
それらも唯一観たのは『ブリジット・ジョーンズの日記』くらいで、彼のことはほぼ知らんのです。

てか、監督、作風とか今回どーでもな感じで(笑)、単純に60年代のブリティッシュ・ロックとポップ・カルチャーに興味があったわけね。
まぁ。。この手の映画って大体そうゆう感覚で観に行くので、ストーリーについては二の次でイイんですけど(笑)。。

ブリティッシュ・ロック絶頂期の1966年、BBCラジオは"ポップ・ミュージックは1日45分"と制限されていた! 
~規制のかからない船上から24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局と、ロックを規制しようとする政府の攻防を描いたストーリー~

全体の印象としては。。ムリヤリなストーリー展開が気になるというか、やや強引な感じがしましたかね。
題材の割には中途ハンパな感じになってしまったような気はしますが。。

いや、決して面白くなかったわけじゃないんですけどね!(笑)。

個性溢れるDJ陣たちのエピソードは小ネタ満載で笑えるとこいっぱいでしたよ~。
プライベート情報でもスグ、ニュース・フラッシュとして放送されちゃうし、失恋を慰める2人組みはコミカルだし(笑)!
DJなのに、ほとんど言葉を発しないオトコ『深夜のマーク』があたしはツボっす(笑)。
60年代ポップスの歌詞に合わせたエピソードなどにはホロリとさせられましたー。

しかしまぁ。。コメディなんだけど。。ちょっとウットーしく感じる描写も多いかも(笑)。
これはイギリス的ブラック・ユーモアなのだろう。。と思って納得しときましたが。。

とりあえず、キンクスの"All Day And Of The Night"で始まるところでウキウキ度200%!
伝説のDJ、ギャヴィンの登場は、ストーンズ"Jumpin' Jack Flash"で、凄く場面に合ってるよ~!
スローモーションで投げキッス!あたしもあのクールな仕草、見習いたもんです。(笑)。

そいえば。。60年代ファッションてあんなモンなのかなーと少しガッカリしたの~。。
アイライン、バリバリのメイクや、ヘアースタイル、モリモリ(笑)を期待していたんだけど、結構控えめで。。洋服のキュートさもイマイチ。。
アレがリアル60'sの格好かも知れんが。。なんか観ていてあまり時代を感じられなかったんだなぁ。。

でもまぁ、とりあえず、「これでもか!」ってくらい劇中で流れる60年代ミュージックにはゴキゲンになれたのでヨシとしよ(笑)。