翡翠色 オパール色 風の声

おひとりさまの人生 感じて 考えて 味わって(?)
草花とメダカに癒され生きています

元彼という存在

2008-09-20 | 女同士のナイショ話
ここ2-3日、昔の写真を物色しておりました。

そこで発見した、10年位前に河口湖で撮った秋のひとコマ。

実は、20代前半の頃につき合っていた元彼に、
十数年の時を経て、ドライブに連れて行ってもらった時のものであります・・・(照)


その昔、新規プロジェクトの立ち上げの為に、地方に出向になった彼、
3ヶ月で帰れる筈が、後任が決まらずに戻れなくなり、夜な夜な電話をしあっていましたが、
遠距離恋愛を続けるには、若くもあり、寂し過ぎて、The END・・・
結局、彼が東京に戻ったのは3年後でしたが、お互いに別の相手との結婚が決まっていました。



            

1980年代。若者がみんな片岡義男に傾倒していた時代。
阿佐ヶ谷の彼のアパートの本棚にも、角川文庫の赤い背表紙がずらっと並んでいて、
その中に「一日じゅう、空を見ていた」という小説がありました。

小説の中身は、ある女性の誕生日に、男性がオープンカーでドライブをプレゼントするというもの。
女性は、助手席をリクライニングにして、ドライブしながら、空を眺め続ける・・・
かなりイカしているでしょ!? 

その小説のようなドライブに連れて行ってあげるね、と言われたまま実現せずに別れたのですが、
十数年の間、彼は覚えていてくれました。

そして、ドライブのお誘い。
オープンカーではないけれど、デートでもなく彼の仕事のついでだけど、
4WDの仕事用の色気の無い車で、秋晴れの河口湖へ、私を連れ出してくれました。

彼の打ち合わせの間、私はカメラを片手に、湖畔を散策・・・・





当然の事ながら、この時、彼には妻子がいました。
私は離婚後で、Tちゃん(現在のパートナー)と出会う前のフリー状態。

もちろんの事ながら、色気のある事は、まったく起こりません。

ただ、河口湖へドライブし、彼は打ち合わせに行き、私は湖畔を散策し、
落ち会ってスパゲティかなんかを食べて、共通の知り合いの消息を噂し合い、
夕方には都内に帰り着きました。

その後も、この彼とは、時々メールの行き来もし、
他の仲間も含めてですが、年に1度位は会う機会があります。





こういうのって、マズイでしょうか・・・? 

良い所も、嫌な所も知り尽くして、もう恋愛の対象にならない元彼。
ある意味、一番気楽な存在だったりもします。

この彼に限らず、昔つきあっていた人や男友達から、時々電話やメールがあります。
たまには飲みに行く事もあるけれど、ホントに単なる男友達。
たぶん、あちらも女の頭勘定に、私は入っていないのだと思います。

ほどよい距離の、色気の無い、気楽ないい関係・・・

でも、その人の奥さんにしてみたら、懐疑心を持つだろうなと思うし、
まったく妬かないTちゃんだって、いい気はしないだろうと思います。


           


逆の立場だったらどうだろう・・・
Tちゃんが、元彼女や元妻と、仲間みんなで会うならいいけれど、2人で会われたら、嫌かなぁ・・・
たまになら、いいのかなぁ・・・
でも私は、落ち着かずに、帰りを待つのに違いありません。


           


男友達としては最高な、20数年前の元彼。
でも、やっぱり会うだけでも、許されないのかもね。

今のパートナーが不愉快に思う事、しちゃいけないよね・・・と、頭では思っています・・・一応。

どう思います?




そりゃあ私にだって、浮いた話の一つくらいありますのよ、おほほのほ にほんブログ村 その他日記ブログ 40代 日々のできごとへ 



この曲を聞くと、遠距離恋愛が壊れる時の、ヒリヒリした気持ちが甦ります・・・



この彼、若き日の緒方拳さんに、ちと似ています。えへへのへ


最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わぁ~ん(涙) (はづき)
2008-09-20 18:16:39
切なく苦かったあのころが蘇えってきました。

元かれの中には、女性としての頭数に入っていない。。。
そうなのでしょうか?

T氏のボーダーラインがどこまでなのでしょ~ね?
でも、きっと翠さんと、信頼しておられるのですよ。ね?

逆を考えたら、そう、嫌よ!寝られずに帰るまで、待ってると思う、そうしてた・・・

返信する
むむむ (けんた)
2008-09-21 00:04:48
この手の話は・・・ホロ苦い思い出も多いので何とも(笑
オイラも元カノとの話はブログで書いた事があるけれど
やましい事が何も無くても、奥さんの事を考えると二人で会うなんて出来ません~(^^;
オレもイヤだしね~

奥さんと出会う前から10年近く友達だった女の子がいたんです。
やましい事は何もなかったけど、その子との事で離婚騒動になりかけた事もありましたし(笑

元恋人と友達付き合い出来たらそれはそれで楽しそうですよね。オレもそう思います。
でも・・・それは奥さんの事を考えるとやっぱり無理(^^;

返信する
はじめまして♪ (connie)
2008-09-21 06:39:46
素敵なBlogですね。
これからも頑張ってください♪
返信する
ん~~~~ユーミン (熟年熟女)
2008-09-21 15:22:58
私もユーミンの歌の中には
思い出がいっぱい!

