翡翠色 オパール色 風の声

おひとりさまの人生 感じて 考えて 味わって(?)
草花とメダカに癒され生きています

はるを信じて

2008-12-13 | 緑を育てる
世界経済の悪化の余波で、日本全体が殺伐としてきた気がします。
気を滅入らせてもいられず、手を打たねばならぬ方も、少なくないのではないのでしょうか。
「冬を乗りきる」という言葉が、これだけリアリティを持って使われた年の瀬は、
私が知る限りでは、今年が一番だと思えます。


こんな時、人の真価は問われるのではないでしょうか。

どう動くか、どう人と接するか、じっと耐えられるか、ふんばれるか。

こんな時だからこそ、仕事で関わりのある会社の姿勢や、人々の態度を、じっくりと見ています。


私自身も、それなりに責任を背負ってやっている仕事があるので、
どうするべきか日々考え、とにかく無茶はせず、なんとか首をひっこめて、
この冬の時期を乗り切ろうとしています。

いつか、必ず冬は終わる筈です。
その事を信じられるのは、長い歴史のうねりと、植物の姿を見ているからです。

植物の力は、本当に凄いです!



  ハイビスカス

夏に虫と闘いながら、次々と真っ赤な花を咲かせ、10月迄、咲き続けていましたが、
冬越しの為、1/3の丈に切り戻しました。

 ⇒ 

虫がにやられ続けないように、葉をみんな刈り取ったのですが・・・



日当りのいい方のベランダに移したら、寒さの中でも、あっと言う間に葉を出しました。
どうやら、ベランダで冬越えできそうです。



 カロライナ・ジャスミン
つり鉢で長く長く茎が伸びてしまっていたので、秋の終わりに行灯に仕立て直しました。
少し遅かったので、心配でしたが・・・

   

すでに花芽がついていて、ほっ。。。

4月には、こんな姿を見せてくれる事でしよう。





 夏には休眠させていた、球根のプランターに、10月の半ばから水をあげました。

 ⇒ 

寒さを喜ぶかのごとく、2ヶ月間で、この成長ぶり。ちょっと植え過ぎは、認めますが、咲くと圧巻です。

   

左の、パセリみたいなのはアネモネの葉。
右は、友人Mちゃん宅の庭から掘りあげ、私の以前の住まいの庭に植え、
更にそこから分球したのを、引っ越しで持った来た水仙。
水仙は、地植えでないと、今ひとつ、花付きがよくないです。
下草のように沢山生えているのは、数年前にホームセンターの見切り品でみつけたムスカリです。
もう増えすぎて、増えすぎて、乾かしてある球根もすごい数になりました。



 母の形見の牡丹です。
枯らさないように、園芸書やネットで調べて、お世話しています。

   

毎年、9月の終わりに、葉を全部切ってしまいます。鉢の縁に1周、置き肥。
水をあげすぎるとよくないというので、冬はやや乾燥気味にしていますが。
もう、花芽が固く出来て来ているんです。
すっごく、楽しみ~~!!

・・・4月には、こんな花が咲くんですよ! 1つが丼くらいありました。




みんな、葉を落としても、ちゃんと春には芽吹き、花を咲かせる姿には、
不確かな事ばかりの日々の中で、何か“確実なもの”を感じさせてくれます。

どんなに寒くても、春のこなかった冬はありません。
冬の寒風の中、じっと固い芽で身を守り、春に向かって力を込める樹木のように、
この世の中の冬の時期を、冷静に乗り切っていければ・・・
そんな風に自分にいい聞かせながら、マフラーに顎を埋めて、仕事に向かうのでした。


      冬には、人の心のあたたかさが、身にしみますねぇ にほんブログ村 その他日記ブログ 40代 日々のできごとへ



「はるまついぶき」 (すごく素敵な映像です)





 とある、オマケ。 この何も出ていな小さな鉢・・・



実は・・・

この鉢には、沢山のイモ虫が眠っています。
秋に、我が家で一番大きなシマトネリコの木の鉢を大きなものに、植え替えようとしたら、
根鉢が崩れて、10匹以上のイモ虫が落ちて来ました。

また、シマトネリコの鉢に戻して、春に葉が食われたりしたら悲しいので、とり除いたのですが、
さてどうしたものか・・・

ゴミとして捨てるには可哀想で、かと言って、近所に埋めてあげられる土のある場所もありません。
マンションの植え込みに入れたら、ふだん不審人物として、通報されてしまいそうです。

思いあぐねて、ちょっと窮屈かも知れませんが、あまっていた鉢に埋めてあげました。
そして、他の鉢と同じように、時々水をあげています。

蝶の幼虫か、蛾の幼虫・・・・!? 
春に美しい蝶が羽を広げたら、なんて素敵な事でしょう・・・

・・・と、ここまで書いて気になり、イモ虫は何になるのかを調べたら・・・


            


どうやら、カナブンかコガネムシになるみたいです・・・ぎゃぎゃ!!
確かに、夏に時々ベランダにいたのを見ました。

コガネムシなら、植物が食べられてしまうらしいです。

ど、どうしよう・・・・




最新の画像もっと見る

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとに今日は寒いです (はづき)
2008-12-14 19:12:34
翠さんちのお花たちが冬を越すための、準備はオーケーですね

夜中に
はるまついぶきの映像何度もリピートしてました。
枯れ葉がちゃんち国の形になってましたね。

殺伐とした日本、このままではどうなってしまうのでしょうね・・


お母様の大事な形見のボタンが
春には、みごとな花を咲かせてくれるのと
平行して
この国、日本にも春が訪れることを
信じたいものです

返信する
越冬 (sora)
2008-12-14 22:54:05
未曽有の大不況。
職と住居を同時になくす人が増えれば、町の治安も悪化するでしょう。
一体日本はどこへ向かおうとしているのでしょう・・・。
冬の間は葉を落とし、一見枯れたように見えても、
春に向けて着々と準備を整える植物のように、
来るべき春に備えて、自分を見失わず、
いつも自分を磨いていきたいですね。
形見のボタンもきれいな花を咲かせますように!
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-12-15 18:29:14
 はづきちゃん、こんにちは!