この年になると元彼とかってより
異性ってより
心の友? ちょっとクサイ・・・ハハハッ!
世の中一人でなんて生きていけないのだし
逢っていけない人なんていないのでは?

逢いたいと思ったら逢えばいいですよ!
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-09-21 15:37:40
 はづきちゃん、こんにちは!

元彼からは、私は女の頭勘定には入ってないと思いますよ。
よく説教とかするし!
元彼に限らず、怪しげな雰囲気になってきた時には、
相手の奥さんとか子供の事を聞いて、ぶち壊しちゃいます。
で、また説教。
女の勘の鋭さ等を、切々と説いております。

Tちゃんと私は、あまりにアホな事ばっかり言い合っているなので、信用以前に、色っぽい話はありえないと思っているんじゃないでしようか。
まぁ、お互い似たような業界で仕事をしていますので、徹夜で異性と仕事をしていても、それどころじゃないのが判っている安心感もあるかもしれません。

このユーミンの曲、久々に聞いて、ちよっとヒリヒリしちゃいました。(照)
みんな、あるよね、きっと、こういう事


 けんたさん、こんにちは!

このトピックスに、男性からの考察は嬉しいですね。
ご家族の事、とても愛して、大切にしていらっしゃるけんたさんですものね。
さすがです!
きっと、娘さんがもう少し大きくなって、けんたさんも、もう少し年を重ねると、幾分、奥さんとの関係も変わるんじゃなかなー、と、私は密かに思いましたよ。
悪い意味じゃないですよ、お互いの信用が強固になると言う意味でね!


 connieさん、いらっしゃいませ!

あれこれ思いついた事を書き綴って、みなさんとのコミュニュケーションの場に出来ればと思っております。
また、遊びにいらして下さいネ。
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-09-21 15:51:41
 熟年熟女さん、こんにちは!

東京は、また雨で、秋の深みに向かっています。

そう! そういう事を言いたかったんですよ~!!
元彼は、何事ももう起こらないからこそ気楽な相手なんですよ~!
口説かれたり、それを断ったり、そして関係がぎくしゃくするのって、嫌なんですよね。
大してモテはしませんが、この年で独身でいると、どうも既婚者の浮気対象になりやすいようで、ホント、厄介です。特に仕事がらみの相手だと、最悪。
同性、異性、それぞれの楽しさがあり、どちらかだけの世界にいるのも、どうもねぇ、と思ってしまいます。

ユーミン、女性心理を言葉に変換する天才ですね!
返信する
Unknown (すず)
2008-09-21 17:22:08
素敵です

翠さんのようにいつまでも魅力的な女性でいたいなぁ~

何年か前に会社の後輩に「女捨ててる」って言われましたが・・・何か

これからも素敵なメッセージ発信してくださいな~

「女」を取り戻しにタイムスリップしてきま~す
返信する
わあ~良いですね~ (早紀)
2008-09-21 17:35:24
 私は異性の親友が成立すると思っているので、会うことは賛成

 ただ、パートナーの性格上、友達が異性か同性かをあやふやにしておくことも一つだと思ふのよね~うちはすごく焼きもち焼きなので男性の友人の話はあまりしないようにしています
 仕事柄、男性からの相談されることが多いけど、信頼のおける女性の友人をお持ちの方は多くないような気がしています
 そうそう、一番古い友人は30年昔の元彼(っていう範疇に入らないくらいの微々たる付き合いですが)さんだな~
返信する
Unknown (みくあ)
2008-09-21 20:35:49
人を好きになる気持ち、人を大事に想う気持ちは理屈ではないですよね。
とても顰蹙をかうコメントかもしれませんが、例えいわゆる不倫のような状況であっても、好きなった順番、出会う順番が違うだけのように思います。
人の出逢いは、やっぱり偶然とは思えない私です(だからと言って不倫を認めている訳ではありませんよ

元彼、元彼の接点は、Tさんが翠さんを信頼していれば問題ないだろうし、元彼の奥さんも、元彼のことを信頼していればOKだと思います。
人それぞれ感じ方が違いますものね。自分のパートナーの性格とかが大きく影響すると思うな。

それでも世界で60億以上の人間が居る中で、自分の人生を深く知ってくれて、自分という存在価値をありのまま認めてくれる人はダイアモンドだと思います。
いえ、そのダイヤよりも輝いているかもね。
人を想う気持ち、大事に想う気持ちは頭ではなく「心で感じるもの」。
だから翠さんには、元彼の存在をこれからも大事にして欲しい・・・そう、個人的には思いました。
お互いに年齢を重ね、多くの経験を重ねることで「人として」付き合える深い関係もきっとあると思います
返信する
Unknown (くろごま)
2008-09-21 22:02:41
多かれ、少なかれ
男であれ、女であれ
独身であれ、既婚であれ、
誰しもがみんなそうなんじゃないかなと思います。
普段は思い出ってパズルみたいにバラバラになってるけど、
心にぽっかり穴が開くと「想い」のピースが
妙にぴったりハマって。
人の心ってそんな風に出来てるんじゃないかなあ。
だからいけないことかどうかはさておき、
欠けたピースをいつも求めてるんだと思いますよ。
あのとき確かに好きだった人の面影。
翠さ~ん、秋ですね(^^)

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。