ハイビスカスは、初めての戸外での越冬なので、ドキドキです。
一応、藤沢に住む友人宅では、庭植えにしているとの事なので、なんとかなりそうかなと。

今回の経済的な冬は、少し長引きそうです。
でも、街路樹の桜も固い芽がもうできている事を発見し、また力強い気持ちになりました。

きっと、花が咲く頃には情勢の先も見えてくると信じたいです。


soraさん、こんにちは!

よく、天中殺とか大殺界とか、人生の冬の時期を占いでは表すようですが、
その時期はよくないのではなく、外に向かってじたばたせず、
自分自身の力をためる時だと教わりました。

せめて今、寒さを凌げる住まいがあれば、その事に感謝をし、
こつこつと少しづつでも前に進んで行きたいですね。
そうすれば、きっと春には大きな花を咲かせられると思うのです。
返信する
今日は空気が冷たい (radgene)
2008-12-15 19:14:51
今日は、凄く冷え込んでいました。
空気が冷たいと、今年初めて感じた日です。

人の心も冷え込んでいるのか、
電車の中ではつまらないことで、文句を言う人がいました。
辛さや怒りの持って行きようが無いのでしょう。

気持ちは分かりますが、この状況の理不尽さに喘いでいるのは、
みな同じなのに…

せめて早く春が来てお花が咲けば、凍えてしまった人の心も融けていくかもしれません。
返信する
世間に関係なく。。 (るちる)
2008-12-15 22:01:47
植物、草木達は、誰に褒められなくても、
芽吹かせ、花を開き、やがて厳しい季節の中でも、
じっと耐え、次の春を待っている。。。

翠さんは、幾つもの種類の草花を育てられているんですね。
牡丹は、圧巻です!本当にびっくりしました^^

他人事ではないニュースを聞く度、
しっかり足下を見なくては。。と。
大殺界。。エネルギーを内に秘めて、
必ず来る、”春”を待つ事にします。
返信する
Unknown (peko)
2008-12-16 05:06:33
そうだよ、雨はいつか止むもの。
この不景気がんばって乗り切りましょう~
(ガソリンが安くなってきてるのがせめてもの救い☆)

丼くらいの大きさのお花、圧巻!
頭が重すぎて倒れないのか心配になる。笑
うちにある胡蝶蘭、もう枯れちゃったので捨てるつもりだったんだけど
りくさんが定期的に水をあげていたら、2年後に蕾がついて
花が咲いたの! あのときは感動したわ~
ほんと、植物の生命力ってすごいよね。

そしていも虫を育てている翠サンがとってもかわいい
コガネムシでないことを祈る!
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-12-16 18:06:31
 radgeneさん、こんにちは!

理不尽・・・本当にそんな感じですね。
私のまわりにも、顔が引きつっている、中小企業の社長が何人かいます。
そして、そこと取引している私も、顔が引きつったりなんかして・・・

人の振り見て、我が身を直す。
人との関わりは、どんな時でも、冷静で丁重でありたいものですね。
気をつけなくちゃ!


 るちるさん、こんにちは!

こんな筈ではなかったのに・・・
いつの間にか、増えてしまった、植物達。
今の住まいは、まわりがビルばかりで、あまりの殺風景さに、つい増やしてしまいました。
それから、長年連れ添っている植木達も大きく育ちましたしね。
以前は、留守にする時に近所の友人に頼んで、水やりに来てもらっていましたが、
今はTちゃんしか頼める人がいないので、夏場は2人で旅行にでかけられないのが難題です。

無茶さえしなければ、大殺界も怖くないですよ。
ちゃんとあけてくれますしね!


pekoさん、こんにちは!

アメリカは、きっともっと大変なのでしょうか。
出口の光が見えて来ませんね。

牡丹は木なので、しっかりしているから、大きな花が咲いても大丈夫ですよ。

胡蝶蘭、咲いたら大感激ですよね!!
うちも2鉢あって、大事に大事に育てています。
あたたかいところ(15℃以上)で、直射日光を避けて、水をあげすぎない事・・・
たぶんこれで来年も咲くと思いますよ。

いも虫君達・・・春になったら、どこかに埋めに行きます
返信する
春は必ず (やく)
2008-12-16 18:54:42
春の来ない冬はない、そうですよね、ほんとうに・・・
人間が、地球や経済が大変と騒いでいても、植物や動物たちは、着々と命を紡いでいるのですね。
きっと人も生き物として体で感じているんだと思います。

心優しい翠さんの、あのイモムシの春も楽しみ!?
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-12-17 13:12:40
 やくさん、こんにちは!

寒さを越えないと咲かない花もあるわけで、なんだか人間の生き様を示唆されているような気分になります。
そう考えると、この世界経済の大嵐も、富と権力の再分配の為に起こった事かも知れないと、
ちらっと思わないでもありません。
なんとか、真面目にコツコツと行きてきた人達が助かるように、
権力者の人達は、ここぞとばかり智慧を出して働いてほしいものです。
みんなが暖かい春に辿り着けるように・・・

芋虫くん達にも、温かいねぐらを探してあげなければ
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。